YouTubeから学ぶ英語表現③!大谷選手に寄せられたポジティブなコメント
世界中の大谷ファンから寄せられたコメントを拾い、英語らしい表現を解説する第3弾!
今回も日常会話で使えそうなものを中心にお送りします。
DOUBLE OVERTIME SWING-OFF! Juan Soto and Shohei Ohtani put on a Home Run Derby BATTLE FOR THE AGES!
https://www.youtube.com/watch?v=e9BX1miwXus
↑YouTube動画からいくつかの表現を分析してみます。
The sky is the limit! (可能性は無限大!)
いかにも英語らしい表現で、色々な場面で頻繁に見かけます。人に対して使われることが多く、その人の成長や成功、目標などに対して、いくらでも未来があるとか、可能性が秘めているという意味合いで使います。
諦めないで挑戦し続けよう!という、励ます時にも使えますね。
なぜ “The sky(空)が、the limit(限界)なのか?と不思議に思いませんか?
空は無限で果てしないものだから、限界があるわけない。しかし、the limit(限界)がthe sky(無限のもの)であると捉えれば、極限はない、つまり無限大ということになります。遠まわしに意味を強調しているのが、この The sky is the limit です。
(入団テストを受けてみなよ!あきらめるな。可能性は果てしないぞ!)
*try out:上の例文のように入団テストを受けるとか、資格や適性を図るようなときに使うことが多いです。
“try”は軽い気持ちや状況でちょっとやってみようという感覚です。
Nothing to lose(失うものなんて何もない、ダメ元でやってみよう。)
このままの表現だけで使うことも多いです。
または文にする場合、You have nothing to lose.(直訳:失うものは持っていない。)
上のThe sky is the limit. と少しニュアンスは違いますが、一緒に覚えておくと良いかもしれません。自分に言い聞かせたり、他人が落ち込んでいる時にも、うまくこの2つの表現を使いこなせれば素敵ですね。
I’ve got nothing to lose anyway.
(成績が悪くても気にしないから、テスト勉強はしないと思う。もう失うものはないんだしさっ!)
*I’ve gotとI have は同じです。ネイティブはI have gotのような完了形を使うことが多いように思います。
I have は今現在持っている。I’ve gotというと、色々なことが過去にはあり、その結果、今現在の状況であるような感覚と言ったらいいでしょうか。
(だまされたと思って彼女と会ってみたら?)
*go out with 付き合う。デートをする。これは知っている方も多いでしょうか。
*“だまされたと思って”という言い方をよくします。
“だまされたとしても、失うものは別にない”、”期待しない“感じで、nothing to loseも使えます。
Am I the only one that~ (~に気づいたのって私だけ?(じゃないよね?))
大谷選手って本当にすごいよね。(イケてるよね。)
かなり意訳ですが、興奮のあまり、自分の感じていることがおかしくないか?という意味。
他人に同意を求めるような感じでしょうか。
この表現は、衝撃的な光景を見た時など、それって本当だったのか幻だったのか?など、自分の目を疑いながら他人に確認するような感じです。
それに気づいたのは私だけなのか?いやそんなはずはないといった、反語的な表現として使われます。
(彼が教室から抜け出すのに気づいたのって、私だけじゃないよね?)
*sneakは“こっそり~する” sneak out=こっそり出る、sneak in=こっそり入る
(あの子が変人(変わり者)だって思ってるの、私だけじゃないよね。)
*weird:人に対してだけでなく、モノや状況に対しても使います。
That’s weird. (それって何か変じゃない?)
コメント英語より
*lmao=laugh my ass off (爆笑!) 笑笑を意味するlol (laugh out loud)よりももっと強烈な感じです。
*Assは少々えげつない表現にはなりますが、お尻(ケツ)というスラングです。
*blast off は“ロケット発射”
つまりお尻が浮いちゃうくらい大興奮、爆笑だという意味でlmaoが使われます。
(あのパーティー、超楽しかった!)
Bring~back into my life (~に興味・関心が復活する)
大谷選手のおかげで、また野球が好きになったよ。
Backは戻るという概念があるので、イメージはつきやすいです。
人+bring~=人が~以下のことを持ってくる(もたらす)。~をさせるようにする。
使役動詞のような使い方ですね。
(また希望をもって人生進むことができそうだよ。ありがとう!)
Lightは“希望の光、望み”と捉え、決まり文句に近い表現で使われることも多いです。
Enjoy every minute of it(一分一秒をかみしめている。終始楽しむ。)
大谷選手はアメリカ文化を体感したいと思っているし、全てを楽しんでいるんだね。
これも決まりきった定番の表現なので、覚えておくと良いでしょう。上の文で、want(s)は現在形なのに、なぜenjoyはis enjoyingと進行形なのでしょうか。
説明するまでもないかもしれませんが、まさに今それを堪能しているという状態が続いているので、is enjoying を使っています。そしてこのevery minute of itが、今まさにこの瞬間も楽しんでいることを表しているので、現在進行形を使います。
(10代(青春時代)を満喫してね。楽しんでね。)
*teenagerは13歳~19歳までの若者に対して使います。
13歳(thirteen)~19歳(nineteen)と最後にteenが使われるからですね。
アメリカetcの子どもたちは、teenager(ティーネージャー)にとても憧れをもっており、特に16歳になるときは、sweet sixteenとして、特別な誕生日として迎えます。
A little bummed (ちょっと残念だな)
最後の20秒でやらかしちゃって、残念だったな!
Be bummed (out)で、がっかりする、へこむ、というスラングで、sadやdisappointedと同じ感じですね。
Bummer:嫌な事柄、出来事
*Chokeの基本的な意味は、息を詰まらせる、呼吸ができない。
他動詞と自動詞の両方の使い方ができます。
ここで使われているchokeは、失敗する。やらかしてしまう。という感じです。
(試合が中止になってしまって、ちょっと残念だな。)
例文② I was bummed to hear that she had left town.
(彼女がこの街を去った(引っ越してしまった)と知って、残念だな。(悲しいな。))
もちろんこのように、little(ちょっと)が無い場合もあります。
Hype somebody up (応援する。勇気づける。)
応援しすぎたESPNのせいだ。
(「何が」とは書かれていないが、“行き過ぎた応援”の余り、大谷が失態をしたことやプレッシャーを受けていたことなどを指していると思われる)
余談になりますが、ESPNはアメリカ大手企業のウォルトディズニー社の傘下にあるスポーツ専門チャンネルですね。そしてこの番組において、大谷選手の通訳云々でジャーナリストが批判されましたね。
Hypeは興奮する、ワクワクする、盛り上がるetcなどの意味のスラングです。
(大谷選手がホームランを打ったので、みんな大興奮だった。)
ここで紹介する“hype人+up”のようになると、人をup(持ち上げる)と考えて、その人を盛り上げさせる、つまり応援するという意味になります。
(ママはとってもポジティブだから、背中をいつも押してくれるの(応援してくれるの)。)
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YouTubeから学ぶ英語表現シリーズはこちら
→YouTubeから学ぶ英語表現① 大谷選手、31号ホームランへのコメントから抜粋
→YouTubeから学ぶ英語表現②大谷選手、ピッチングへのコメントを解説
→YouTubeから学ぶ英語表現④!大谷選手へのコメントを抜粋
→YouTubeから学ぶ英語表現⑤ 英語でフォアボールはなんていうの?