導入事例とインタビュー
ルネサンス大阪高等学校
「個別対応で広がる学びの可能性」オンライン英会話導入の背景と狙い
ルネサンス大阪高等学校/久保様
オンライン英会話の導入を決めたきっかけを教えてください。
元々一斉授業をしていました。うちの生徒たちは、学力差が広く、小学校から学校に行っていない子から、高校受験をした生徒もいるので、同じレベルの授業を一斉にするのが難しいと感じていました。
もちろん先生がレベルを何段階に分けて授業できるといいのですが、人数の関係上、難しく、生徒それぞれのレベルに合わせて授業ができたらと思い、個別でできるオンライン英会話を探していました。
他社比較をした中でQQEnglishを選んだ決め手は何でしたか?
教師全員がプロであることと、生徒に対するサポート体制が整っているという点ですね。
オンライン英会話導入の目的は何ですか?
導入当時の目的は3つあり、「英語を話す楽しみを知ってもらう」「異文化体験をしてもらう」「英語を喋ることができなくても伝えないといけないという状況の中でノンバーバルコミュニケーション力をつける」です。
あとは、今年から新しいコースの「学習コース」ができて、そのコースでは英検対策として利用しています。
生徒様の反応はいかがでしょうか?
学習コースの生徒たちはコースにすでに英会話レッスンが組み込まれているんですけど、スタンダードコースの生徒たちは、希望制で英会話レッスンを受けています。
苦手な子は頑張ってみようという気持ちで取り組んでいるなという感じです。
生徒たちに受講するかどうかを選択させている時点で、「喋ってみたい」「勉強しないといけない」という思いはあると思います。英語のフレーズの勉強に取り組んだりしているのも見られます。
先生から見て効果は実感できていますか?
英語をまだ苦手だなと感じている生徒は、話せるようになろうと頑張っているし、得意だと思って取り組んでいる生徒も、語彙力をさらに伸ばそうと頑張っています。
机上の問題だと細かいミスを指摘されますが、英会話だと砕けた英語でも伝わります。伝わるという成功体験が生まれているように感じています。また、伝えようとするにあたって英単語をいっぱい知らないといけないと感じるようです。
学習コースの子たちは、英検取得目標にしていて、英検3級と準2級の単語の勉強をしています。3年生には2級を取ろうという目標を持って取り組んでいます。
英語学習に対する意欲に変化はありましたか?
一斉授業をしている時は、教師から提示される問題を解くわけじゃないですか。教師から提示された問題で、分からない問題があると「あー英語苦手だな」って思っちゃうんですよね。
しかしながら、英会話の中で言いたいことが言えない時の、自分の内側から出てくる「分からない」っていう、この分からないの種類は前者と違うと思っていて。
自分の内から出てくる分からないを解決する時、彼らにとって良い学びになっているのではないかなと感じています。
英会話って受験科目でないが、それでも導入した理由は?
異文化理解とノンバーバルコミュニケーションを身につけてほしいと思っています。
もちろん英語は言語だよっていうのは大前提としてあるんですけど…
他の国の人と関わることで、違った視点での物事の考え方とか、違う価値観を知れるじゃないですか。
僕も英会話のレッスンを受けてて、「愛についてどう思いますか?」といった質問をレッスンで聞かれるのですが、そういうのって日本語でもあまり考えないと思うんです。
そういうことを問われたときに「海外ではそういう考え方もあるのか」と、違った視点での物事の考え方とか、違った価値観を知ることができています。
海外の人から見た日本の見え方を話してくれたりとか、違った視点で物事を話してもらえるというのは、僕たち日本人教師が教えていても伝えられない部分ですね。うちには、ALT/ELTがいないので、海外の先生と携われる機会があるっていうのは大きいのかなと思います。