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【英検2級攻略法】合格に効果的な勉強法とは? 英検2級と準2級の違いについても徹底解説!

【英検2級攻略法】合格に効果的な勉強法とは? 英検2級と準2級の違いについても徹底解説!
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英検情報
  • 「どうしても英検2級に合格したい!」
  • 「英検2級と準2級の違いが気になる」
  • 「英検2級と新しい級を比べるとどんな感じ?」
  • 「英検2級合格におすすめの勉強法は?」

このように考えている方はいらっしゃいませんか?

「受験するからには英検に合格したい!」

と考えている受験生の皆さんに向け、本記事では英検2級合格に向けた効果的な勉強法を、英検準2級や2025年度新設級との違いを解説しながらご紹介していきます。

試験の内容を把握し効果的な勉強法で学びを深めていくことは、英検2級に合格するうえで非常に有効な方法です。

本記事では勉強法だけではなく、2024年度開始の問題形式リニューアルにおける変更点などにも触れていきます。

アップデート後の英検試験がどんな形式であるのかを知り、必勝勉強法で合格を目指していきましょう!

<勉強法の前に>知っておくべき英検2級概要

最初に、受験前に知っておくべき英検2級の基本情報について解説していきます。

英検2級は英検3級合格者が次に目指すべき級※1で「高校卒業レベル」です。

※1 2025年度スタート予定の新設級「準2級プラス」が導入されるまでの間。導入後は準2級プラス合格者が目指すべき級となります。


日本英語検定協会は、2級の難易度を以下の通り定めています。

「準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。」
出典:2級の過去問・試験内容「2級の特徴」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

英検2級の一次試験は、「筆記(リーディング/ライティング)85分間+リスニング約25分間」で構成される約110分の試験※1です。
※1  2024年度対応問題形式リニューアル後の試験時間を記載


そして英検2級の二次試験は、面接形式のスピーキングテスト約6分で構成されています。

リニューアル後の試験では、一次試験内のリーディングとライティング部門に変更が及んでいます。

英検2級においては、リーディングの問題数が38問から31問に削減されますが、ライティング問題が1題から2題に増えているのもあり、筆記試験の試験時間(85分)に変更はありません。

これまで同様の「意見陳述」問題に加え、「要約」問題が出題されます。

要約問題で高得点を取るためには、パラグラフごとのトピックセンテンスをつかみ、語句をすっきりとした形に言い換え、文をまとめていくことが大切です。

新しいタイプの問題となるため、以下の出題例は必ずチェックしておきましょう。

出典:出題例「2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

なお、英作文の解答形式は記述式となっており、リーディングとリスニングはマークシート方式と変わりません。

リスニング問題に関してはいずれの級においても変更点はないため、英検2級も従来通りのリスニング対策で大丈夫です。

一次試験合格者は二次試験対策にしっかり取り組んだうえで、本番にのぞむようにしましょう。

<勉強法の前に>英検2級合格に必要な単語数

英検2級合格に必要な単語数は、5,100語程度だと言われています。

英検2級の難易度は「高校卒業レベル」ということで、高校の教科書に出てくるレベルの単語・熟語はマスターしておきたいところです。

下記のような音声を確認できる単語帳を1冊用意し、聞いても読んでも意味が分かるレベルまで語彙力をつけるようにしていきましょう。

出典:「英検2級 でる順パス単 5訂版」. 旺文社

英文理解の肝とも言える「語彙力」を向上させて、英検2級合格を目指しましょう。

また、過去コラムでは中高生の関心の高い3つの級について、昨今の中高生の英語力を考察しながらレベルや合格点について解説をしていますので、ぜひチェックしてみてください。

「【中高生は必見!】「英検3級・準2級・2級」のレベルや合格率など徹底解説!」はこちらから

英検2級と新設級「準2級プラス」との違い

そして2025年度よりいよいよ「準2級プラス」という新しい級が新設されます。

2級と新設級を比較した場合、どちらの方が難易度の高い級となるのか見ていきましょう。

以下のグラフをご覧ください。

出典:準2級プラスの位置づけ「4技能総合CEFR/英検CSEスコア/合格基準スコア」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

結論から申し上げると、新設級「準2級プラス」は準2級と2級の間の級となります。

英検準2級プラスの設置目的の一つに、英検準2級と2級との間にはだかるギャップを払拭することで学習者に身近な目標を提供するというものがあります。

英検準2級プラスは準2級に合格し次を目指す方や、英検2級合格に時間がかかっているという方にぜひ挑戦して頂きたい級だと言えます。

英検公式サイトでは準2級プラスのサンプル問題を見ることができますので、一通りチェックしてみるとよいでしょう。

英検2級と英検準2級の違い

では、次によく比較される英検2級と準2級の違いについて、一つずつ見ていきましょう。

1. 問題のレベルが確実に上がる
2. ライティング問題のタイプが異なる(問題形式リニューアル後)
3. 長文問題の比重が大きい

1. 問題のレベルが確実に上がる

問題のレベルは確実に上がります。

英検公式サイトの提示する各級の審査基準の程度を以下のように記しています。

2級 :社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。

準2級:日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。

出典:「各級の審査基準」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

英検準2級では日常生活の話題に関することが中心でしたが、2級では社会性のある内容や話題についての問題が出題されます。

求められる語彙数や問題の文章量が上がるのはもちろん、扱われるトピック自体が社会生活にまつわるものへと範囲がグンと広がります。

日頃から社会生活に関連するトピックにアンテナを張るようにするのもよいですね。

 2. ライティング問題のタイプが異なる(問題形式リニューアル後)

