恥ずかしがり屋の子供の克服方法は?|新!保護者の知恵袋 #14
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本日この記事で紹介する保護者のお悩みはこちらです。
保護者の悩み(男の子 8歳)
オンライン英会話を続けており、レッスン内ではかなり話せるようになってきました。
が、親の私が見ていると恥ずかしがって話しません。
先日、実際にネイティブの方と英語を使って話すことができるイベントがあったのですが、恥ずかしがって話そうとはしませんでした。
家族を含めて人前で話すのが恥ずかしいままでは上達できないと思うのですが、恥ずかしさはどのように克服できるのでしょうか?
子育てをする日本人の保護者に多い悩みの1つに
「子供がシャイである」
「子供が恥ずかしがり屋である」
といったものがあります。
日本語をはじめ英語を身につけるためには、どんどん発話することが大切です。
幼少期の早い段階で恥ずかしがり屋を克服することで、日本語力も英語力も高めることができます。
この記事では
- 子供が恥ずかしがり屋を克服するために保護者ができること
- 保護者がやってはいけないこと
について解説します。
シャイで内向的なお子様の保護者はぜひ読んで参考にしてください。
恥ずかしがり屋の子供の心理
まずは恥ずかしがり屋の子供の心理状態を確認しましょう。
子供が恥ずかしがるのは主に下記の理由が考えられます。
- 人と話をすることに慣れていないから
- 英語で話をすることに自信がないから
- 間違えることを恐れているから
日本語で話すことすら恥ずかしがる子供はたくさんいます。
英語であればなおさらです。
英語と日本語どちらに対しても言えることは、恥ずかしがり屋を克服するためには話すことに慣れること、そして自分自身に自信を持つことが大切です。
そしてこれは経験を重ねるほど身につきます。
恥ずかしがり屋を子供に克服してもらうために保護者ができること
前章で、恥ずかしがり屋を克服するためには自分に自信を持つことと、話す経験を重ねることが大切であると説明しました。
ここでは、子供が恥ずかしがり屋を克服するために保護者ができることについて紹介します。
下記の5点に留意しましょう。
- 無理強いしない
- 自信をつけさせて、自らすすんで話すのを待つ
- 安心して話ができる環境を整える
- 親の背中を見せる
- 集まりには早めに到着するようにする
それでは、1つずつ見ていきましょう。
①無理強いしない
まず子供が恥ずかしがっている原因や理由を知るように心がけましょう。
子供が嫌がっているのに無理やり話をさせようとしないでください。
無理強いすると、そのときに感じたネガティブな感情を後々まで引きずることになりかねません。
子供の気持ちや考え方を否定せずに受け止めた上で、恥ずかしがり屋をどう克服すれば良いか解決策を一緒に考えてあげるようにしてください。
恥ずかしがり屋の克服には時間がかかります。
辛抱強く見守ってあげましょう。
②自信をつけさせて、自らすすんで話すのを待つ
恥ずかしがり屋を克服するには、話すことに対する恐怖心を和らげて自信を持たせることが大切です。
恥ずかしがり屋で英語を話すことが苦手である場合は、英会話フレーズや単語などをインプットして英語の基礎力を身につけましょう。
知識が増えるほど自信を持つことができ、徐々に英語で話すことに慣れてくるはずです。
そして少しでも進歩が見られたらどんどん褒めてあげましょう。
褒められるとさらに自信がつきます。
③安心して話ができる環境を整える
子供が恥ずかしがる理由は下記のようにさまざまです。
- 新しい環境である
- 話し相手が初対面の人である
- 慣れない体験をする
このように子供が慣れない環境に身を置いたり、見知らぬ人と話をする機会があったりする際には、あらかじめ子供と一緒に下記のような準備をしてあげましょう。
- 挨拶の練習をする
- 聞かれそうな質問を想定して答える練習をする
- 英会話でよく使う単語やフレーズの確認をする
