英検S-CBTとは?申し込み方法からメリット・デメリットまで最新情報をまるっと解説!
- 「英検S-CBTってどんな試験なの?」
- 「英検S-CBTは普通の試験と違うの?」
- 「英検S-CBTの申し込み方法は?」
こんな疑問をお持ちではありませんか。
英検S-CBTはパソコンを使い、1日で4技能の試験が受けられる受験形式です。
英検(従来型)と同じ資格が取れますので、基本的なパソコン操作ができる方は英検S-CBTのメリットを享受しながらうまく活用するとよいでしょう。
本記事ではそんな英検S-CBTについて、気になる申し込み方法からメリット・デメリットまで、よくある疑問・質問を徹底的に解説していきます。
今まで英検(従来型)しか受験されたことがない方や英検S-CBTについて興味がある方は、ぜひ最後までご覧になってください!
英検S-CBTとは?
英検S-CBTとはパソコンを使って1日で4技能を受験できる英検のことで、対象級は3級・準2級・2級・準1級と受験できる級は限られています。
全国に設置されているテストセンターでの受験となり、開催日に関しても原則土日に実施、場所によっては平日に開催しているエリアもあります。
英検S-CBT試験の流れは
①スピーキング→②リスニング→③リーディング→④ライティング
の順番で進みます。
スピーキングはヘッドセットを装着した状態でマイクに向かって吹き込む形式で、問われる内容は同じと言えど従来型英検の対面式面接とは異なる印象を持たれる方もいるかもしれません。
決められた時間内に1人で英語を話す練習を、普段からしておくとよいでしょう。
リスニングとリーディングに関しては、パソコン画面上を見て適切な選択肢をクリックして解答をしていきます。
最後のライティングは、「筆記型(解答用紙に解答を記入する方式)」と「タイピング型(キーボードを使って解答を入力する方式)」から自分に合った解答方式を選べるようになっています。
「タイピング型」を選んだ場合はキーボードを使って入力していく必要がありますので、文字入力が早い方には時間を削減できるというメリットがありますが、パソコン操作に苦手意識のある方は「筆記型」を選んでおくのが無難でしょう。
このように英検S-CBTとはパソコンを使った試験で、全ての技能を1日で測る試験となります。
旺文社より英検S-CBT用の対策本が販売されているので、英検S-CBTを受験される方は実際の試験形式をパソコンを使って体験しておくとよいでしょう。
出典:「英検S-CBT専用 英検2級予想問題ドリル 新装版」.旺文社
英検S-CBTの申込方法は?
英検S-CBTの申込方法はインターネット経由で行います。
以下は実際の英検S-CBT申し込みページです。
出典:「英検SCBT個人申込サイト」公益財団法人日本英語検定協会.英検S-CBT.
①~⑥の順に沿って手続きを進めれば、申し込みは完了です。
①受験会場選択
②アカウント認証
③必要事項入力
④写真登録
⑤支払方法選択
⑥登録内容確認
①申込情報の選択では、受験級・受験会場・受験日時の選択が行えます。
従来型英検の本会場受験の場合、希望受験地を選択できるものの、残念ながら試験会場までは選択ができません。
希望の受験地が満席の場合には、希望エリア外へ変更となる場合もあります。
しかし、英検S-CBTでは試験会場を選ぶことが可能となっています。
①受験会場選択画面で「希望都道府県」を1つ選択すると「希望受験地」の候補先が具体的に出てきますので、基本的には受験地を指定されるとよいでしょう。
この段階で、希望受験地の空き情報が載ったカレンダーが表示されます。
自分のスケジュールに照らし合わせて選択ができるのは、受験者にとっては嬉しいですね。
また、申し込みには「生涯学習アカウント登録/ログイン」が必要となります(お持ちでない場合でも、②アカウント認証にて、メールアドレスを登録することで新規登録できるようになっています)。
簡単に登録できる流れになっているので、申込みもあっという間です。
③必要事項入力では、ライティングテストの解答方式を選んでいきます。
「筆記型」もしくは「タイピング型」を選択するわけですが、申し込み期間終了後には変更することができないので、慎重に選ぶようにしましょう。
上記の流れに沿って申し込みを済ませると、「申込/受付メール」が届きます。
申し込み完了後1時間以内に該当メールが来ているか、必ずチェックするようにしましょう。
英検S-CBTでは受験票を印刷する必要あり
1つ注意すべきなのが、英検S-CBTの場合受験票は自分でダウンロードをし印刷して持参するということです。
試験日の約5日前までに受験票印刷開始を知らせるメールが届きますので、「受験者マイページ」より自分でダウンロードをしてA4サイズで印刷しましょう。
スマートフォンなどでの画面提示は、認められていません。
英検(従来型)のように、郵便で受験票は届きませんのでご注意ください。
英検S-CBTの検定料は?
