中学英語 | 中学一年生で習う英語の文法まとめ
「英語がとても苦手です。中学1年で習う英文法の復習におすすめの英語教材はありますか?中1の内容が知りたいです……」
英語に不安がある方、中学英語の基礎をしっかりと学び直したい方は、中学1年の英文法から学び直すことが必要かと思います。
この記事では、
- 中1で習う英語の文法一覧
- 中1の英語の文法を効率よく学ぶ!おすすめ英語教材
をご紹介します。
日本英語能力検定によると、中1の英語は英語検定5級レベルです。
中1で習う英語の基礎をしっかりと理解すれば、中1の定期テストだけでなく英検5級の問題にも対応できるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
中1で習う英文法一覧
中学1年で習う英語の文法は、以下の通りです。
- be動詞(am,are,is)
- 一般動詞
- 過去形(一般動詞)
- 現在進行形
- What +be動詞+主語~?
- What +名詞 +do you~?
- Who+be動詞+主語〜?
- When/Where do you~?
- How many〜?
- 形容詞
- 複数形
- 命令文
- 三人称単数現在形
- 目的語で使われる代名詞
- 助動詞can
このように、中1といっても学ぶ文法はさまざまあります。
Sunshine(開隆堂出版)やNEW CROWN(三省堂)などの教科書の種類や、お子さんが通う中学校が私立か公立かによって学ぶ文法は異なります。
中学校の新学習指導要領(外国語編)(2020年告示)では、「原型不定詞」、「現在完了進行形」、「仮定法」などが加わりました。(中1の段階ではまだ学びません。)
しかし、小学3年の外国語活動から中学にかけて学ぶ語彙数が増えたり、「図」を見てコミュニケーションをとる英語力も求められます。
文法一覧の内容をぜひお役立ていただけたらと思います。
be動詞(am,are,is)
「…は~です」と言うときは、〈主語+be動詞(is,am,are)~.〉で表します。
肯定文
- I am Tanaka Harumi.(私は田中はるみです。)
- You are John.(あなたはジョンです。)
- She is my friend.(彼女は私の友だちです。)
- This is a dog.(これは犬です。)
このように、be動詞(am、are、is)の3つのうちのどれを使うかは、主語によって決まります。
主語 | be動詞 |
I(わたしは) | am |
you(あなたは、あなたたちは) | are |
he(彼は)、she(彼女は) | is |
主語 | be動詞 |
this(これは)、that(それは、あれは)、it(それは) | is |
Ken(ケン)などの1人の人 | |
a pen(ペン)などの「(1つの)もの」 |
疑問文
- Are you from Australia? (あなたはオーストラリア出身ですか?)
ーYes,I am./No,I am not.(はい、そうです。/いいえ、そうではありません。) - Is he your friend?(彼はあなたの友だちですか?)
ーYes,he is./No, he is not. (はい、そうです。/いいえ、そうではありません。) - Is that a fish?(あれは魚ですか?)
ーYes, it is./No,it is not.(はい、そうです。/いいえ、そうではありません。)
be動詞を文のはじめに置きます。
否定文
- I am not sleepy.(私は眠たくありません。)
- You are not from America.(あなたはアメリカ出身ではありません。)
- He is not a Music teacher.(彼は音楽科の先生ではありません。)
- This is not a fish.(これは魚ではありません。)
be動詞のあとにnotを置きます。
話し言葉では、2つの語をつなげて短くした「短縮系」がよく使われます。
短縮系には、「’」(アポストロフィー)という記号を用います。
■主語+be動詞の短縮系
主語 | be動詞 | 短縮系 |
I | am | I’m |
You | are | You’re |
He | is | He’s |
She | is | She’s |
That | is | That’s |
It | is | It’s |
■be動詞+notの短縮系
be動詞 | not | 短縮系 |
am | not | なし |
are | not | are’nt |
is | not | isn’t |
英語の動詞にはbe動詞だけでなく一般動詞があります。
続いて、一般動詞についてみていきましょう。
一般動詞
一般動詞とは、haveやplayのような具体的な動作、行為を表す語をさします。
具体的な動作や状態について言うときは、〈主語+一般動詞~.〉で表します。
肯定文
- I have a pen.(私はペンを持っています。)
- I play soccer.(私はサッカーをします。)
疑問文
- Do you play the piano?(あなたはピアノをひきますか?)
