自分の子供にあった英語学習の内容はどう選ぶ? | 新!保護者の知恵袋 #4
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保護者の悩み(女の子 8歳)
「小学生の英語学習は、英会話など会話中心に英語に苦手意識を持つことなく、気軽に英語でコミニュケーションをできるようになることを目標にしたほうがいいのでしょうか?
それともテキストを使って単語や文法を学び、英検やTOEICなどの資格試験合格を目指したほうがいいのか迷っています。
その子に合った学習内容の選び方が知りたいです。」
子供に合った英語学習法は適性をみて判断
小学生の英語学習について、お子さまに合わせた英語学習方法を選ぶには、やはりお子さまの興味関心や得意分野をよく確認することが大切です。
例えば、お子さまが英語を使ったコミュニケーションを楽しんでいるようであれば、英会話主体で進めていくことが適しているといえます。
小学校低学年のお子さまの場合、まだ将来の受験や就職活動のために英語をやるという意識はなかなかわかないためです。
とにかく英語に触れ続け、気軽なコミュニケーションを取れる状態を目指すのがおすすめといえます。
一方、小学生になると、英語検定などの資格を受験するお子さまもいらっしゃいます。
もしお子さまが机に向かって勉強することが苦ではなく、合格を取ることを目指して楽しんで学習できるようであれば、資格試験も視野に入れて英語学習を進めてみてはいかがでしょう。
英語に触れる環境をつくる5つのステップ
まず、英語に触れる環境をつくることはとても大切です。
なるべく毎日、英語を使って親しむことで習慣化しやすいため、英語の定着が期待できます。
習慣化するためには、以下5つのポイントをおさえておく必要があるので注意しましょう。
- 好きなものを発見する
- 動画をつかってみる
- とりあえず言ってみる
- 繰り返し使ってみる
- コミュニケーションできる相手をつくる
①好きなものを発見する
まずは、お子さまの好きなものをよく観察してみましょう。
好きなものから単語を覚えると、記憶することに興味と意欲が湧き、子供の語彙力は飛躍的に向上します。
「モノをみて言語をイメージする」というのは、日本語や英語に限らず、どの言語でも共通しています。
人は毎日何度も同じものを見続けることによって認知力が向上し、思い出す力が早くなります。
これを習慣化することによって、「ものをみる」→「口に出して言語化」の変換スピードがはやくなります。
この結果、英語を日本語に変換せずに、「英語を英語として表現する思考」が身につきます。
②動画をつかってみる
今は、英語コンテンツのYoutube動画を無料で視聴できる時代です。
先ほどの ①好きなものを発見する というステップに似ていますが、映像や音声も効果的です。
「目に入る情報」と「耳に入る情報」の2点はとても記憶に残りやすいので、口に出して真似をすることで、正しい発音や文法表現を自然にアウトプットできるようになります。
できれば、親御さんがお子さまの発音をきいて、さりげなく修正してあげるのがよいでしょう。
そうすることで、お子さまも自分の発音を修正する姿勢が身に付き、その後の学習に高い効果をもたらします。
③とりあえず言ってみる
見たり、聴いたりしたものをただそのまま受け取ることができれば、英会話ができるまでの前準備は整っています。
その後は、とりあえず口に出して発音してみるのが大事です。
自分がしゃべっていることが、どういう意味をもつのか、理解しながらスピーキングすると、お子さまもしっかりと自分で発音を音として認識できます。
自分のスピーキングで、正しく発音できたという自信を持つことが可能です。
④繰り返し使ってみる
②③ができたら、ぜひ、お子さまが正しく使えるフレーズを繰り返し使ってみるように促してみましょう。
フレーズを繰り返し使うことによって、記憶が定着し、一生使えるようになります。
できれば親御さんがそのフレーズを使う場面を想定して、何度も練習できるようにしてあげましょう。
⑤コミュニケーションできる相手をつくる
①~④まででお子さまがある程度自信をもって、英語に触れられるようになったら、会話できる機会をつくるようにしましょう。
会話ができるようになるためには、とにかくコミュニケーションを繰り返し、印象として記憶に残りやすくすることが大切です。
英語を楽しむ・資格対策もオンライン英会話がおすすめ
子供に合った学習方法として、「オンライン英会話」を紹介します。
オンライン英会話では豊富な教材が用意されており、手ごろな価格でネイティブや他国の先生とコミュニケーションをとることができるため、おすすめです。
オンラインレッスンであれば、場所にとらわれることなく、好きな時間に受講することができます。
また、お子さまがすぐ近くにいるので、どんな様子でレッスンを受けているのか、知ることができます。
更に、お子さまの会話の様子を見て、どんな風にコミュニケーションを取っているのかも把握することができます。
講師からのフィードバックだけでなく、親御さんからもフィードバックすることで、お子さまと一緒に英会話力を高めることができるので、どんどん活用していきましょう。
子供が楽しいと思える方法で英語学習を進めよう
ここまで、自分の子供にあった英語学習の内容についてご紹介してきました。
英語学習のポイントをおさえることで、お子さまが英語のスキルを習得できるだけでなく、ポジティブな気持ちになれたり、自信を持ったりすることができます。
確かに、初めのうちは会話フレーズを習得したり、継続したりすることが困難かもしれません。
しかし、「好きこそものの上手なれ」と言われるように、まずお子さまが納得できるものから、英語を使って表現するように訓練させれば、上達できるようになります。
なぜなら、英語習得は筋トレやスポーツと同じで、正しい方法でコツコツとトレーニングを積めば、誰でも確実に習得できるからです。
特に、まだ頭がやわらかい年代のお子さんの場合は、言語習得の速度も早いため、早期のトレーニングでお子さんと一緒に上達を目指すように心がけましょう。