英語未来形"will"と"be going to"の違いは?使い方を解説!
こんにちは!QQEnglishスタッフのTakaです。
英語の未来表現と聞いてまず思い浮かぶのは、willとbe going toの二つではないでしょうか。
それぞれの違いを知っている方もいるとは思いますが、中には正確にどう使い分けて良いか分からないといった方もいることでしょう。
この二つの表現の違いを曖昧に覚えていると、間違った使い方をしてしまって、時に不自然な言い方になってしまうこともあります。
そこで今回は、この英語の未来表現の二大巨頭である、willとbe going toの意味や使い方の違いを掘り下げて考え、自分の言いたい内容に適切な表現方法を使えるようにしてみましょう。
willとbe going toの違い
まずは未来表現willとbe going toを使った例文をみてみましょう。
① I will join the party.
② I’m going to join the party.
この例文を訳すとどんな意味になるでしょうか?
どちらも「パーティーに参加する」という意味ですが、その時の状況によって使い方が違ってきます。その違いは何でしょう。
その場で決めたときは「will」を使う
① I will join the party.
「will」は会話をしていてその時に決めたことを言うときにつかいます。この場合、その場でパーティーに参加することを決めたことになります。
「will」は助動詞であり、「~するつもり、~だろう」という覚え方をしている方も多いでしょう。
willには名詞で「意思」という意味があります。ですので、その場で瞬間的に「自分の意志でその先を決定した」ということになります。
既に決めていたときは「be going to」を使う
② I’m going to go to the party.
「be going to」を使う時は既に決めていたときに使います。ですので、以前よりパーティーに参加することを決めていたということになります。
「be going to」を「~する予定」や「~しそう」などといった覚え方をしていることがよくありますが、今回はもう少し深く掘り下げて、be going toのイメージについて理解してみましょう。
「be going to」にはbe+goingが使われていますね。現在進行形を学習した際に見覚えのある形だと思います。
Goは行くという意味ですから、何かに向けて進んでいることを表すイメージがあります。
この後ろにくる「to + 動詞」の「〜すること」という動作や行動、状況に向かって「もう~することが進んでいる」という感覚で覚えておくとよいでしょう。
willはこんなときにも使う
申し出るとき
誰かに「~するよ」と申し出をするときに使えます。
A: I have to clean my room. (部屋を掃除しないといけないんだ。)
B: I’ll help you.(手伝うよ。)
相手が部屋を掃除しないといけないと言っているのを聞いて、私も手伝うよと申し出をしているので「will」を使えます。
同意するとき
「~してくれる?」と聞かれたときに「いいよ、やるよ!」と同意をするときに使えます。
A: Can you pass me the salt ? (塩とってくれる?)
B: Sure,I’ll give it to you.(いいよ、渡すね。)
塩をとってくれる?と聞かれて渡すことに対して同意しているので「will」を使って表すことができます。
何かをお願いするとき
そのときの状況から判断して、これから起こりうることを予測できるときに使えます。
The sky is getting dark. It’s going to rain.
(空が暗くなってきた。雨が降るだろう。)
空を見て雲が多くなり暗くなってくると、雨が降ってきそうだな。と予測することができますよね。その時の状況を見て予測することができたので「be going to」を使って表しています。
be going toはこんなときにも使う
そのときの状況から判断して、これから起こりうることを予測できるときに使えます。
The sky is getting dark. It’s going to rain.
(空が暗くなってきた。雨が降るだろう。)
空を見て雲が多くなり暗くなってくると、雨が降ってきそうだな。と予測することができますよね。その時の状況を見て予測することができたので「be going to」を使って表しています。
まとめ
ここで「willとbe going to」の違いをまとめていきます。
will
- その場で決めたとき
- 申し出る、同意、約束、何かをお願いするとき
be going to
- 既に決めていたとき
- 状況から判断して、起こりうることを予測できるとき
このような違いがあります。
さて、「will」と「be going to」には微妙なニュアンスや意味の違いがあることを理解していただけたでしょうか。
学校では未来を表す表現は「willとbe going to」を使えばよいと習いましたが、実際に海外でネイティブの会話を聞いていると「will」と「be going to」を使い分けしています。
私の失敗談
余談ですが、私はどちらを使ってもよいと思っていたので、未来を表すときには好きな方を使っていましたが、会話をしていると何か違和感を感じるようになりました。
後に使い方が違うことを知り、使い分けをしないと相手に伝わるニュアンスが少し違うことに気付きました。
ある日ネイティブの友人と一緒にいるとき、その友人が家の鍵を床に落としました。
私は「I’m going to get the key.」(鍵を拾うよ。)と言いました。
その時友達は「?」という感じでしたが、「Thanks!」と言ってくれました。
ただ私はそこで違和感を感じ、後に使い分けを知り納得しました。
この状況はそのときに決めたことだから「will」を使って「I’ll get the key.」というのが正しかったのです。
「I’m going to get the key.」だともともと拾うことを決めていたという意味になるので会話的におかしいですよね。
まるで鍵を落とすことを予知していて拾うと言っているようで後で笑ったのを覚えています。
使い分けが分かると自分の言いたいことをうまく表現でき、相手が言っているニュアンスも理解ができます。
これからもこの違いを意識して「willとbe going to」を使ってみてくださいね。
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