英語で「困る」はどう言う?状況別に適切な表現を覚えよう!
英語で「困る」を表現したい場合、どのような動詞を使ったら良いのかすぐに思いつきますか?
実は日本語の「困る」の対訳になるような単語はありません。
そのため困っていることを英語で表現したい場合には、シーン別に異なる表現を使う必要があります。
そこで生活に困るなどの状況別に利用できる英語表現を紹介していきます。
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「困る」には大きく分けて3種類ある
日本語の「困る」を的確に表す英語の動詞は存在していないため、「どのように困っているのか」もしくは「何に困っているのか」という状況に応じて表現を使い分ける必要があります。
状況別に「困る」を表す表現を紹介していきます。
「分からなくて・悩みがあって」困っている
「困っている」パターンの1つに、「手順がわからない」もしくは「どうしたらよいのか分からない」など、何か分からないことがあって困っている場合があります。
そのような状況を説明する英語表現として利用できるのが以下のフレーズです。
・I don’t know what to do.
(どうしたらよいのか分かりません。 / どうしたらよいのか分からなくて困っています。)
とりあえず困っている時に利用できる表現なので、覚えておくと役に立ちます。
また、この表現は以下のように他に言いたいことと組み合わせて利用もできます。
・I don’t know what to do because I have a lot to do.
(やることが多いからどうしたらよいのか分かりません。)
・I lost my smartphone and I don’t know what to do.
(スマホを失くしてどうしたらよいのか分かりません。)
また困っている時にストレートに相手からアドバイスをもらいたい際には、「What should I do?(どうすればよいですか?)」という表現を使うこともできます。
・I forgot my homework. What should I do?
(宿題を忘れました。どうしたらよいですか?)
「問題・トラブルがあって」困っている
問題やトラブルがあって困っている場合には、「problem・trouble・struggle」の3つの「トラブル・問題」を意味する単語を使った表現があります。
例えば「problem」には、以下のような表現があります。
・I have a problem.
(問題があります。 / 問題があって困っています。)
・There is a problem that I have with my family.
(家族のことで抱えている問題があります。)
また、同じ「問題」を表す英語表現でも、「problem」は単に「問題」そのもののみを示しますが、「trouble」はすでに問題が起きている状態を示す英語表現です。
また「have trouble ~ing」で「~するのに困っている」を意味し、「have trouble living(生活に困る)」のように使われます。
・I am having trouble with money.
(お金に困っています。 / お金のことで問題があります。)
・I have trouble communicating with my seniors at work.
(職場の先輩とコミュニケーションを取るのに困っています。)
そして、「もがく」「あがく」などの意味を持つ「struggle」を使うと、問題に苦しんでいるという意味を表すことができます。
「be struggling with~」で「~で非常に困っている」ことを意味し、以下のように使われます。
・I’m struggling with finding a job.
(仕事を見つけるのに苦労しています。)
・I’m struggling with my writing homework.
(作文の宿題で困っています。)
「迷惑・厄介な存在に」困っている
迷惑もしくは厄介な存在に悩まされて「途方に暮れる」、もしくは「非常に困っている」という時に利用できる英語表現の1つが、「I’m at a loss」です。
この表現は、以下のような使い方があります。
・I’m at a loss. We tried everything but nothing worked.
(すべての方法を試したけれどうまくいかず、非常に困っています。)
・I’m at a loss. My flight has been canceled.
(乗る予定だったフライトがキャンセルになって途方に暮れています。)
「困った人」「困り顔」と言いたい時は?
「困った人」を示す英語表現として利用できるのが「troublemaker」です。
・He doesn’t realize he’s a troublemaker.
(彼は自分がトラブルメーカーだと気づいていません。)
などの文章で使用できます。
また「困り顔」を表現したいなら、「troubled face」などの表現が適切です。
・Her troubled face made people around her uneasy.
(彼女の困り顔は周囲を不安にさせました。)
さらに「困った」を表現する類語には、「困り眉」「眉をひそめる」などの表現があります。
例えば「frown(眉をしかめる)」、「bend ~’s eyebrow(眉をひそめる)」、「wrinkle ~’s eyebrows(眉をひそめる)」などの表現があげられ、以下のような使い方ができます。
・He was so angry that he frowned at me.
(彼は怒って私に対して眉をしかめました。)
・She bent her eyebrow into a stone-cold glare.
(彼女は眉をひそめ、凍り付くような目をしました。)
・I don’t like the guy who wrinkles his eyebrows.
(眉をひそめる男は好きじゃありません。)
「困難に直面する」など「困る」の関連表現を紹介!
「困難に直面する」と表現したい場合、「face」を利用して表現できます。
・I faced difficult problems in this work.
(仕事で難しい問題に直面しました。)
・They faced an unexpected situation.
(彼らは思いがけない事態に直面しました。)
さらに「困難に打ち勝つ」は、「overcome」を使って表せます。
「overcome」は「打ち勝つ」という意味で、「overcome difficulty」で「困難に打ち勝つ」となります。
・I overcame the difficulty.
(私は困難に打ち勝ちました。)
・Thanks to his advice, I overcame difficulties.
(彼のアドバイスのおかげで困難に打ち勝てました。)
ほかにも「困難をまねく」を意味する英語表現として「bring trouble」があります。
・She brought trouble to herself.
(彼女は自分自身で困難をまねきました。)
まとめ:「困る」を意味する英語表現を考えよう
日本語で「困る」という動詞があることから、「困る」を意味する英単語があると思う方もいるかもしれません。
しかし「困る」の対訳となる英単語はないため、困っている状況に合わせて表現を使い分ける必要があります。
状況別によく使われる表現を押さえておけば、シチュエーションごとに適した表現が使用できます。
例文を参考にしながら、状況に合った英語表現を使いましょう。
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