<2024年度検定料の比較>
準1級 | 2級 | 準2級 | 3級 | |
英検(従来型) ※一次試験が本会場の場合 | 10,500円 | 9,100円 | 8,500円 | 6,900円 |
英検S-CBT | 10,600円 | 9,700円 | 9,100円 | 7,800円 |
差額 | 100円 | 600円 | 600円 | 900円 |
「2024年度の検定料」公益財団法人日本英語検定協会.英検.をもとに作成
※英検S-CBTに関しては5月実施分より2024年度検定料が適用
2024年度英検(従来型)と英検S-CBTの検定料を比較すると、いずれの級においても英検(従来型)の方が100円~900円ほどコストが抑えられるという計算になりました。
なお英検(従来型)で一次試験が準会場である場合は、さらに検定料金を抑えることができますので、2級以下の級を受験される方は、準会場受験が可能かどうか調べてみるのもよいでしょう。
本会場・準会場別の最新の検定料については、下記のコラムにて詳しく解説をしていますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
<【英検検定料】本会場と準会場における検定料金の違い|2024年度最新版についても徹底解説!>
英検S-CBTのメリットは?
英検S-CBTには以下のようなメリットがあります。
- 試験会場が選べる
- 1日で4技能が受験できる
- 開催日が豊富
- 同一検定期間内に2回受験できる
- 音声が聞き取りやすいとも言える
上5つまでのメリットについては、英検S-CBTならではのメリットであると言えるでしょう。
最後に記した「音声が聞き取りやすいとも言える」に関してですが、英検S-CBTリスニングは、ヘッドセットを各自装着しての受験となることから言えることになります。
英検(従来型)では、広い会場の中で聞こえてくる音声を聞く必要がありますが、英検S-CBTにおいてはヘッドセットを通してクリアな音声が流れます。
そのため周囲の環境や雑音が気になってしまうことが少なく、音量も調節することができるので音声が聞き取りやすいというメリットがあると言えるでしょう。
英検S-CBTのデメリットは?
次にデメリットを見ていきましょう。
- 基本的なコンピューター操作が必要
- 受験できる対象級が制限されている
- 周囲の声やタイピング音は聞こえる
- 試験時間が長時間に及ぶ可能性がある
- 本番までに4技能全ての受験準備をしなければならない
英検S-CBTは4技能全てを1日で測ることのできる試験ということもあり、その分試験時間は長くなります。
実際の英検S-CBTの試験時間は以下の通りです。
出典:「技能別内訳」試験時間 公益財団法人日本英語検定協会.英検S-CBT.
メリットでもある点がデメリットにもなるということが言えますね。
とはいえ、実際に受験して初めて分かることや感じることはありますので、英検S-CBT対策をある程度したうえでまずは挑戦してみるとよいでしょう。
まとめ
本記事では英検S-CBTについて、申し込み方法から検定料、そしてメリット・デメリットについて解説いたしました。
英検S-CBTの対象級(3級~準1級)を受験される方で、受験チャンスを増やしたい、また英検(従来型)では日程が合わないといった方は、うまく英検S-CBTを活用されるとよいでしょう。
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