間違えやすい英文法「used to doとwas ~ing」の違いとは?5つの例文で解説
今回は教科書のありきたりな例文ではなく、日常生活でより起こりそうな例文で紹介しながら、間違えやすい英文法の代名詞である「used to doとwas ~ing」の違いを解説していきたいと思います。
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「used to do」の意味
「used to do」は「以前は〇〇をやっていた」と言う、「以前」何かをしていた時の事を説明する時に使われます。
「以前この仕事をしていた」や「以前この人と付き合っていた」など、日常生活で自分の過去の行動について頻繁に使われるとても大切な言葉です。
中には「use to do」と使われる事もあり、間違いではありませんが、ほとんどの場合が「used to do」で発音は「use to do」の場合が多いので少し混乱しますが、あまり硬く考えずに使ってみてください。
「was ~ing」の意味
「was ~ing」は、過去進行形で「~していた」と言う過去の事を説明する時に使われます。
「I was working」で「私は働いていた」の様に使う事ができますが、この様に「働いていた」と「was ~ing」を使う場合は、その前に、何に対して「働いていた」のか文章の前後で説明する必要があるので「used to do」の「以前」とは異なるシチュエーションで使われます。
会話では説明が前後で無くてもシチュエーションで分かる場合も多くあります。
「used to do」と「was ~ing」のシチュエーション
「used to do」と「was ~ing」の違いを見たところで、次にそれぞれ日常会話で使われるシチュエーションを紹介していきます。
例文と一緒に紹介するので、ご自身の日常生活と合わせて覚えてみてください。
「used to do」のシチュエーション
1.「I used to work at 〇〇.」
この意味は「私は以前〇〇で働いていた。」です。
社会に出ると、初めて会う人や友達との会話で仕事の話は頻繁に出て来るので、その時によく使われます。これを覚えておくと、自分が以前どの様な仕事、就いていたのかで会話が進むので、とても便利です。
2. 「I used to date her/him.」
この文章は「私は以前彼女・彼とデートしていた。」です。
日本語でも友達同士などで誰と付き合っていたかやデートしていたかなど話すと思いますが、同じ様に会話の話題が元パートナーだった時などに頻繁に使われます。
英会話での友達作りでは、恋話はとても会話が弾みやすいのでぜひ使って欲しい一文です。
3. 「I used to live in 〇〇.」
この意味は「私は以前〇〇に住んでいた。」です。
海外に行くとよくある質問が「Where are you from?」で「どこから来たの?」で、そこから「以前そこに住んでいたよ」などと会話が進む事が多くあります。
また、ある場所について話している時などにも「そこに住んでいた事あるよ」と伝える時などにも使います。
4. 「I used to be a huge fan of 〇〇.」
この意味は、「私は以前〇〇の大ファンだったよ。」です。
有名人や歌手、アーティストなどの話をしている時に、今はそこまでファンではなくても、「あの時は大ファンだったな」と以前自分がファンだった人物の話になった時に使われます。
好きな有名人の話はどの国でも友人同士て頻繁に話題になるので、覚えておくと基本的な英会話だけでなく、楽しい会話も生み出すことができます。
5. 「I used to be a nice person.」
この文章は「私は以前良い人だった。」です。少しネガティブな意味ですが、日本語でも英語でも日常で人の愚痴や日常の不満は言いたくなるものです。
そこでこの文章は「I used to be nice person, but I stopped being nice.」で「私は以前良い人だったけど、もう良くなるのはやめた。」と人に対して良い事をしてもマイナスしか返ってこない不満に対して使われます。
例としてはレストランでウェイトレスがお客様に対しての不満を言いたい時、先生が優しくしていたのに生徒が見下し始めたので厳しい人になった時など、以前は優しかったのに何かがきっかけで優しくするのを辞めた時に使われます。
意外と多く使われるので何か人に対して文句言いたい時などに使ってみてください。
「was ~ing」のシチュエーション
1. 「My cat was hiding because she did not like strangers.」
この文章は「私の猫は知らない人が嫌いだから隠れていました。」です。
猫を飼っている友達の家に行った時などに、後で友達が「猫ちゃんは隠れていたんだー」と言う様によく使われます。知らない人が来ると隠れる飼い猫のシチュエーションは良くあるので覚えておくと便利です。
