導入事例とインタビュー
武蔵野大学

マンツーマンで「話す量」を増やし、フィールドワークで「度胸」を鍛えた結果、たった数日でリスニング力やスピーキング力の変化を実感!
寺田教授、津吹教授、松井さん(学生)
団体留学を決定された背景について教えてください。

寺田教授
学生たちに世界で活躍してほしいと期待しています。そのためには英語力を最低限、基礎スキルとして身につけてもらいたいというふうに思っています。
私自身英語に苦労してきたので、学生たちにはいい形で身につけてもらいたいなあというのがあります。
今はたくさんの学習手段があり、どんな手段でも時間を割けば身につくとは思います。ただ、できる限り効率的に、いい形で身につけて欲しいと考えた時に、大事になってくるのは「話す量」と「度胸」だと考えています。
特に「度胸」をつけるには、AIや日本人教師との室内レッスンだけでは難しいと思っています。
また、「話す量」にフォーカスすると、グループレッスンでは話す機会が少なく、気が緩むこともあるので、マンツーマンで英語を話さざるを得ない環境を作りたいと思いました。
とはいえ、どこの語学学校で学んでもそうですが、先生と話しているだけでは英語は上達しないと思います。ローカルの人たちと話したり、街中で英語を使ってほしいと考えています。
そうは言っても、たとえばいきなりニューヨークとかでやれって言ってもそんなのハードル高いじゃないですか。
フィリピン人はフレンドリーだし、ちゃんと街中で英語で話せるし、ITパーク内は安心だし...
まとめると「話す量」と「度胸」にフォーカスしたいなと思っています。
喋るためにはマンツーマンのレッスンが必要ですし、度胸をつけるにはオンラインじゃなくてリアルの方がいい、先生とだけじゃなくてローカルの人と話せる、かつ安全な環境が大切ですし、費用面を考えてもQQかなっていうのがあります。
なぜQQEnglishに決めましたか?
他校と比較をしていないので難しいですが、ITパークにあるのは本当にいいですね。
3分2の学生は海外が初めてなんですよね。街の安全・安心感は大事かなと思っていて、ビルの中で宿泊、食事、授業が完結しますし、けど街に出たら普通に店はあるし、人も住んでるし、ナイトマーケットもあるし、安心感のあるチェーン店もあるし。そこで英語を使うこともできますしね。
ITパークという立地を考えると、安全面で心配する必要もないですし、そこがやっぱり一番大きいかなと思います。
留学の目標はなんですか?
最低限、英語力と度胸があればそこからは、自分で学びたいという意思を持って学び始めると思っていて。
留学経験はスタート地点であって、この経験を通して「ちょっと度胸を持ってコミュニケーション取ろうと頑張れば、コミュニケーション取れるんだ!僕にも私にもできるんだ」というふうに思ってもらって、そこからいろんなことに挑戦してもらいたいと思っています。
看護師になりたい、教師になりたいとかなんでもいいんです。スキルとして英語を身につけてそこから自らもっと学びたいと思って学んだり、世界に飛び込んだりして欲しいなと思っています。
僕自身の話ですが、学生の時にロンドンへ留学した際に、当時は散髪屋さんになりたくて、散髪屋に髪を切ってもらってこい、という宿題を課せられたんですね。
そこで電話でアポを取って、さらにはこんな髪型にして欲しいって伝えないといけないんですよ。何話したかとかまでは覚えていないですけど、そういうのをやったっていう経験は覚えているし、なんとか乗り切ったよねとか、苦労した、度胸で何か海外でやり切ったっていうその事実が大事だなと思っていて。
オンライン英会話は、月1万円程でもちろん安いですけど、記憶に残る体験や、現地で現地の人と話して苦労するとか貴重な経験は留学ならではですよね。
そこから自分でもっと勉強するとか、そのままインターンで海外生活をするとか、なんでもいいですがそういった経験を経て、次に繋がるといいなと思います。
TOEICやカランメソッドに対する目標はありますか?
