翻訳家になるには?必要な資格から翻訳家になる方法までご紹介
英語を勉強していて、「翻訳に挑戦してみたい!」「翻訳を仕事にしてみたい!」と思ったことはありませんか?
翻訳を仕事にしたい場合、資格を取得することが必要な場合があります。
それでは、翻訳家になるために必要な資格にはどんなものがあるでしょうか?
本記事では、翻訳家におすすめの資格と翻訳家になる方法を詳しくご紹介します。
翻訳家に資格は必須なのか?
実は、翻訳家になるために必須の資格はありません。
したがって資格を取得していなくても翻訳家になることは可能ですが、客観的に英語力を示す材料として、資格は翻訳の案件を受注するときに大きな武器になります。
次のパートでは、翻訳家におすすめの資格を8つ紹介します。
ぜひ最後までお読みいただき、興味のある資格にチャレンジしてみてください!
翻訳家におすすめの資格8選
それでは、翻訳家におすすめの資格を見ていきましょう。
JTA公認翻訳専門職資格試験
「JTA公認翻訳専門職資格試験」は一般社団法人・日本翻訳協会が実施している資格で、プロフェッショナルとしての翻訳の能力を総合的に審査・認定する、翻訳専門の資格です。
本試験の3科目(①翻訳文法技能試験、②翻訳IT技能試験、③翻訳マネジメント技能試験)と選択科目(「出版翻訳能力検定試験」又は「ビジネス翻訳能力検定試験」)のすべて2級以上を取得した上で、翻訳実務経験2年の実績審査を通過すると「JTA 公認翻訳専門職」に認定されます。
認定後には、公的な資格証明として履歴書等に記載することができます。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
JTA公認翻訳専門職資格基礎試験
「JTA公認翻訳専門職資格基礎試験」は一般社団法人・日本翻訳協会が実施している資格で、「JTA公認翻訳専門職資格試験」の認定を目指している方や翻訳家を目指している方に向けた資格です。
「英日翻訳」と「英文リライト」の2つのセクションで構成されており、結果は合否で判定されます。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
JTFほんやく検定
「JTFほんやく検定」は一般社団法人・日本翻訳連盟が実施している資格で、「基礎レベル」と「実用レベル」で翻訳の能力を測定する資格です。
実用レベル3級以上の合格者には「翻訳士」の称号が授与され、また2級以上の合格者は「検定合格者リスト」に自己プロフィールを掲載することで仕事の獲得に繋げることができます。
合格後には、公的な資格証明として履歴書等に記載することができます。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
翻訳実務検定「TQE」
翻訳実務検定「TQE」は株式会社サン・フレアが実施している資格で、制限時間内に商品として価値ある訳文を作り出す能力を測定する資格です。
15分野・19科目と幅広い内容が出題され、70点以上のスコアを取得すると「翻訳実務士」として翻訳者登録をすることができます。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
英検
「英検」(実用英語技能検定)は公益財団法人・日本英語検定協会が実施している資格で、4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)の英語力を総合的に測定する資格です。
国内最大級の英語検定試験であり日本では広く知られている資格なので、客観的に英語力を示すことができます。
受験級は1級から5級まで7段階に分かれており、アピールの材料として使用する場合は準1級以上を取得しておきたいところです。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
TOEIC
「TOEIC」は一般社団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会が実施している資格で、「TOEIC® Listening & Reading Test」が代表的な資格です。
結果は合否ではなくスコアで測定され、アピールの材料として使用する場合は800点以上を取得しておきたいところです。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
国連英検
「国連英検」(国際連合公用語英語検定試験)は公益財団法人・日本国際連合協会が実施している資格で、多角度にアピールできる英語検定試験です。
出題内容は国連の活動に沿った幅広いものとなっており、地球上で問題となっているさまざまなトピックに対する深い考えや知識が求められます。
受験級は特A級からC級まで4段階に分かれており、アピールの材料として使用する場合はA級以上を取得しておきたいところです。
英検で準1級以上を取得した後、国連英検のA級以上に挑戦する学習者も多いです。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
技術英検
「技術英検」(技術英語能力検定)は一般社団法人・日本能率協会が実施している資格で、文法的に正確で、かつ「技術英語の3C」(Correct, Clear, Concise)を満たした英語力が求められます。
「文章」に特化した資格であり、また機械翻訳に劣らない英語力を有していることを客観的に示すことができるため、翻訳家として英語力をアピールする材料にはもってこいの資格です。
受験級はプロフェッショナル級から3級まで4段階に分かれており、アピールの材料として使用する場合は1級以上を取得しておきたいところです。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
翻訳家になる方法
ここまで翻訳家におすすめの資格を紹介しましたが、「そもそも翻訳家ってどうしたらなれるの?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは翻訳家になる具体的な方法をご紹介します。
フリーランスの翻訳家として仕事を受注する
翻訳家になる方法の1つ目は、フリーランスの翻訳家として翻訳の仕事を個人で受注することです。
この方法で翻訳の案件を受注する場合、まずクラウドソーシングサイト(「仕事を依頼したい企業・個人」と「仕事を受けたい個人」のマッチングサイト)に登録します。
登録が完了したらサイト内で募集されている案件を確認して、気になる案件に応募します。
応募後、双方の条件が合致したら契約が成立します。
翻訳に特化したクラウドソーシングサイトもありますが、複数ジャンルを取り扱っているサイトでも翻訳の案件を受注することは可能です。
翻訳会社に登録する
翻訳家になる方法の2つ目は、翻訳会社に登録して翻訳の仕事を受注することです。
この方法で翻訳の案件を受注する場合、まず翻訳会社に登録します。
登録が完了したら、サイト内で翻訳者を募集しているユーザーに営業をかける、あるいはプロフィールを確認して声がかかるのを待ちます。
条件を相談し、合致したら契約が成立します。
多くの翻訳会社では、翻訳者の英語レベルを一定以上に保つためにトライアルテストが実施されています。
本記事で紹介した「JTFほんやく検定」や翻訳実務検定「TQE」のように、合格者はトライアルテストなしで登録できる翻訳会社も存在するため、ご自身の状況に応じて登録する翻訳会社を探してみてくださいね。
翻訳関連の求人に応募する
翻訳家になる方法の3つ目は、翻訳関連の求人に応募することです。
この方法で翻訳の案件を受注する場合、翻訳関連の求人が募集されている求人サイトで求人に応募します。
応募後、双方の条件が合致したら契約が成立します。
クラウドソーシングサイトや翻訳会社を利用した方法とは異なり、この方法は長期で翻訳の仕事を獲得できる可能性が高いです。
資格の勉強には「QQ English」
本記事では、翻訳家におすすめの資格と翻訳家になる具体的な方法を紹介してきました。
翻訳家になるために必須の資格はありませんが、資格を取得していると翻訳家として有利な立場を築くことができます。
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