【小学生向け】5W1Hをマスターすれば英語は簡単!例文と一緒に基礎を学ぼう!
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自分が知らないことについて相手に質問してみたいとき、みなさんはどんな語をよく使いますか?
日本語であれば、「どこ」「だれ」「いつ」「なぜ」「何」「どうやって」を使って質問しますよね。
これらを英語で言うと、
- Where「どこ」
- Who「だれ」
- When「いつ」
- Why「なぜ」
- What「何」
- How「どうやって」
です。
Wで始まる単語が5つ、Hで始まる単語がひとつあるので、「5W1H」と呼ばれます。
では、「5W1H」の使い方を学んで、質問上手になりましょう。
Where「どこ」
例えば、あなたは友達のメアリーの家に遊びに来たとします。
あなたがトイレに行っている間に、メアリーの姿が見えなくなってしまいました。
そこで、あなたはメアリーのお母さんに、彼女がどこにいるのか質問します。
「メアリーが自分の部屋にいるかもしれない」と思ったときは、Is Mary in her room?と言いますよね。
もし、メアリーがどこにいるかまったくわからない場合は、「メアリーはどこですか?」と質問したいはずです。
「どこ」はwhereで表現します。
先ほどのIs Mary in her room?という文のin her room「彼女の部屋に」をwhere「どこ」に置き換えます。
すると、Is Mary where?となりますが、このままでは正しい英語ではありません。
「5W1H」は文の最初に置くという原則があるからです。
ですので、Whereを文の最初に移動して、Where is Mary?「メアリーはどこですか?」とします。
それでは、ほかの例文で確認しましょう。
Where are you from?
「あなたはどこの出身ですか?」
YesまたはNoで答えられる疑問の文から、whereの疑問の文を作ります。
例えば、「あなたは日本出身ですか?」はAre you from Japan?と言います。
日本出身であれば、Yes, I am.と答えますし、他の国の人は、No, I am not.と返事をしますので、YesまたはNoで答えられる疑問の文です。
もし、どこから来たのか見当がつかない場合は、Japanをwhereに置き換えて質問します。
すると、Are you from where?となりますが、このままでは正しい英語ではありません。
「5W1H」は文の最初に置くのが原則ですので、whereを文の最初に移動して、Where are you from?「あなたはどこの出身ですか?」とします。
Where did he go?
「彼はどこに行ったのですか?」
もうわかってきたでしょうか。
例えば、「彼は映画に行きましたか?」という文は、Did he go to the movies?と言います。
どこに行ったのかたずねたい場合は、to the movies「映画に」をwhereに置き換えます。
そしてwhereを文頭に移動して、Where did he go?「彼はどこに行ったのですか?」とします。
Who「だれ」
Who is he?
「彼は誰ですか?」
whoの場合も、疑問の文の作り方は同じです。
YesまたはNoで答えられる疑問の文から、whoの疑問の文を作ります。
例えば、「彼は有名な俳優ですか?」という文はIs he a famous actor?と言います。
この文のa famous actor「有名な俳優」をwhoに置き換えると、Is he who?となりますが、このままでは正しい英語ではありません。
whoを文の最初に移動して、Who is he?「彼はだれですか?」とします。
Who did you have lunch with?
「だれとお昼ご飯を食べましたか?」
この文はやや複雑です。
have lunch with …で「…とお昼ごはんを食べる」という意味です。
例えば、「あなたはトムと一緒にお昼ごはんを食べましたか?」という疑問の文なら、Did you have lunch with Tom?と言います。
この文のTomをwhoに置き換えると、Did you have lunch with who?となりますが、このままでは正しい英語ではありません。
whoを文の最初に移動して、Who did you have lunch with?「だれとお昼ごはんを食べましたか?」とします。
Who broke the window?
「だれが窓を割ったのですか?」
この例は文の成り立ちが、今までと少し異なります。
例えば、「トムが窓を割りました」という普通の文は、Tom broke the window.と言います。
この文のTomをWhoに置き換えれば、Who broke the window?「だれが窓を割ったのですか?」という疑問の文を作ることができるのです。
このように主語をたずねる場合は、普通の文をもとにして主語を置き換えるだけで、簡単に疑問の文を作ることができます。
文法的な理屈はわかったでしょうか?
