導入事例とインタビュー
浦和南高等学校
オンライン英会話を通じて、生徒たちが英語に自信を持ち、グローバルな視野を広げる
浦和南高等学校/峯岸様
オンライン英会話の導入を決めたきっかけについて
本校は国際交流事業に力を入れている学校です。特徴として、ニュージーランドへの交換留学制度やオーストラリア研修旅行などが挙げられます。春にはニュージーランドから多くの生徒が来校し、一緒に授業を受けたり、生徒宅にホームステイをしたりします。また、コロナ禍が明け、令和5年度から復活した海外研修旅行も大変人気で、本校への入学を決める理由の一つとなっています。そのため、英語学習に力を入れたい生徒が多く集まっています。オンライン英会話を通じて、日本ではなかなか経験できない英会話の機会を増やしたいと考えたことが、本プログラム導入のきっかけです。
令和3年度からQQEnglishを利用させていただいており、日常英会話と旅行英語の2つのカリキュラムを受講しています。学校教育では扱いにくい日常使用向けの表現を学べる点や、言語の使用場面が非常にわかりやすいレッスンが魅力的で、こちらのカリキュラムを選択しました。
QQEnglishオンライン英会話を導入して良かったこと
QQEnglishを導入して良かった点は、マンツーマンでネイティブの講師とレッスンを行えることです。
本校にもALTの講師はおりますが、40人の生徒に対して1人のALTがレッスンを行う形であり、個々の英会話の機会を確保することが難しい状況です。QQEnglishのマンツーマンレッスンでは、生徒が相手の発言を理解し、自分で返答をしなければ会話が成立しないため、緊張感を持って集中して英語学習に取り組むことができます。
また、講師の方々の明るく丁寧な指導も魅力です。フィリピン人の講師は英語が堪能であるだけでなく、英語を第二言語として学んだ経験を持つ点が本校生徒と共通しています。英語を母国語とする講師には理解しにくい、「英語が苦手」という感情に寄り添いながら、明るく楽しい授業をしてくださることが生徒のモチベーション向上につながっています。さらに、生徒がつまずきやすいポイントを的確に把握し、丁寧に指導してくださる点も、生徒のチャレンジ精神を育む一因となっています。
オンライン英会話の効果について
本校は国際交流に力を入れていますが、英語科や国際科があるわけではありません。そのため、英語が苦手な生徒も一定数います。オンライン英会話導入当初は、英会話に消極的な生徒も見受けられました。しかし、レッスンが始まると、前向きで熱心な講師に後押しされ、間違いを恐れずにコミュニケーションを図ろうとする姿勢が見られるようになりました。
英語が得意な生徒に関しては、学校教育で学んだ文法を実際にアウトプットすることで自信をつける様子が見られました。たとえば、ニュージーランドへの事前学習として採用した「旅行英語」のカリキュラムでは、言語の具体的な使用場面を理解し、練習したことが実際の英会話に役立っています。
受験科目にない<英会話>の授業を実施する理由や目的について
グローバル化が進む現代では、英語を使ったコミュニケーションが将来の生活において非常に重要になると考えられます。将来、海外の方と仕事をする機会や日常的なコミュニケーションの機会が増えていく中で、異文化に寛容な視野を持つ生徒に育ってほしいという願いがあります。そのためのツールとして、「英会話の知識」と「間違いを恐れずにコミュニケーションを図る姿勢」を身につけることが、英会話授業導入の最大の目的です。
現在、日本の英語教育は文法重視からコミュニケーション重視へと変化しています。しかし、高校の英語の授業では、大学受験のための文法や読解力向上に多くの時間が割かれてしまいます。限られた時間内で効果的に英語学習を進めるために、外部機関と協力して英会話の機会を提供できることは非常に意義深いと感じています。