TOEICはやっておくと良いと思っていて、僕自身レベルチェックを兼ねて今でも時折挑戦します。ダイエットと同じで、数字に出てくると励みになるし、モチベーションになりますよね。
英語が得意でないからあえてやりたいとは思わないという学生もいるんです。押し付けがましいけどプログラムに組み込んでそういう学生たちにも挑戦してもらい、しばらく頑張って継続していると、数字で見えて点数が上がってきたりするものなので。
おせっかいでもそんな学生たちの背中押してやるっていうのはやってもいいかなと思います。
今留学を検討している人に向けてメッセージをお願いします。
「話す量」と「度胸」を大事にしたいということで、QQに相談しプログラムを組みました。
滞在期間を長くすれば話せるのは当たり前なんですが、それぞれの学生さんのレベルや目標に合ったプログラムを作っていけばいいのではないかと思います。
本学のプログラムも1つの型として参考になれば良いと思います。フィールドワークを増やしたい、会話量を増やしたり減らしたりしたいとかも相談しながら決めたらいいのではないでしょうか。
あと、海外で語学を学ぶという面でQQよりコスパがいいところは浮かばないですね。
もう一つ、キャパシティに余裕を持って受け入れていただいたのもありがたいです。当初6人だったのが41人になっても受け入れていただいたので。
団体を受け入れていただけるというのもQQの強みですよね。
団体留学を決定された背景について教えてください。

津吹教授
アントレプレナーシップ学科は、必修で2年生の夏休みに海外研修があり、アメリカのシリコンバレーもしくはジャカルタ、シンガポールに行くんですけども。
過去2年やってみて知ったのが、海外・英語圏に行くのが初めてという生徒が多いんだなということでした。
この研修は、英語を使いながら現地の企業から学ぶという授業なんですけど、語学力が不足しているために思った以上のインプットが得られないというケースが散見されていたんですね。
それに初めて海外に行くとなると海外の環境に適応できなかったり、適応するのに時間がかかったりとかしてしまって。
もう少し早い段階で、英語とか語学と向き合う時間があってもいいのではないかと思ったのが始まりです。
もう一つ、大学全体の視点からいうと、1年生全員がフィールドスタディーズという、日本、あるいは世界各地に出て行って、学外活動を通じて何かを学ぶという科目がありまして。
海外フィールドスタディの機会をQQで作ろうと視察にきたところ、ここでの学習を取り入れたいと思い決定に至りました。
語学の習得というよりは英語に慣れるためだったり、英語を使って話すことに対するバリアをなくすことを目的としたいと思っています。
彼らは義務教育の一環で英語を10年くらい勉強しているんですよね。けれどそれでも話せないというのは「ちゃんと話さないといけない」などというマインドの問題ではないかと考えていて。そのバリアを外すというのが一つの目的です。
フィリピン人は友好的で明るい。もちろん文法を教えてくれるけれど、それより会話を楽しむことをクリアしてもらうことができるのではないかなと思っています。
また異文化理解ということで、カオハガン島への訪問のアクティビティを入れています。
机の前で勉強するだけでなく、フィリピンという国、セブ島という街、そこがどういう場所か、そこにはどういう人たちがいるのかを知ることは社会勉強としてとても大切だと考えています。
なぜQQEnglishに決めましたか?
オンラインレッスンと対面(留学)を提供しているところは一つの理由ですね。
留学を終えた後も、オンラインで継続ができますし。先生とは相性がありますから、一度実際に留学で会った先生のレッスンを受けられるのはいいですよね。
また柔軟なサービスを提供しているのもありがたいですね。
ホテルで宿泊だと朝食のみなので夕食も連れて行かないといけない、旅行代理店のような動きをするのは結構大変で、食事も、レッスンも宿も、全部QQさんにお任せできるのは楽ですよね。
現地の人と交流した感想を聞かせてください。
机の上でただ会話するだけではなく、現場・現物を見て感じたことを話すことは大事ですし、英語を話せないながらも伝えようとすることが成長に繋がるのではないかなと感じています。
留学経験が生徒たちのキャリアにどのように影響を与えると思いますか?
