幼少期の英語学習と自宅学習のポイント | 新!保護者の知恵袋 #11
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幼少期から我が子に英語を習わせたいとお考えの親御さんも多いのではないでしょうか。
今回は、元気な3歳男の子のお母様からのお悩みにお答えしていきます。
早期英語を始めるにあたって不安に思っている親御さんにも参考になる内容かと思います。
ぜひ、お役立てください。
保護者の悩み(男の子 3歳)
英語学習は幼少期から始めた方が良いという意見と、早すぎると日本語と英語が区別できず言語の習得が遅くなるという意見とあり、いつから始めるべきなのか悩んでいます。
また、息子は活発なタイプのため英会話教室でじっと座って学ぶのが難しいだろうと思っています。
自宅学習をするのであれば、どのように工夫したらいいのでしょうか?
幼少期からの英語学習について
幼少期からの英語学習について、基本的には早期開始に問題はないとされています。
子供の脳は言語学習に適しており、若いうちから英語に触れることで、自然に言語感覚を養うことが可能です。
実際、幼い頃から日本語と英語を学ぶことで言語の習得が遅くなるという心配はほとんどなく、むしろ言語間の区別を早期から自然に学ぶことができます。
また、早期に多言語環境に慣れ親しむことで、言語に対する柔軟な理解力や適応力が身に付くと考えられています。
ただし、学習方法やペースは子供の興味や個性に合わせ、無理のない範囲で進めることが大切です。
メリット1. 長期記憶ができる
幼少期に英語を学ぶことは、子供たちの長期記憶の形成に大きな影響を与えます。
子供の脳は新しい情報を吸収するのに適しているため、この時期に学んだ言語は深く記憶され、生涯続く可能性が高まります。
例えば、幼いころに学んだ英語の単語やフレーズは、大人になっても忘れにくいです。
これは、子供の頃に学んだ言語が、リズムや音韻とともに脳に深く刻まれるためです。
また、幼少期に学んだ言語は、使わなくても脳に残り、必要な時にすぐに思い出せます。
幼少期の学習は感情とも密接に関連しています。
子供たちは遊びや歌を通じて英語を学び、これらの楽しい経験が言語と結びついて記憶に残ります。
メリット2. 発音がよくなる
幼少期から英語を学ぶ大きなメリットの一つは、ネイティブスピーカーに近い発音が身につきやすいことです。
この時期の子供たちは、新しい言語の音を聞き分け、真似するのが得意です。
たとえば、英語特有の「th」の音は、多くの非英語圏の言語にはないため、大人には発音が難しいことがあります。
しかし、幼い頃から英語に触れる子供たちは、このような独特の音も自然と習得します。
また、英語のリズムやイントネーションも、幼いうちに学ぶことでネイティブのような流暢さを身につけることができるでしょう。
メリット3. 他の学問分野にも良い影響を与える
幼い頃から英語を学ぶ子供たちは、言語以外の分野でも良い成績を収めることが多いです。
これは、言語を学ぶプロセスが脳を活性化し、さまざまなスキルを養うからです。
例えば、新しい単語や文法を覚えることは記憶力を鍛えます。
また、会話やリスニングを通じて注意力が高まり、これは授業に集中するのに役立ちます。
数学や科学のような教科では、論理的思考が必要です。
言語学習はこの論理的思考を鍛えるのに役立ちます。
言語のルールを理解し、それを使って文章を組み立てることは、数学の問題を解くプロセスに似ています。
また、新しい言語を学ぶことで異なる視点から物事を考える習慣が身につき、科学的な探求や歴史の分析にも役立ちます。
メリット4. 異なる文化の人々との交流ができる
幼少期に英語を学ぶことは、子供たちが世界中の様々な文化の人々と交流するのに役立ちます。
英語は世界的に広く話されている言語なので、これを話せることは多くの異なる背景を持つ人々と繋がる手段となります。
例えば、学校で異国から来た生徒と友達になったり、国際的なイベントに参加する際に、英語を話すことが大きな助けとなります。
これにより、子供たちは新しい友情を育み、異文化をより深く理解する機会を得ることができます。
また、英語を学ぶことで、子供たちは自然と異文化について学び、異なる価値観や習慣に対する尊重を学ぶことができます。
大切なポイント
幼少期の英語学習で大切なのは、子供の興味や個性に合わせた学習方法とペースの設定です。
これは、子供たちが楽しみながら効果的に言語を学ぶために不可欠です。
