英検2級ライティング対策|理想的な構成と使える表現で合格をつかむ!
- 「英検2級を受験予定。ライティング対策はどうすればよい?」
- 「ライティングに役立つ構成や使える表現を知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
本記事では英検2級合格に欠かせない要素である、ライティング時の理想的な構成や使える表現を、最新の過去問を使いながらご紹介いたします。
構成や表現を学ぶことで、文章に動きが出たり論理展開もスムーズになったりと、まさに英検合格をゴールとする方にとっては必須の学習と言えます。
英検2級に限らず、ライティングが課せられる英検3級以上の受験や各種試験でのライティング対策にも使える知識となりますので、どうぞ最後までご覧ください!
【英検2級】過去問を使ってライティング問題を見てみよう
英検2級のライティングで使える構成や表現をご紹介する前に、まずは最新の過去問を使って実際の問題を見ていきましょう。
出典:「2023年度 第2回 問題冊子」公益財団法人日本英語検定協会.英検.
英検2級のライティング問題は一次試験の筆記問題(85分)の一部で、リーディング問題の後に解いていく問題です。
ライティング問題に関していえば、意見論述問題が1問出題されます。
「80語~100語程度」で意見を論理的に展開することが求められますので、構成や表現などを一度学ぶことでライティング問題がいっきに解きやすくなります。
ライティングが思うように書けない、いつも時間が足りなくなってしまうという方は、一度ライティング対策をしっかり取られるとよいでしょう。
なお、英検公式サイト「2024年度(予定)より実用英語技能検定(英検)の問題形式 一部リニューアルのお知らせお知らせ」によれば、3級以上の級(1級、準1級、2級、準2級、3級)において、問題形式の変更を加えリニューアルがされるとのことです。
これによると3級以上で課せられるライティングに関して言えば、全ての対象級で変更があり、2級においては英作文問題が2問になるとのことでした。
具体的に言及すると、既存の意見陳述の出題に加え新たに要約問題が加わる予定とのこと。
予定通りに進めば2024年度より変更ということなので、現在の形式で受験されたいという方は2023年度第3回受験ができるように、試験日程や申込情報などを早めにチェックしておくようにしましょう。
【英検2級】ライティングの構成を知る
ライティングが苦手だという方は、構成が崩れていたりそもそも自分の主張を述べているだけだったりしている可能性があります。
これでは、論理に基づく分かりやすい文章とはかけ離れてしまうことになってしまいます。
ライティングを家作りで例えるなら、構成とはまさに基盤となる骨組部分です。
しっかりとした骨組みにするためにも、以下の流れに沿って意見を述べていきます。
主張 → 理由1+具体例1 → 理由2+具体例2 → 再主張
今回の解答例を見ても、今回ご紹介した型に沿って論理が展開されていることが分かります。
出典:「2023年度 第2回 解答」公益財団法人日本英語検定協会.英検.
問題の解答例の構成を、日本語訳といっしょに見ていきましょう。
主張
I think this kind of service will become more common in the future.
私はこのようなサービスが将来より一般的になると考えています。
理由1+具体例2
First, customers can receive packages without being restricted by time and location.
まず、利用者は時間や場所にとらわれずに荷物を受け取ることができます。
They do not have to be at home or worry about what time their packages arrive.
在宅の必要がなく、何時に荷物が届くのか心配する必要もありません。
理由2+具体例2
Second, this kind of service can reduce the amount of delivery companies’ work.
次に、 この種のサービスがあることにより、配送業者の業務量を減らすことができます。
Drivers do not need to visit customers again if they are not at home at the time of delivery.
配達時間に在宅していなかったとしても、運転手は再度訪問する必要がないのです。
再主張
Therefore, I think delivery services that do not require customers and drivers to meet will become more common in the future.
それゆえに、利用者や運転手が対面しなくてもよい配送サービスは将来より一般的になると私は思います。
このように非常に端的に意見が述べられ、かつ理由に加えその具体例にも言及がされており、非常に論理明快な文章であると言えますね。
ライティング対策の1つとして、上のような構成に沿って「80~100語程度」で意見を述べていけるように、英作文の練習をしていきましょう。
【英検2級】ライティングで使える表現を知る
自分の主張を明示する | |
I agree that S+V. / I disagree that S+V. (私はS+Vに賛同します。/ 私はS+Vに反対です。) | |
I think that S+V. or I don’t think that S+V. (私はS+Vだと思います。/ 私はS+Vだとは思いません。) |
まずは上のような表現を使って、TOPICに示された問いに答えます。
今回の問いでは、
Do you think this kind of service will become more common in the future?
あなたはこの種のサービスが将来より普及すると思いますか?
という質問が投げかけられているため、上のような表現を使ってまずは自分の主張がどちらの立ち位置にあるのかを明確化させます。
次に主張を裏付ける理由を2つ述べていきます。
理由を列挙する |
First, S+V. / One reason is that S+V. (はじめに、S+Vです。/ 1つの理由としては、S+Vです。) |
Second,S+V. / Also, S+V. (次に、S+Vです。/ また、S+Vです。) |
そしてそれぞれの理由の後に、具体例を述べて説得力のある文章にしていきます。
最後の再主張で、冒頭で述べた自分の意見を再び述べて締めくくります。
再主張でまとめる | |
Therefore, (したがって、) In conclusion, (結論として、) For these reasons, (これらの理由から、) | I think/don’t think that S+V. (私はS+Vだと思います。/ 思いません。) I agree/disagree that S+V. (私はS+Vに賛同します。/ 反対です。) |
ライティング問題に挑戦することで、英作文のコツがだんだんとつかめてくるはずです。
一次試験の合否に大きく影響するライティング問題ですから、制限時間内でよい文章が書けるように今から準備していきましょう!
まとめ
今回は英検2級一次試験内のライティング問題に焦点を当て、今日から使える構成や表現を過去問を使いながらご紹介しました。
ライティングの骨組み部分とも言える構成をしっかりと立て、ライティングに適した表現を用いることで、論理明快で分かりやすい文章になります。
ライティングは対策をすることで点数が出やすい分野とも言える分野でもあるので、受験予定の方は今日からしっかりと対策を取っていきましょう。
また、今回ご紹介した英検問題形式が一部リニューアル予定であるように、英検は定期的に内容がアップデートされています。
今後受験を考えている方は、常に最新情報を公式サイトよりチェックするようにしましょう。
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