また、「猫」の部分を「子供」などにしても「恥ずかしがり屋の子供が隠れていた」とも使えます。
2. 「I was sleeping when you called me.」
この文章は「あなたが私に電話をかけてきた時、私は寝ていました。」です。
よくある日常会話の一例で、「ごめんね、さっきは寝ていたんだ」と謝る時などにも使われます。特にメールや電話をかけ直す時に使われるので英会話ではとても取り入れやすい例文です。
3. 「My friend was crying after you left her.」
この文章は、「私の友達はあなたが出て行った後泣いていたよ。」です。これは友達に対してや子供に対しても使えます。
この文章では、例えば友達の恋人が出て行ってしまった時、友達が泣いていたと言うシチュエーションでも使えますし、喧嘩で出て行った時などにも使えます。
子供の場合、楽しい時間だったのに帰ってしまった人に対して泣いているシチュエーションで使えます。
4. 「I was having so much fun last night!」
この文章は「私は昨晩すごく楽しんでいたよ!」です。
若者などでナイトクラブやバー、日本で言う飲み会などへ行った時などに使われます。「昨日はどうだった?」と聞いて来た友達などに対して返事としてよく使われます。
また、来なかった友達に対して「I wish you were here because we were having so much fun.」で「私達はとても楽しんでいたからあなたがいたら良かったな」と言うシチュエーションでも使う事ができます。
5. 「He was just teaching me how to use this.」
この文章は「彼はただ私にこれの使い方を教えてくれていただけ。」です。
これはどのシチュエーションで使われるかと言うと、周りから見たら文章に出てくる「彼」は周りに悪い人に見え、心配される事に対して「大丈夫、彼は安全な人です」と説明する時に使われます。
海外では見知らぬ人がセクハラや怪しい行動などをしているのではと一緒にいる女性(男性の場合もあり)を心配するケースが多くあるので、この様に安全だと言う事を証明するのにはとても便利な一文です。
否定形と疑問形の違い
「used to be」と「was ~ing」は、両方とも否定形と疑問形があります。
英文法では両方習う事がほとんどですが、特に「used to be」の否定形は英会話ではあまり使われないので、あまり難しく考えずに例文を参考にして頭に入れてみてください。
否定形:
否定形は、「used to do」と「was ~ing」の文章を否定する時に使われます。
例えば、「You used to smoke cigarettes.」で「あなたは以前タバコを吸っていた。」を否定文に変える場合、「You did not smoke cigarettes.」で「あなたは以前タバコを吸っていなかった。」と変えます。
「was ~ing」の時も同じで、「was」を「was not」に変える事によって否定ぶんになります。
(あなたは以前タバコを吸っていなかった。)
2. She was not drinking last night.
(彼女は昨晩お酒を飲んでいなかった。)
疑問形:
疑問形は単純に疑問文として使われます。
「以前〜をしていましたか?」や「〜をしていましたか?」を「used to do」と「was ~ing」を使って疑問文を作ります。
「was ~ing」の疑問文は簡単で「was」を文頭に持ってくるだけで作れますが、「used to do」の場合は、「used」が文頭に来るのではなく、「do」の過去形「did」が来ます。
(あなたは以前タバコを吸っていましたか?)
2. Was she drinking last night?
(彼女は昨晩お酒を飲んでいましたか?)
否定文と疑問文の違いを分かりやすくするために、例文の内容を同じものにしました。
太字のところが否定形と疑問形で変わってくるポイントなので、頭に入れておいてください。
間違いを恐れずに使ってみる
今回は「used to be」と「was ~ing」の違いと使われるシチュエーションを紹介しました。
一番大切なのは、例文を見た時に、このシチュエーションは自分の生活で起こり得ない、と感じた時に、それでは自分の生活だったらどの様な事が起こるだろうかと考え、そこに単語を当てはめてみると、頭に入りやすくなります。
1日の終わりに、今日起こった事について疑問文や否定文を作って見たり、「used to do」と「was ~ing」で文章を作ってみてください。
インプットした後は、アウトプットが大切です。
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