TOEICリスニングで満点を取るには?おすすめの勉強方法を紹介
英語を学ぶ方の多くが受験するTOEIC。みなさんは満足のいく点数を取れているでしょうか?
今回は、TOEICのリスニングパートで満点を取るための勉強方法をお伝えします。
TOEICリスニングパートの概要
まずはTOEICのリスニングパートに関して、分析していきましょう。TOEICは以下の4つのパートに分かれていて、人によって苦手とするパートは様々かと思います。
Part1 写真描写
写真描写を得点源と考えている方も多いのではないでしょうか?このパートでは、音声を聞いて、写真をより正しく説明している選択肢を選びます。
聞き逃しさえなければ、満点を取るのも難しくはありません。ただし、ひっかけ問題もあるので、油断せずしっかり集中しましょう。
Part2 応答問題
Part2は短文の会話や質問に対して、適切な答えを選択する問題です。こちらも文章自体は短いので、集中して聞ければそれほど難易度は高くありません。
疑問詞をしっかり聞き取ることがPart2のコツです。
Part3 対話問題
2,3人の会話をもとに設問に回答します。1度の会話で計3問出題されるので、会話の流れ全体を把握する必要があります。Part3からリスニングの得意不得意で得点差が出てくるかもしれません。
Part4 説明文問題
Part4は1人の話をもとに回答します。設問は3つで、場所を特定したり、この話の後の展開を推測したりとより複雑なものが出題されます。ここでもやはり話の流れ全体をしっかり把握する必要があるので、集中して聞きましょう。
TOEICのリスニングは難しい?
それでは、TOEICのリスニングのレベルは難しいのでしょうか?
難易度は高くない!
結論から言うとTOEICのリスニングはそれほど難しくありません。音声は短文のものが多いですし、会話のスピードもネイティブ同士の会話と比べると遅いです。
また、使われる単語のレベルもそれほど高くないため、慣れてしまえば聞き取りは容易と言えるでしょう。
日本人はリスニングの方が点数が高い
さらに、日本人のTOEICスコアを見てみると、リーディングパートの平均点が259点であるのに対して、リスニングパートは315点。リスニングの方が50点以上も高いのです。
英語が聞き取れない理由
それではなぜリスニングで高得点を取ることが難しいのでしょうか?それには、いくつかの理由が考えられます。
- 英語を聞くことに慣れていない
- 長時間英語を聞き続ける集中力がない
- 単語を思い出そうとして気付いたら次の問題に進んでいた
思い当たる節がある人も多いかと思います。こう言われると、自分の能力不足というよりも、英語に対する姿勢の問題だと思いませんか?
TOEICのリスニングパートは、点数を伸ばしやすいと言われています。
次項でリスニングの勉強方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
TOEICリスニングで満点を取るには
ここまで読んで、なんとなくTOEICのリスニングで点数が取れない理由がご理解いただけたでしょうか?
最後に、リスニングパートで高得点を取得するための勉強方法を紹介します。
リスニングのコツを知る
TOEICはよくコツでスコアアップできると言われます。毎回、ある程度決まった問題傾向なので、効率的な問題の解き方があるのです。TOEICリスニングのコツを知って、スコアアップに繋げましょう。
具体的には、次のようなコツがあげられます。
必ず問題文・写真に最初に目を通す
各設問の前に、必ず例題が流れます。またPart3,4では、設問や選択肢は印刷されていますが、読み上げもされます。答えが分かり次第回答すれば、読み上げの時間はスキマ時間になりますよね。こういった時間を使って、問題文や写真に目を通しましょう。
Part1の写真は人の動作や物を確認します。男性が立っているとか、大きな車があるとか、その程度で構いません。ちなみに印刷は白黒なので、色に関する問いはほぼないので、気にしなくて大丈夫です。
Part3,4は設問の5W1Hと、主語の性別を確認します。男女の会話の場合がほとんどなので、主語を確認するだけでも大きなヒントになります。
英語を一言一句聞き取ろうとしない
リスニングを苦手とする人の中には、英語を全て聞き取ろうとする人がいます。すごくいい心がけなのですが、1度しかチャンスがないTOEICでは、その意識が逆効果になってしまう可能性があります。
「なんだか聞いたことがあるけど、意味はなんだったっけ…?」と考えている間にも、会話は続きます。その結果、重要なところが聞き取れないという結果になってしまうのです。
それよりも理解度は6割でもいいので、その会話の場面を想像すると、聞き取れなかった部分も想像で補えるようになります。
想像力を働かせる
英語を聞きながら想像力を働かせる、と言われると難しく感じるかもしれませんね。
しかし、一番難しいとされるPart4では、英語音声の前に”refer to the following telephone message.(電話の伝言に関するもの)”のように、場面設定を教えてくれます。
これを参考にして、今自分が何を聞いているのかを想像しながら聞くと内容がすんなりと頭に入ってきます。
シャドーイングやディクテーションを行う
リスニングに特化した勉強法もあります。英語を学習している方であれば、シャドーイングやディクテーションといった勉強法を聞いたことがある、もしくはすでにやっている人もいるかもしれません。
これらの勉強方法は英語音声を聞きながら、聞こえた通りに書き取る(ディクテーション)、もしくは発音する(シャドーイング)というものです。
英語音声の特徴を理解する上でとても有用な勉強法とされています。日本語はどの単語も母音で終わりますが、英語の場合は子音で終わることもあります。リスニングで日本人を惑わすのがリンキングという現象です。
単語が子音で終わり、次の単語が母音から始まる場合、その音が繋がる現象のことで、日本語にはこれがありません。
シャドーイングやディクテーションを行うことで、このリンキングを意識することができるようになります。
英語に触れる機会を増やす
日本に住んでいれば、日常生活で英語に触れることはほぼありません。そのため、意識して英語に触れる機会を作る必要があります。
スマホの言語設定を英語にする、映画は洋画を観る、好きな海外アーティストを見つけるなど、小さなことからでも大丈夫です。とにかく意識的に自分の周りを英語でいっぱいにしてみましょう。
可能であれば、外国人の友人を見つけられればベストです。インプットするだけでなく、自分の言葉で伝えるアウトプットも行うことで、総合的な英語力の強化を図ることができますよ。
リスニング力をつけるなら、実際の英語を聞こう
リスニングに特化した教材を活用しての勉強もいいですが、リスニング力をつけるなら、やはり1番は生の英語を聞くことです。外国人の友人を見つけることが難しいようであれば、オンライン英会話を活用してみてはいかがでしょうか?
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