ーYes, I do./No,I do not.(はい、ピアノをひきます。/いいえ、ピアノをひきません。)
このように、一般動詞の疑問文の場合、文の最初にDoをおきます。
do notの短縮形は、don’tです。
否定文
- I do not play the piano.(わたしはピアノをひきません。)
否定文の場合、動詞の前にdo not(don’t)をおきます。
be動詞と一般動詞の違いに気をつけよう
先述したように、be動詞は語順を入れ替えたり、notをつけることで疑問文や否定文をつくりますが、一般動詞は疑問文や否定文をつくるとき、doが必要です。
be動詞 | 一般動詞 | |
肯定文 | You are from America. (あなたはアメリカ出身です。) | You play the piano. (あなたはピアノをひきます。) |
疑問文 | Are you from America? (あなたはアメリカ出身ですか?) | Do you play the piano? (あなたはピアノをひきますか?) |
否定文 | You are not from America. (あなたはアメリカ出身ではありません。) | You do not play the piano. (あなたはピアノをひけません。) |
つづいて、一般動詞の過去形をみていきましょう。
過去形(一般動詞)
「〜しました」と過去の動作や状態について言うときは、動詞を過去形にして表します。
肯定文
- Ken played baseball last Saturday.
(ケンは先週の土曜日に野球をしました。) - Ken went to Tokyo last year.
(ケンは去年東京へ行きました。)
wentは、goの過去形です。
疑問文
- Did Ken play baseball last Saturday?
(ケンは先週の土曜日野球をしましたか?) - Yes, he did./No, he did not.
(はい、行きました。/いいえ、行きませんでした。)
did notの短縮形は、didn’tです。
否定文
- Ken did not play baseball last Saturday.
(ケンは先週土曜日に野球をしませんでした。)
動詞の前にdid notを置きます。
動詞は原形です。
現在進行形
「(今)〜しています」、「〜しているところです」と、現在動作をしている最中だと言うときは、〈be動詞(am、are、is)+動詞〜ing〉で表します。
肯定文
- Kumi is playing the piano now.
(クミは今ピアノをひいています。)
疑問文
- Is Kumi playing the piano now?
(クミは今ピアノをひいていますか?) - ーYes, she is./ No,she is not.
(はい、彼女はひいています。/いいえ、彼女はひいていません。)
否定文
- Kumi is not playing the piano now.
(クミは今ピアノをひいていません。)
〈be動詞+動詞のing形〉の形は、文の主語が、何かの動作の真っ最中であることを伝えます。
このbe動詞は、主語の人称や単数、複数に応じてam、are、isのどれかになります。
動詞のing形は、単語により以下のようなパターンに分かれます。
動詞のing形の作り方 | 動詞の原形 | 動詞のing形 |
そのままingをつける | play | playing |
watch | watching | |
最後のeをとりingをつける | use | using |
write | writing | |
最後の文字を重ねてingをつける | run | runnimg |
swim | swimming |
現在形と現在進行形の違い
現在形と現在進行形の違いは、以下の通りです。
現在形
何かを「習慣的にやっている」こと、「いつもやっている」ことを表す。
現在進行形
今何かの「動作の真っ最中である」ことを表す。
このように、2つの時制には違いがありますが、動詞の中には現在進行形にならないものもあります。
現在形 | 現在進行形 |
Ken plays baseball. | Ken is playing baseball now. |
I like apples. | I am liking〜 とは言わない。 |
You know my cat. | You are knowing〜とは言わない。 |
気をつけたいのは、「何を〜していますか」とたずねるときは、〈What+be動詞+主語+動詞の-ing形?〉で表すところです。
- What is he studying?
(彼は何を勉強していますか?) - He is studying English.
(彼は英語を勉強しています。)
What +be動詞+主語〜?
