小学5年生から始まる「外国語」授業とは?お家でのサポートも併せて徹底解説!
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小学5年生から始まる外国語授業への取り組みは、子供たちにとって新しい学びのステップです。
どうサポートすればいいのか、お悩みの保護者も多いのではないでしょうか。
家庭での支援のあり方は、子供たちの学習意欲を高める重要な鍵を握っています。
この記事では、小学校での外国語授業の概要に触れつつ、家庭でのサポート方法も詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてみてください。
小5・6年生の英語の授業内容とは?!
小学校高学年に差し掛かると、英語教育はより本格的な段階に入ります。
基礎的な語彙や文法の学習を超え、実際のコミュニケーション能力の向上に重点を置いた授業が展開されるでしょう。
子供たちは、日常会話を通じて自然に言語を身につけることが期待され、英語に対する興味や理解を深めるための多様な活動が取り入れられます。
詳しく見ていきましょう。
英語教育の目的
小5での英語学習の目的は、これまでの楽しい活動を通じて培った英語への親しみをさらに深め、基本的なコミュニケーション能力を育成することにあります。
具体的には、アルファベットの読み書きや日常会話の基礎を学び、自己紹介や夢について英語で表現できるようになることを目指します。
2020年度からは授業時間が年間70時間に増えました。
内容もより充実しており、中学校以降の英語学習へスムーズに移行できるよう、学習習慣の定着にも重点を置いています。
この段階での英語学習は、子供たちが英語をより身近なものと感じ、苦手意識を持たずに済むようにするための重要なステップです。
具体的な授業内容とは?!
小5の英語授業では、日常生活で役立つ基本的な英語のコミュニケーションスキルを楽しみながら学びます。
自己紹介やあいさつ、そして自分の好きなものについて話せるようになることを目指しているのです。
以下は、授業で扱う典型的な質問と回答の例を和訳付きで表にまとめたものです。
英語の質問 | 英語の回答 | 和訳 |
How do you spell your name? | K-E-N-T-A. | あなたの名前はどうつづるの? / けんたです。 |
What sport do you like? | I like soccer. | どんなスポーツが好きですか? / サッカーが好きです。 |
また、自分の好きな色、食べ物などについて質問された際に答えることができるようになることも目標の一つです。
これにより、子供たちは英語での基本的なコミュニケーションを取るための基礎を築き上げていきます。
小5の教科書ではこんな単語がでてきます
小5の英語教科書には、子供たちの英語学習を一歩進めるための単語がたくさん登場します。
これらの単語を学ぶことで、子供たちは日常生活で使える英語の基礎を築き、さらに世界への理解を深めることができます。
どんな単語を学ぶのか実際にみていきましょう。
- 曜日
- Monday:月曜日
- Tuesday:火曜日
- Wednesday:水曜日
- Thursday:木曜日
- Friday:金曜日
- Saturday:土曜日
- Sunday:日曜日
- 果物
- banana:バナナ
- apple:りんご
- orange:オレンジ
- peach:もも
- pineapple:パイナップル
- 職業
- doctor:医者
- soccer player:サッカー選手
- police officer:警察官
- teacher:先生
小5の英語教科書には、子供たちにとって身近な単語が多く含まれています。
日常生活でよく使う言葉を中心に学ぶことで、子供たちは英語学習に対する抵抗感を感じにくくなります。
英語を自然と身につけることを可能にし、学習の楽しさも同時に感じられるでしょう。
外国語活動(小学3・4年生)との違い
小学3・4年生の「外国語活動」と小学5・6年生で必修化された「外国語科(英語)」授業は、いくつかの点で大きな違いがあります。
主な違いは、授業時間数、学習の深さ、評価方法、そして学ぶ単語数に見られます。
小学3・4年生では、年間35時限の授業を通じて英語に触れ、基本的なコミュニケーション能力の「素地」を育てることが目標です。
評価は文章によるもので、内申には反映されません。
一方、小学5・6年生では年間70時限の授業を受け、単語数は600〜700語に増え、文法項目も紹介されます。
この段階では、英語の「基礎」をしっかりと育て、評価は成績として通知表に記載され、内申にも反映されます。
また、読むことと書くことが新たに指導領域に加わり、より体系的な英語学習が行われるでしょう。
以下に、外国語活動と外国語科(英語)授業の違いを表にまとめました。
項目 | 小3・4年生 | 小5・6年生 |
種別 | 外国語活動(英語) | 外国語科(英語) |
時間数 | 年間35時限 | 年間70時限 |
評価 | 文章により評価(内申反映なし) | 成績がつき、内申に反映 |
単語数 | ‐ | 600~700語 |
指導領域 | 聞くこと・話すこと | 聞くこと・話すこと・読むこと・書くこと |
上記は、英語教育をより実用的かつ効果的にし、子供たちが中学以降の学習にスムーズに移行できるようサポートするために考えられた制度です。
小5・6年生での英語学習は、言語スキルの基本を固め、将来的に役立つコミュニケーション能力を養うことを目指しています。
【おすすめ】家庭での英語サポート方法
子供たちが英語に親しみ、楽しみながら学べるよう、家庭でのサポートは非常に重要です。
ここでは、家庭でできる英語学習のサポート方法について、子供たちの興味を引き出し、英語への好奇心を育てるためのアプローチを紹介します。
好きなプリントドリルを選ばせよう!