例えば、物語を好む子供は英語の絵本から始めると良いでしょう。
これにより、子供の興味を引き、学習意欲を高めることができます。
一方で、音楽に興味がある子供なら、英語の歌やリズムゲームを取り入れるのが効果的です。
子供の好きな活動を通じて英語を学ぶことで、継続的な関心を保つことができます。
ペースに関しても、各子供が自分の速度で学べるよう配慮することが重要です。
例えば、アルファベットの学習において、子供によって覚える速度が異なる場合、それぞれの進捗に合わせて指導する必要があります。
無理をせず、それぞれの子供が快適に学べる環境を整えることが大切です。
活発でじっと座っていられないタイプのお子様の自宅学習方法
英語のリズム体操
英語のリズム体操は、子供たちが英語を楽しみながら身体を動かすことができる活動です。
この方法では、英語の音楽やリズムに合わせて、指示された動きをすることで、言語と身体活動を組み合わせます。
たとえば、「Jump!」や「Turn around!」などの簡単な英語に従って、子供たちは跳んだり、くるっと回ったりします。
この活動は、英語の語彙や表現を自然な形で学ぶのに効果的です。
リズムに合わせて動くことで、子供たちは単語の意味を直感的に理解しやすくなり、英語のフレーズをより記憶しやすくなります。
また、音楽と動きを組み合わせることで、学習が楽しく、子供たちの注意を引きやすくなります。
「ホーキー ポーキー」の英語の歌は、楽しく踊りながら学べるので、ぜひお家で取り入れてみてくださいね。
宝探しゲーム
スカベンジャーハントは、子供たちが英語で楽しくアイテムを探す宝探しゲームです。
このゲームでは、子供たちに英語で書かれたヒントやリストが渡され、それに従って特定のアイテムを探します。
例えば、ヒントには「Find something red(赤いものを見つけて)」や「Look for a book with pictures(絵がある本を探して)」など、簡単な英語の指示が含まれます。
子供たちはこれらのヒントを読み、理解し、指定されたアイテムを家の中で探します。
この過程で、彼らは英語の単語やフレーズを自然に学び、実際の物や行動に関連付けることができます。
また、物を探すことで観察力や問題解決能力も養われ、学習がより実践的で意味のあるものになりますよ。
風船ゲーム
風船ゲームは、子供たちが英語の単語を学びながら風船で遊ぶ活動です。
このゲームでは、風船を使って様々な動作を行いながら、同時に英語の単語やフレーズを練習します。
例えば、風船を空中に投げながら「Up(上)!」、風船をキャッチするときに「Down(下)!」と言ったりします。
さらに、風船に色や数字、簡単な単語を書き、子供たちにそれを読ませながら風船を遊ばせることもできます。
例えば、「Blue(青)」と書かれた風船を使って、「Find the blue balloon(青いバルーンを見つけて)」などの指示を出します。
このようにして、子供たちは遊びの中で英語の単語を自然に覚えることができます。
Youtubeにやり方の方法が載ってるので、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン英会話におまかせもあり!
活発な子供たちに適した自宅での学習方法として、オンライン英会話があります。
子供が自然に英語を楽しめるように工夫されているのでおすすめです。
オンライン英会話の授業では、インタラクティブなゲーム、歌、ストーリーテリングなどが多用され、これらが初心者にも理解しやすい形で進めてくれます。
インタラクティブなゲームでは、子供たちは画面を通じて講師と一緒に英語の単語を当てるクイズや記憶ゲームなどに参加します。
これらのゲームは、遊び感覚で新しい単語や表現を学ぶのに役立ちますよ。
また、歌を使った学習では、簡単な英語の歌を通じてリズムとメロディで言葉を覚えます。
繰り返し歌うことで、子供たちは自然と英語のフレーズを記憶し、楽しみながら学んでいくでしょう。
ストーリーテリングは、講師が面白く想像力豊かな物語を英語で語る活動です。
子供たちは物語を聞きながら、言語のニュアンスや新しい表現を学びます。
ストーリーは子供たちの注意を引き、英語に対する興味を深めますよ。
オンライン英会話の講師は、これらの方法を駆使して、子供が飽きることなく楽しく英語を学べるようにします。
親御さんにとっても、子供が家で安全にかつ効果的に英語を学べるため、安心して任せることができるでしょう。