「~何ですか?」とたずねるときは、〈What +be動詞(am,are,is)+主語~?〉で表します。
- What is this?
(これは何ですか?) - It is a ball.
(それはボールです。)
What+名詞+do you~?
「あなたはどんな…を~しますか?」とたずねるときは、〈What +名詞+do you~?〉で表します。
- What animals do you like?
(あなたは何の動物が好きですか?) - I like cats.
(私は猫が好きです。)
What に続く名詞は必ず複数系です。
Who+be動詞+主語〜?
「〜は誰ですか?」とたずねるときは、〈Who+be動詞+主語〜?〉で表します。
- Who is this boy?
(この男の子は誰ですか?) - He is Ken.
(彼は、ケンです。)
whoにも、短縮形があります。
who is →who’s
When/where do you〜?
「いつ〜しますか?/どこで〜しますか?」 とたずねるときは、〈When/where do you〜?〉で表します。
- When do you play the piano?
(あなたはいつピアノをひきますか?) - I play the piano on Sundays.
(わたしは日曜日にピアノをひきます。) - Where do you play the piano?
(あなたはどこでピアノをひきますか?) - I play the piano at school.
(わたしは学校でピアノをひきます。)
ときをたずねるWhen do you〜?や、場所をたずねるWhere do you 〜?には、それぞれ「時」や「場所」を表す言葉だけを使って答えられます。
質問 | 答え方 | |
時 | When do you study English? あなたはいつ英語を勉強しますか? | We study English on Mondays. わたしたちは毎週月曜日に英語を勉強します。 |
場所 | Where do you study English? あなたはどこで英語を勉強しますか? | We study English at home. わたしたちは自宅で英語を勉強します。 |
How many〜?
数をたずねるときは、〈How many+複数形〜?〉で表します。
- How many apples do you have?
(あなたはりんごをいくつもっていますか?) - I haye two apples.
(わたしは2つりんごをもっています。)
How many に続く名詞は必ず複数形です。
someとanyの使い方
「いくつかの(いくらかの)」と、数量をはっきりと示さないときはsomeやanyを使います。
肯定文
I have some grapes.
(わたしはぶどうを(いくらか)もっています。)
疑問文
Do you see any birds?
(鳥が(何羽か)見えますか?)
否定文
I don’t see any birds.
(鳥は(1羽も)見えません。)
someとanyのあとに続く名詞は必ず複数形を使います。
形容詞
人やものの状態、性質を説明する形容詞は、be動詞のあとにくる場合と、名詞(人、もの)の前にくる場合が多いです。
- It is beautiful.
(それは美しいです。) - This is an old coin.
(これは古い硬貨です。)
複数形
2人、2つ以上の人、ものについて言うときは、名詞(人、ものを表すことば)にsやesをつけて複数形にします。
I have two balls.
(わたしは2つボールを持っています。)
以下の表をご覧ください。
名詞の複数形は、発音が少しずつ変わるため気をつけましょう。
名詞の複数形の作り方 | 単数形 | 複数形 | 発音 |
そのまま Sをつける | book(本) ball(ボール) elephant(ぞう) | books balls elephants | [sス] [zズ] [tsツ] |
esをつける | sandwich(サンドイッチ) | sandwiches | [izイズ] |
yをiに変えてesをつける | strawberry(いちご) | strawberries | [zズ] |
名詞の複数形はsやesをつけるものばかりではありません。
以下のように、形が変わる複数形もあります。
特別な形の複数形 | 単数形 | 複数形 |
形が変わるもの | foot(足) child(こども) | feet children |
形が単数形と同じもの | sheep(ヒツジ) fish(魚) | sheep fish |
命令文
「〜しなさい」のように、相手に指示をするときは、動詞で文を始めます。
- Play the piano.
(ピアノをひきなさい。) - Don’t play the piano.
(ピアノをひいてはいけません。)
be動詞を使って命令文をつくる場合、am、are、isではなく、原形の「be」を使います。
- Be kind to children.
(こどもに優しく接しましょう。) - Don’t be late.