選択肢を増やして欲しいというふうに思っています。
海外インターンや短期留学という選択をしてくれたらいいなと思うし、それらを選択するハードルが下がるといいなと。
1年生にはあと学生生活が3年もあるので、今のうちからどんどん海外に出て欲しいなと思っています。
留学の成果は学校全体にどのような影響を与えていると思いますか?
理想論かもしれないですが、今回参加してくれた人たちは、1回目ということもあり、事前の情報量が少ない中で参加してくれているんですよね。フィリピン、セブ島についてもよくわからないし、英語を勉強するってどんな感じかもわからない。
ちょっと違うな、しんどいなって思うこともあるかと思いますが、それも含めての海外経験だと思うんですね。
その経験を周りに伝えることで「興味はあったけど参加しなかった」という生徒たちに刺激を与えてくれるのではないかと考えていますし、海外へ挑戦することのハードルを下げるということのきっかけになったらいいなと思います。
参加された学生の皆様の反応はいかがでしょうか。
正直に話すと生活面、環境や食事、宿泊場所に慣れず大変だという学生もいました。
海外に行っても日本の環境を求めてしまう人がいるじゃないですか。そうじゃないんだよって知ってくれたらいいなと思います。海外に行ってしんどいなと思う人がいなくなるといいですね。
TOEICやカランメソッドを受講していますが今回の留学を通して何か目標はありますか?
TOEICやカランメソッドを受講していますが、本当のところどのカリキュラムでもよかったんです。ただ定量的な目標設定が欲しかったというのがあります。
たとえば、英語の試験で最初100点でした。それから50点UPして150点になりました。というのと、先生とただたくさん話せるようになりました。というのとではモチベーションの持ち方が変わってくると思います。
オンラインと留学があるということにメリットがあると思いますか?
オンラインと留学で同じ先生に教えてもらえることは大きいなと。
先生とは相性があると思うんですよね。オンラインレッスンは対面でのレッスンに比べて自己統制力がないと継続はできないと思うんですよね。
対面で実際に会っている先生とだったら続けられやすいのではないかなと思っています。
今留学を検討している人に向けてメッセージをお願いします。
海外に行かせてみたい親御さん、海外に行ってみたい子どもたちってたくさんいると思うんですよね。
そこで、どこに行けばいいかわからず、オーストラリアに観光で行ってみる。とりあえずアメリカに留学してみる。それって異文化体験としては悪くはないですけど、現地をより深く知るとか、語学としっかりと向き合うということをやった方がいいなと考えています。
別に生涯フィリピンで勉強しなさいとか、フィリピンに住みなさいとかそういうことではなく、海外・英語という苦手意識を持ったり、ハードルを高くしがちなものに対するバリアを外すきっかけの場所としてセブ島、QQでの留学はとてもいいと思っています。
高校、大学とか早い段階でやっておけばその先の選択肢はだいぶ変わるのではないでしょうか。
それにQQは、費用的な面、サービス面(食事や宿泊場所)、日本人経営者であるところ、ITパークにあるというところにおいていいと思います。
QQの企業理念To be the gateway to the worldというのにとても共感していますが、GatewayとしてQQを最初の入り口にするのはとても良いのではないでしょうか。
1日6コマレッスンを受けていかがでしたか?

松井さん
最初は6コマのレッスンはしんどいのでは...と思っていました。マンツーマンに慣れておらず、今まで日本で受けていたような集団授業と違って情報量が多くてやっぱり疲れてしまったのですが、それ以上に終わった後はとても達成感がありました。
大学入学前はインターナショナルスクールに通っていたのですが、留学に行く機会がなかったので、今まで習ってきた英語を実際にフィリピンで使えてよかったです。
フィリピン人の先生との英会話はどうでしたか?
