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【英検4級】長文問題を徹底攻略!問題パターンや解き方のコツを詳しく解説

【英検4級】長文問題を徹底攻略!問題パターンや解き方のコツを詳しく解説
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英検情報
  • 「英検4級に挑戦したいけれど、長文問題なんて自分に解けるかな」
  • 「英検4級の長文問題って、どんな問題が出るの?」

そんなお悩みはありませんか。

英検4級ともなると、5級にはなかった長文読解問題が出題されます。
自分にはハードルが高いのではないかと感じられる方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事ではそんなお悩みを持つ方に向け、知っておきたい長文問題の解き方のコツをお届けします。

実際の過去問題を使って丁寧に解説をしていますので、英検4級を受験される方はぜひ最後までご覧ください!

英検4級は2024年度リニューアルの対象外

突然ですが、一部の英検級の問題形式が2024年度第1回検定※からリニューアルされていることをご存知でしょうか。
(※英検S-CBTに関しては同年度5月実施分より対応)

現行の学習指導要領で求められている新たな英語能力観を踏まえ、英検3級/準2級/2級/準1級/1級において実施がなされました。
ただし、今回取り上げる英検4級に関しては、リニューアルの対象外なのでご安心ください。

とはいえ、4級に合格した方が次に目指す級(英検3級)からはリニューアル後の問題となっていますので、参考書などを用意する際にはご注意ください。

この問題形式リニューアルに続き、2025年度には英検準2級プラスという新しい級が導入されることが決定しています。
もっと詳しく知りたいと思われた方は、ぜひ過去コラムを参考にしてみてください!

「いつから始まる?|英検新設級(準2級と2級の間)導入と試験の一部リニューアル(新方式)を詳しく解説!」はこちらから

英検4級【一次試験】の問題形式

英検4級の一次試験は、筆記パート(35分)とリスニングパート(約30分)の、トータル約65分の試験となっています。

筆記ではリーディングスキルを測るための問題が計35問出題されますが、そのうちの10問が長文問題です。
10問といっても、以下の異なる3つのタイプの長文が出題され、それぞれに決まった設問が与えられています。

  • 大問4/A 掲示・案内 2問
  • 大問4/B Eメール(手紙文)3問
  • 大問4/C 説明文 5問

筆記試験全体の時間制限は35分です。

長文問題の前に、

  • 大問1「短文の語句空所問題」15問
  • 大問2「会話文の文空所補充問題」5問
  • 大問3「日本文付き短文語句整序問題」5問

といった問題が計25問ありますので、1つの問題に時間をかけすぎないようにすることも常に忘れないようにしましょう。

英検4級【長文問題】パターン

今回のメインテーマでもある大問4「長文の内容一致選択」の長文問題A/B/Cを、種類ごとに1つずつ見ていきましょう。

A【掲示・案内】 2問

最初に登場するA問題は掲示・案内文からの出題で、計2問出題されます。

内容を端的に表しているのが、最初に登場する太字で書かれたタイトル部分です。
まずは冒頭タイトル部分をチェックし、内容の大枠をつかむようにしましょう。

下の4級過去問題では、中学生に向けたダンスレッスンに関する掲示物であることが分かります。

出典:「2024年度 第1回 問題冊子」4級の過去問・試験内容.公益財団法人日本英語検定協会.英検.

本文を読み始める前に先に問題をチェックし、答えを探しにいく流れで読み進めていくと解答時間を最小限に抑えることができます。

試しにA問題を1つ解いてみましょう。

(26)Where will the dance lesson be?

  1. At the dance center.
  2. At the school gym.
  3. At the city hall.
  4. At City Sports Center.

「Where will the dance lesson be? = どこでダンスレッスンが行われますか?」と開催場所が問われていることから、場所を表す言葉や表現に注目しながら本文を読み進めていきます。

そうすると、タイトル(太字)の後に

  •  There will be a dance lesson at City Sports Center.