(遅れてはいけません。)
三人称単数現在形
三人称とは、話し手が(1人称)、聞き手(2人称)以外の人やもののことで、he、she、itなどの代名詞やfriendやteacherなどの名詞、YukaやKenといった人名などは全て3人称です。
単数 | 複数 | |
1人称 | I | we(私たち) |
2人称 | you | you(あなたたち) |
3人称 | he she it | they(彼ら、彼女ら、それら) |
this that friend Ken | these(これら) those(それら、あれら) friend(友だち) ※Kenは名前なので複数形はない |
主語が3人称で単数のときは、一般動詞(play、likeなど)にsやesをつけます。
肯定文
- Yuka plays the piano.
(ユカはピアノを演奏します。)
一般動詞playのあとにsをつけます。
疑問文
- Does Yuka play the piano?
(ユカはピアノを演奏しますか?)
- Yes, she does./No, she does not(doesn’t).
(はい、彼女はピアノを演奏します。/いいえ、彼女は演奏しません。)
文の初めにDoesをおきます。動詞は原形(もとの形)です。
否定文
- Yuka does not(doesn’t)play the piano.
(ユカはピアノを演奏しません。)
一般動詞playの前にdoes notをおきます。
動詞は原形です。
動詞の三人称単数現在形
主語が3人称単数の場合、以下のようにいくつかのパターンがあります。
①そのまま Sをつける
play→plays[zズ]
like→likes[sス]
②esをつける
watch→watches[izイズ]
wash→washes[izイズ]
③yをiに変えてesをつける
study→studies[izイズ]
④形がかわる
have→has[hazハズ]
haveは、 sやesをつけずに、hasになります。
「haves」とは使いません。
主語が3人称単数の場合、疑問文や否定文をつくるのにdoの代わりにdoesを使います。
このdoesは、notと結びつくときに、短縮系になることがあります。
もとの形 | 短縮系 | |
1人称単数 | I do not play baseball. | I don’t play baseball. |
2人称単数 | You do not play baseball. (あなたは野球をしません。) | You don’t play baseball. |
3人称単数 | Kumi does not play the piano. (クミはピアノをひきません。) | Kumi doesn’t play the piano. |
目的語で使われる代名詞
「彼」、「彼女」を表す代名詞が、動詞のあとで目的語(〜を、〜に)として使われるときは、him/herを使います。
- Who’s that man?
(あの男性は誰ですか?) - I don’t know him.
(わたしは彼を知りません。) - Who’s that woman?
(あの女性は誰ですか?) - I don’t know her.
(わたしは彼女を知りません。)
助動詞can
「〜できます」と、できることについて言うときは、動詞の前に助動詞canを置きます。
〈can+動詞の原形〉の形で、「〜できる」という意味を表します。
先述したように、「動詞の原形」とは、likeやplayといった動詞にsやesがついたりしない、元の形です。
肯定文
- Koji can play tennis.
(コウジはテニスができます。)
疑問文
- Can Koji play tennis?
(コウジはテニスができますか?)
- Yes, he can./No, he cannot.
(はい、彼はできます。/いいえ、彼はできません。)
※疑問文は、文の最初にcanをおきます。cannotの間はあけません。
否定文
- Koji cannot play tennis.
(コウジはテニスをすることができません。)
do notやdoes notと違って、cannotと1語で言うことに気をつけましょう。
cannotの省略形can’tを使う場合もあります。
主語が1人称、2人称、3人称どんな形でも、〈can+動詞の原形〉の形は同じです。
canの使い方
canには「〜できる」(能力)以外に「〜してもよい」(許可)の使い方があります。
You can use a dictionary.
(あなたは辞書を使ってもよいです。)
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まとめ
この記事では、
中1年で習う英語の文法一覧をご紹介しました。
- be動詞(am,are,is)
- 一般動詞
- 過去形(一般動詞)
- 現在進行形
- What +be動詞+主語~?
- What +名詞 +do you~?
- Who+be動詞+主語〜?
- When/Where do you~?
- How many〜?
- 形容詞
- 複数形
- 命令文
- 三人称単数現在形
- 目的語で使われる代名詞
- 助動詞can
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