また、基本概要のところでお伝えしたとおり、問題形式リニューアル後の英検2級ライティング問題では「意見陳述」問題に加え「要約」問題が追加され、計2題の出題となります。


英検3級では「意見論述」問題に加え「Eメール」問題が出題されるので、追加されるライティング問題のタイプが異なります。

2級の要約問題で高得点を取るためには、パラグラフごとのトピックセンテンスをつかみ、語句をすっきりとした形に言い換え、文をまとめていくことが大切です。

また、英検2級英作文「意見陳述」問題に関しては、下記コラムにて実際に出た問題を使って理想的な構文と使える表現を紹介しています。

英作文のコツを掴んで、合格に必要な力を養っていきましょう。

「英検2級ライティング対策|理想的な構成と使える表現で合格をつかむ!」はこちらから

3. 長文問題の比重が大きい

英検2級は準2級に比べ、長文問題の占める割合が高くなります。

両級におけるリーディング問題数に対する長文問題数を、リニューアルの前後で比較をしてみましょう。

長文問題/リーディング問題数 準2級2級
リニューアル前12問/37問中18/38問中
リニューアル後9/29問中14/31問中

参考:リニューアル内容「2024年度実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル」公益財団法人日本英語検定協会.英検.をもとに作成

英検準2級に比べ2級の方が、問題形式のリニューアル前と後の双方で、リーディング問題全体に対する長文問題の割合が高いということが分かります。

また前述の通り、出題のテーマも日常生活に関するものから、社会生活に関するものへとステップし、また長文自体の語数や語彙もレベルアップします。

長文問題に苦手意識がある方は、ある程度スピード感を持って問題を解けるように、余裕を持った勉強計画のもと対策をしていきましょう。

英検2級合格に役立つ鉄板の勉強法とは?

最後に、英検2級合格に向けた鉄板の勉強法をご紹介していきます。

基本的には、以下のフローおよびポイントに沿って勉強をしていきます。

1.過去問を解く

2.苦手な分野を中心に演習問題を解く

☆単語帳で頻出単語・熟語・会話表現を覚える

☆あやふやな文法事項を確認する

☆長文問題に抵抗をなくす

☆英作文対策の時間をしっかりと取る


まず大前提にあるのが、過去問を解いて試験全体の流れを把握し問題形式や問題の傾向を理解するというのが、英検合格において極めて効果的な勉強法です。

何度か過去問を解いていくうちに自分のつまずきやすい箇所が自然と見えてきますので、苦手分野を中心に演習問題などを解いて量をこなしていくとよいでしょう。

回を重ねるごとにミスを少なくしていき、合格点への距離を縮めます。

☆で挙げたポイントについては、上記フローに沿った「1.過去問→2.演習」を繰り返しながら、同時進行でやっていきます。

また語彙に関しては単語帳を活用すると同時に、問題の中で初めて出会った語彙や理解できなかった表現などをその都度ノートに書き写すなど、自分に合ったやり方でしっかりと覚えていきましょう。

そして文法は、短文の空所補充問題から文法を問う問題はなくなりますが、英作文を書く際の評価基準には当然「文法」が入っています。


英検2級のレベルは「高校卒業程度」ということで、問われる内容は簡単なものから難しいものまで出題範囲は広がります。

少しでも文法に不安がある方は学校の教科書や文法書などを1冊用意し、学んだ文法を使って英作文の練習をしてみるのもよいですね。


また、2024年度問題形式リニューアル後からは、リーディング問題数が削減された分、英作文問題が1題から2題へと増えます。

英検2級ではこれまでの「意見論述」問題に加え、「要約」問題が出題されます。


今回のリニューアルでの試験時間の変更はありませんが、筆記試験の試験時間(85分)内に長文問題を含むリーディング問題とライティング(英作文)問題2題を解き終えねばなりません。


本番のタイムマネジメントを成功させるためにも、単語・熟語・文法を学びながら過去問などを使い本番形式の問題に慣れることはもはや必須事項です。

解くのに時間のかかる長文問題や英作文問題にしっかりと時間を当てられるように、今回紹介した勉強法を参考に今から準備をしていきましょう!

まとめ

本記事では、英検2級合格に向けた効果的な勉強法を紹介いたしました。

そして、2024年度からは一部問題形式のリニューアル(英検S-CBTにおいては5月実施分から)、2025年度からは英検2級と英検準2級との間に新しい級「準2級プラス」が新設される予定です。


英検を受験される方は英検公式サイトからの最新情報をチェックしたうえで、本記事で挙げた勉強法などを参考に、しっかりと英検試験対策をしていきましょう。


なお、過去コラムでは問題形式のリニューアル情報や新しい級についても触れていますので、気になる方はぜひご覧になってみてください。

「英検新設級(準2級と2級の間)導入と試験の一部リニューアル(新方式)を詳しく解説!」はこちらから

また、英検準2級については以下のコラムにて解説をしていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

「【英検準2級攻略法】合格に効果的な勉強法とは?英検準2級と3級の違いについても徹底解説!」はこちらから

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