では、例文を見ながら、残りの4つの使い方を確認しましょう。
When「いつ」
When is your birthday?
「あなたのお誕生日はいつですか?」
- My birthday is in September.「私の誕生日は9月です」
- It’s September 22nd.「私の誕生日は9月22日です」
クラスでとなりの席になった人など、新しく友達になった人に誕生日を聞いてみましょう。
When did you start studying English?
「いつ英語の勉強を始めましたか?」
- I started studying English when I was 6 years old.「6歳のときに英語を勉強し始めました」
あなたは何歳で英語の勉強を始めましたか?
2つめの文の数字を入れかえて、言ってみましょう。
なお、2つめの文のwhenは「いつ」という意味ではありません。
「…のときに」という意味です。
When will you come back?
「いつ戻ってきますか?」
- I’ll be back tomorrow morning.「明日の朝、帰ります」
- As soon as I can.「できるだけ早くします」
- I don’t know.「わかりません」
例えば、お父さんが出張に行くときや、お母さんがお買い物に行くときなどに、「いつ帰ってくるの?」とたずねてみましょう。
Why「なぜ」
Why do you study English?
「なぜ英語を勉強しているのですか?」
- Because I like learning English.「英語を学ぶのが好きだからです」
- Because I want to talk with foreign people.「外国の人と会話がしたいからです」
- Because I want to work in foreign countries.「外国で働きたいからです」
Whyで理由をたずねることができます。
あなたはなぜ英語を勉強していますか?
英語を使って何をしたいですか?
Why are you late?
「あなたはなぜ遅刻したのですか?」
- Because I missed the train.「電車に乗り遅れたんです」
- Because I got up late.「起きるのが遅かったんです」
- Because I had a stomachache.「お腹が痛かったんです」
Whyと聞かれたら、Because…で答えましょう。
Why don’t you play tennis with me?
「私と一緒にテニスをしませんか?」
- Sure.「いいですよ」
Why don’t you …は文字通りには「なぜ…しないのですか?」ですが、「…しませんか?」という意味で使われる決まり文句です。
ひとまとまりとして、覚えてしまいましょう。
What「何」
What’s that?
「あれは何ですか?」
- It’s my new phone.「私の新しい電話です」
何か見慣れないものを指して、「それは何」と言いたいときに使える表現です。
What’s your favorite sport?
「あなたの好きなスポーツは何ですか?」
- I like playing tennis.「私はテニスをするのが好きです」
- I don’t like sports much.「私はスポーツがあまり好きではありません」
「あなたの好きな…は何ですか?」What’s your favorite … ?で、話題を広げることができます。
…にfood「食べ物」やhobby「趣味」など、さまざまな語を入れて会話をしてみましょう。
What do you think about it?
「それについて、あなたはどう思いますか?」
- I think it’s nice.「いいと思います」
- I don’t think it’s a good idea.「それがいい考えだとは私は思いません」
相手の意見を聞く表現です。
日常生活のなかで使いやすいフレーズですので、ぜひ覚えておきましょう。
How「どうやって」
How do you go to school?
「どうやって学校に行きますか?」
- I go to school on foot.「歩いて学校に行きます」
- I go to school by bus.「バスで学校に行きます」
how「どうやって」で、方法や手段をたずねることができます。
howには「どうやって」以外にも重要な使い方がありますので、次の例を見てください。
How old are you?
「あなたは何歳ですか?」
- I’m 7 years old.「私は7歳です」
how …で「どれくらい…」とたずねることもできます。
how oldで、どれくらいの歳かを聞いており、日本語に訳すと「何歳」という意味になります。
How long will you stay there?
「どのくらい長く、そこに滞在するのですか?」
- I’ll stay for a week.「1週間滞在します」
旅行に出かける人に、この質問をするとよいでしょう。
how longで「どのくらい長く」と期間をたずねることができます。
まとめ
「5W1H」を使った疑問の文を使えば、話し相手についていろいろと質問することができます。
積極的に相手について理解しようとする姿勢が、人間関係を築くうえで大切で、「5W1H」はその役に立つはずです。
しっかりマスターして、会話で使ってみてくださいね。