このような事前準備をすることで、初めての慣れない環境であったとしても子供は安心して話をしやすくなります。
恥ずかしがり屋な子供も「話してみたい!」と前向きな気持ちになるかもしれません。
④親の背中を見せる
子供は親の真似をするものです。
保護者が楽しそうにやっていたらなおさら興味を持ちます。
保護者が完璧な英語を話せる必要はありません。
つたなくて間違いだらけの英語である方が、むしろ子供は「間違えてもいいんだ!」と安心感を持つものです。
子供に恥ずかしがり屋を克服してもらおうと考えるのであれば、子供にあれこれ言うのではなくご自身の行動で示してあげてください。
⑤集まりには早めに到着するようにする
人がすでに大勢集まって盛り上がっている場に足を踏み入れるのは、大人であっても少し気が引けてしまいます。
恥ずかしがり屋の子供であればなおさらです。
そのため、集まりやパーティーなどがある際には少し早めに到着するように心がけましょう。
子供がその場所や雰囲気に馴染みやすくなります。
子供が恥ずかしがり屋を克服する際に保護者がやってはいけないこと
最後に、子供が恥ずかしがり屋を克服する際に保護者がやってはいけないことについて解説します。
下記の3点に気をつけてください。
- 「うちの子は恥ずかしがり屋で…」と決めつけない
- 子供にガッカリしない
- 過度に子供を手助けしない
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
①「うちの子は恥ずかしがり屋で…」と決めつけない
あなたは周囲に「うちの子は恥ずかしがり屋で…」と言っていませんか?
子供をフォローするために言ったつもりであっても、「うちの子供=恥ずかしがり屋」であると決めつけてそれを何度も言うことで、子供はますます恥ずかしがり屋になってしまいます。
恥ずかしがり屋を克服するどころか、むしろ逆効果になってしまうため注意してください。
②子供にガッカリしない
子供が上手に挨拶できなかったり、相手に聞かれたことに対して上手く返事ができなかったりしたときにあなたはどのようなリアクションを取っていますか?
「子供をちゃんと躾けられていないと思われるのではないか」
と不安に感じたり
「何でそんなこともできないのか」
とガッカリ感じたりしていませんか?
ネガティブな感情を表情や態度に出すことで、子供はますます萎縮してしまいます。
他人にどのように思われているか気にしたり、自分の子供を他の子供と比較したりしないようにしてください。
③過度に子供を手助けしない
子供が何か尋ねられたときに上手く答えられず、子供の代わりに返事をしたことはありませんか?
これも恥ずかしがり屋の子供をフォローするために、ついつい保護者がやってしまいがちなことです。
しかし、これは子供に話す隙を与えなくしてしまうため、助け舟になるどころかますます口を閉ざす状況に追い込んでしまいます。
子供の代わりに返事をするのではなく、子供の気持ちの準備ができたら話に参加できるようにそのまま会話を続けるようにしてください。
じっくりと時間をかけて子供が恥ずかしがり屋を克服するのを見守ろう!
この記事では恥ずかしがり屋の子供の克服方法について紹介しました。
恥ずかしがり屋の子供に克服してもらうために保護者ができることは下記の5つです。
- 無理強いしない
- 自信をつけさせて、自らすすんで話すのを待つ
- 安心して話ができる環境を整える
- 親の背中を見せる
- 集まりには早めに到着するようにする
しかし、恥ずかしがり屋の子供をフォローするために下記のことをやりがちですが、やらないように注意してください。
- 「うちの子は恥ずかしがり屋で…」と決めつけない
- 子供にガッカリしない
- 過度に子供を手助けしない
恥ずかしがり屋の克服には時間がかかるものです。
保護者は話すことに慣れる環境づくり、そして子供が自分自身に自信を持てるような声かけを意識してください。
子供に寄り添ってあげながら、ゆっくりと恥ずかしがり屋を克服していきましょう。