といった文章が続いていることが分かります。

文中に前置詞「at」+(場所)と場所を表す表現があることから、4. At City Sports Center.が正解です。
A問題に出てくる長文の設問は2問だけなので、サクッと解答して次へ進みましょう。

B【Eメール(手紙文)】3問

B問題はEメール(手紙文)からの問題で、計3問出題されます。

文面のタイトル・冒頭の文章に加え、送り主と宛先をチェックし、どんな内容についてのやり取りが繰り広げられるのかを把握します。

出典:「2024年度 第1回 問題冊子」4級の過去問・試験内容.公益財団法人日本英語検定協会.英検.

1つ目がべスからキャシーに宛てた週末の計画に関するEメールで、2つ目がキャシーからベスに返信したEメールであることが分かります。

友人同士の週末の予定に関するやり取りであることを想定した上で、A長文と同様、問われている内容を把握してから本文を読み進めます。

試しに1つ目の問題を解いていきましょう。

(28)What will Beth and Cathy do on Saturday evening?

  1. Go hiking.
  2. Watch a movie.
  3. Go shopping.
  4. Have a barbecue.

この設問では、「What will Beth and Cathy do on Saturday evening? = ベスとキャシーは土曜の晩に何をしますか?」と未来のことが問われています。
この内容を頭の片隅に置き、答えにつながる手掛かりを見つけ出しながら本文を読み進めていきます。

そうすると本文2行目に、解答する上でのキーワードとなる「Saturday evening」が言及されている文章を見つけることができます。

  • I’m excited about going hiking on Saturday afternoon and having a barbecue on Saturday evening. 

この文章の構造は、I’m excited about A and B.(私はAとBにわくわくしています)です。
「Saturday evening」の予定が後半(B)に明記されているので、よって 4. Have a barbecue. が正解です。

なお、B問題は異なる人物の固有名詞が多く出てきますので、登場人物の関係性をきっちりと把握しながら読み解くようにしましょう。

C【説明文】5問

C問題は説明文からの問題で、文章量に加え問題数も5問と、長文問題の中ではいちばん手応えのある問題であると言えます。
特定の人物にまつわる出来事が時系列に説明がされており、よくありそうな日常が描かれていることが多いです。

解き方の基本はこれまでと同様にまずはタイトルをチェック、その後問題文を読み何が問われているのかをチェックしたうえで、読み進めていきます。

出典:「2024年度 第1回 問題冊子」4級の過去問・試験内容.公益財団法人日本英語検定協会.英検.

タイトルを見ると、The School Performance とあり、どうやら学校で繰り広げられる何らかの上演であることが分かります。

(31)What does Gerald’s father play?

  1. The guitar.
  2. The trumpet.
  3. The violin.
  4. The piano.

そのうえで改めて問題文を確認すると、「What does Gerald’s father play? = ジェラルドの父は何をplayしますか?」とあります。

選択肢をざっと見ても全て楽器の名称であることから、父親が何の楽器を使って演奏するのか注目しながら読み進めればよいということが分かります。
この内容を頭の片隅に置き、答えにつながる手掛かりを見つけ出しながら本文を読み進めていきます。

そうすると、本文2行目にジェラルドの父親に関する言及があり、特定の楽器を演奏していることが分かります。

  • His father plays the guitar in a band with a violin player and a pianist.

「His father plays …」この続きに答えを見つけ出せるはずなので、1. The guitar.  が正解です。

まとめ

本記事では、英検4級の問題、特に長文問題に焦点を当て、解き方のコツなどを過去問を使って解説いたしました。

英検4級の長文問題はA~C問題までにわたることから範囲が広く、一見難しそうに見えるかもしれませんが、スムーズな解き方で解くことに慣れさえすれば、割とサクサクと解答することができるようになっていきます。

今回ご紹介した解き方が自然とできるように、過去問題予想問題などを使い時間内に全ての問題を解き終えるようにしていきましょう。

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