フィリピンの方は訛りがあると聞いていましたが全然気にならなかったです。
あとは、明るい方が多いと聞いていましたが本当にテンションが高い人が多くって。
イメージ通りというよりはイメージ以上でした。
5日間留学を終えていかがでしょうか?
リスニング力が確実に上がっているなと思います。初めのうちはレッスン中何と言っているかわからないとか、知らない単語が出てきてわからないという状況だったのですが、何日か経過した頃、わからない単語が出てきた時にもその単語を聞き取ることができて、「その単語ってどういう意味?」とその場でちゃんと聞くことができて、たった5日間でもちゃんとリスニング力が上がったなという感覚がありました。
カランメソッド、TOEICのレッスンについてどうでしたか?
カランメソッドは、ひたすら英語を話すので最初の頃は結構疲れちゃって。
けどいつの間にか質問された時に言葉が出てきやすくなったなという感覚がありました。地道に英語を声に出し続けることによって日常で活きてきたのはよかったなと感じています。
TOEICのレッスンは、リーディングの問題が衝撃的でした。レッスンを受けているうちに解答形式がわかってくるようになっていて、帰国してからTOEIC受けたらどんな感じかなと楽しみに思っています。
カオハガン島の訪問はいかがでしたか?
島の子どもたちとの交流が一番印象的です。日本の子どもたちよりも人懐っこくて、フレンドリーな子が多いなと思って。こちらが挨拶をするとニコッと笑顔になり、そこから子どもたちから話しかけてくれたり、手を繋いできてくれたりとフィリピン人が明るいのは小さい時からなんだなと思いました。
フィリピンにきて驚いたことはありますか?
シャワーですね。バスタブがないことです。シャワーも冷たくなったり、あったかくなったりしていて、「すごい!これが海外か!」って(笑)
スラム街への訪問はいかがでしたか?
高校時代、国際問題を取り扱う授業が多かったので学ぶ機会はあったのですが。実際に見てみて、習ったものって十分ではなかったなと思ったし、実際に生活を見てみどうやって生きてるんだろう、思っていた以上に過酷な状況にいるんだなと少しネガティブな感情が出てきたところもあります。
けれど、そこにいる人たちは子どもも大人もニコニコしていて、実際の問題とのギャップに驚きました。
留学中に感動した瞬間や学びになった瞬間はありますか?
スラムに行った際にダンスタイムがたくさんあって、「日本の曲で踊ろうよ」とパプリカを歌いながら踊っている子どもたちを見ました。共通の楽しめるものがある空間が面白いなと感じたし、「パプリカ」の歌と子どもたちのダンスがとてもマッチしていてなんだか感動しました。
同じ大学の学生様以外の学生様とお話しする機会はありましたか?
ほとんどなかったです。
グループワークの時に、武蔵野大学の友だちと仲良くなれたので、他の大学生と同じグループになれたらいいなと思いました。
今回の留学経験をどう活かしますか?
ずっと日本で働く、対日本人の仕事に就くのではなく、いろんな文化や様々な世界の人と繋がれる仕事に就きたいと思っています。今回初めての海外で、日本で思い描いていたフィリピンのイメージと実際にフィリピンに来て思ったイメージが違うなと思って。これをきっかけにもっと違う世界を見てみて、自分の視野を広げて、いろんな世界に行ってみたいなと思っています。
英語に対して何か目標はありますか?
リスニング力はだいぶ上がったと思うので、帰国後もリスニング力は落としたくないと思っています。リスニング力を維持してさらにスピーキング力をブラッシュアップさせていきたいと考えています。
ITパークでの留学っていかがでしたか?
セブって結構都会だなと、フィリピンに対するイメージが変わりました。どちらかというとフィリピンというとスラム街の写真を見る機会が多く、発展途上国というイメージが強かったけれど「フィリピンはすごいな」と思うことも結構あり、おしゃれなお店も多いんだなとか、とにかく驚きました。