子供が英語を学ぶ時、どのプリントドリルを使うか選ぶことはとても重要です。
学校や親から与えられたドリルでは、子供は勉強を「やらされている」と感じがちです。
そのため、子供自身に好きなドリルを選んでもらいましょう。
本屋さんに一緒に行き、さまざまなドリルを手に取り、内容を見てもらうことで、子供の勉強に対するモチベーションを高めることができます。
自分で選んだドリルであれば、より意欲的に、そして楽しみながら学習に取り組むことが期待できます。
この方法は、子供の自主性を尊重し、学びへの意欲を育む素晴らしい機会となるでしょう。
動画でリスニング力アップ!
小5の子供たちにとって、動画を活用した学習はリスニング力向上に非常に有効です。
英語の歌やストーリー、教育的な内容を含む動画は、聞き取り能力を自然と高めるだけでなく、楽しみながら学べる点が大きな魅力です。
特に、英語の歌はリズムやメロディを通じて新しい単語やフレーズを覚えやすくし、発音の向上にもつながります。
動画で英語に触れることで、子供たちは日常的な会話や実際の英語の使い方を耳で学ぶことができ、英語のリアルな響きや表現に親しむことができるでしょう。
以下はおすすめのYoutube動画です。
英語で日記を書いてみよう
小5の子供にとって、英語で日記をつける活動は、書く力を自然に伸ばせるおすすめの方法です。
毎日の出来事を英語で表現することから始めることで、少しずつでも英語への慣れ親しみを深めることができます。
始めるにあたっては、日記をいきなり文章で書くことに挑戦するよりも、その日に起こったことや感じたことを単語でリストアップすることからスタートすると良いでしょう。
例えば、「school」(学校)「friend」(友達)「soccer」(サッカー)など、簡単な単語を使ってみます。
次第に、これらの単語を使って短い文を作る練習をしていくことで、自然と書く力が向上します。
道案内のシュミレーション問題を行ってみよう!
家庭での英語学習の一環として、道案内のシミュレーション問題を取り入れるのは、実践的なコミュニケーション能力を育てる効果的な方法です。
この活動では、保護者が外国人役を演じ、子供が日本人の案内役となります。
分からない表現や単語が出てきたら、その都度一緒に調べることで、自然と英語が身につくでしょう。
慣れてきたら、実際に外国人を相手に実践してみるのも良い経験になります。
もちろん、安全のために保護者が同伴することが大切です。
このような実践的な演習を通じて、子供たちはより自信を持って英語を話すことができるようになるでしょう。
小5で英語の塾に通わせたほうが良い?!
小5のお子様に英語塾に通わせるかどうかは、子供自身の学習意欲と時間管理が重要なポイントになります。
確かに英語は大切な教科ですが、他の教科の勉強にも時間を割かなければならないため、全体のスケジュール管理が必要です。
そこでおすすめしたいのが、「オンライン英会話」です。
オンライン英会話の導入により、移動時間の削減や、自宅で気軽にレッスンを受けられるため、学習の効率化が図れます。
また、子供の英語レベルに合わせた指導が可能なため、個々のニーズに応じた学習が展開できる点も大きなメリットです。
オンライン英会話の具体的なメリット
- 時間の節約:自宅から参加できるため、移動時間が不要
- 柔軟なスケジューリング:子供の生活リズムや他の勉強時間に合わせやすい
- レベルに合わせた学習:個々の学習進度や理解度に合わせた指導が受けられる
- リアルな会話練習:ネイティブスピーカーや経験豊富な講師と実際に会話ができる
- 学習意欲の向上:定期的な英会話レッスンは、英語に対する興味やモチベーションを高める
これらのメリットを活かし、お子様の英語学習にオンライン英会話を取り入れることは、バランスの取れた学習スケジュールの実現ができます。
効果的な英語力向上の両方を叶える選択肢といえるでしょう。
まとめ
小5での英語学習は、中学校でのさらなる学習に向けた基礎を築く重要な時期です。
この段階で楽しく学べる環境を家庭内で整えることが大切であり、保護者のサポートが学習意欲を高めるポイントとなります。
特に、学習でつまずいた箇所を放置せず、その都度しっかりとフォローすることが大切です。
理解できない部分があれば、早めに対処し、子供が自信を持って学習を進められるよう支援しましょう。
家庭での積極的な関わりとサポートにより、英語学習の基礎をしっかりと固めれば、将来的な英語能力の向上につながるでしょう。