小学校からの英語教育
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2020年は、コロナ禍での”学校の休校”、“オンラインを使った授業”、“分散登校または時差通学”などが各地で実施された混乱の年でもありました。
それと同時に2020年4月から小学校での英語教育が全面実施された年とも言えます。
小学校での英語教育についての現状をご紹介します。
小学校からの英語教育、2020年になぜ小学校からの英語学習が導入されたのか?
文部科学省の打ち出した2011年から実施の「学習指導要領の成果とグローバル化の進展に対する課題意識」の中に、
それは明確されています。
“「グローバル化の進展の中、国際共通語である英語力の向上は日本の将来とって極めて重要である。」
「我が国の英語教育では、現行の学習指導要領を受けた進展も見られるが、特にコミュニケーション能力の育成について改善を加速化すべき課題も多い。」
「東京オリンピック・パラリンピックを迎える2020(平成32)年はもとより、現在、学校で学ぶ児童生徒が卒業後に社会で活躍するであろう2050(平成62)年頃には、我が国は、多文化・多言語・他民族の人たちが、協調と競争する国際的な環境の中にあることが予想され、そうした中で、国民一人一人が、様々な社会的・職業的な場面において、外国語を用いたコミュニケーションを行う機会が格段に増えることが想定される。」
引用先:文部科学省 今後の英語教育の改善・充実方策について
急速に進んでいるグローバル社会において将来活躍できる人材を育てることが、小学校からの始める英語学習の目的の一つにもなっています。
グローバル社会では、海外で主に英語を使いコミュニケーションをとれる、国際人が必須条件という背景があることが伺えます。
英語を使ったコミュニケーションの重要性を考え、日本では1998年から、小学校での英語教育の準備は、進んでいました。
小学校での英語教育全面実施の経緯
「総合的な学習の時間」設定 (1998年) | 指導要領が改訂され、英語に関する活動が広く行われるようになった。 2003年度には約97%の小学校で英語活動が実施されているという調査結果が出ている |
「外国語活動」設定 (2008年改訂、2010年全面実施) | 小学5・6年生を対象に週1コマの「外国語活動」が設定 |
新学習指導要領 (2017年告示、2020年全面実施) | 英語が小学校5・6年生において正式な教科となった |
表の引用先:はいチーズ!©clipより引用
小学校から英語教育、小学校の英語教育の対象学年と授業目標
英語教育の対象は、小学校3年生から6年生。3、4年生は「外国語活動」というカリキュラムとして年間35単位時間、5、6年生は「外国語」という教科として年間70単位時間が実施されます。
詳しくは、文部科学省「新しい学習指導要領:文部科学省」をご確認ください。
小学3、4年生の外国語活動の目標
英語学習の「聞くこと」、「話すこと(やり取り)」,「話すこと(発表)」の3つの目標を通して,外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、外国語による聞くこと、話すことの言語活動を通して、コミュニケーションを図る素地となる資質・能力を育成することを目指している。
参照元 :「小学校外国語活動(3・4年)」学習指導要領新旧対照表
小学校5、6年生の外国語(英語)の目標
英語学習の「聞くこと」、「読むこと」、「話すこと(やり取り)」、「話すこと(発表)」、「書くこと」の5つの目標を通して、日本語と外国語の違いを理解し、「聞く」「読む」「話す」「書く」をコミュニケーションに活かし基礎的な技能を身につける、情報を整理し考えや気持ちを伝える基礎的な力を養う、外国語を使ってコミュニケーションを図ろうとする態度を養うことを目指いしている。
参照元 :「小学校外国語活動(5・6年)」学習指導要領新旧対照表
小学校から英語教育、どんな授業が行われているの?
小学校3・4年生の外国語活動授業
小学3・4年生では イラストを多く使った教材を用い、3年生では、「Hello!」「How are you?」といった簡単なあいさつや「I like blue.」といった自己紹介などの英語表現とアルフファベットなどを学びます。
4年生では、「I eat breakfast」といった、自分の身近な行動を表す表現や、「What do you want?」や「Let’s~」など相手とのやりとりを想定した表現を学んでいきます。
小学校5・6年生の外国語の教科授業
小学5・6年生では”CAN DO”(英語で何ができるか)という新しい手法を用いた成績評価も加わります。
5年生では「She can~」や「Can you~?」といった”誰が何をできるのか”という表現方法にもふれ、SheやHeなどの3人称やcanの活用法についても学んでいきます。
6年生では時制の過去形について学び、表現方法のバリエーションも含まれて行きます。
使用教材については、「新学習指導要領に対応した小学校外国語教育新教材について」を参照してください。
まとめ
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