【目指せ合格】英検の対策はオンラインでもできる?
「英検の対策はオンラインレッスンで可能だと思いますか?」
英検の一次試験は「筆記試験」から始まりますね。
合格するためには、「英単語を覚えて、文法を学習して、英作文を書く練習をして」と、特別な対策に、時間をかけて継続する、そんなイメージがありますね。
「塾で対策してもらった方が良いのかな?」
そのように考えている保護者の方もいらっしゃるでしょう。
「資格を取得する必要がある」
といった状況にある場合、英検対策に特化している塾で学習することは、有効かつ、近道でしょう。
しっかりとしたカリキュラムで、専門の先生が指導にあたるので、最短距離で合格をつかむことができるはずです。
でも、最短距離で合格をつかんだ場合、英語の運用能力が資格のレベルに追いつかないということになりかねません。
- 英検は、現在の英語レベルを確認するための1つの手段
- 英検を受験することはあくまでも、英語力向上のため
というお考えをお持ちの保護者さまの場合、「オンライン英会話レッスン」はとても有効です。
自宅にて日頃から「聞く」「話す」力を鍛えることで、英検の対策になっています。
今回この記事では、
- オンライン英会話レッスンは、なぜ英検対策に効果的なのか
- オンライン英会話レッスンが、なぜ英検対策になっているのか
を具体的にお伝えしたいと思います。
オンライン英会話レッスンは、なぜ英検対策に効果的なのか
先ずは「オンライン英会話レッスンが、なぜ英検の対策に効果的なのか」を3つお伝えしたいと思います。
1. オンライン英会話レッスンは英語脳を育てる
オールイングリッシュでの英会話レッスンは、聞いた英語を、英語のまま理解する英語脳を育てます。
会話をすることで、英語をアウトプットする力も向上します。
これが、試験で高得点をとるためには、必要不可欠な要素になります。
試験勉強でいくら知識を詰め込んでも、試験で実際にその知識を出せなければ、得点にはなりません。
試験で高得点をとれる人は、アウトプット能力が高いと言えます。
英検試験での問題の多くは、会話形式で構成されています。
読んだ内容を英語のまま理解する力と、普段から鍛えているアウトプット能力により、1問にかける時間が圧倒的に短くなります。
この能力は、級のレベルが上がれば上がるほど、得点に大きな差をもたらすことになるでしょう。
2. オンラインレッスンは楽しんで学習できるため記憶に残りやすい
英会話のレッスンでは単語やフレーズを声に出して学習しますね。
- 声に出すことで集中力、記憶力が向上する。
- 楽しいという感情を伴った出来事は、記憶に残りやすい
ということが、脳科学で証明されています。
楽しかった記憶はいつまでも覚えていますよね。
例えば、一人で単語帳に向かってコツコツと覚えるよりも、単語を使って覚える方が記憶に残りやすいということになります。
また、オンラインレッスンは、マンツーマン、もしくは少人数でのレッスンになるため、自分のことをたくさん話す機会になります。
自分の話をすることは、とても楽しいものです。
楽しく学習したことは、記憶に残りやすいので、英語の知識をどんどん増やすことができるでしょう。
ただし、覚えた単語は復習することで、定着します。
定期的に復習しないと、1か月後にはほとんど忘れてしまうと言われています。
せっかく覚えた単語を忘れてしまうのはもったいないですね。
レッスンを受けた後は、必ず復習するようにしましょう。
3. リスニング力・スピーキング力が向上する
英会話のレッスンを継続していれば自然に、リスニング力・スピーキング力が高まっていきます。
一次試験のリスニングパートで高得点を取ることができれば、筆記試験で多少失敗したとしても、十分にカバーすることができます。
また、日頃から外国の先生と話す機会があるということは、試験での強みになることは間違いないでしょう。
英会話レッスンが、なぜ英検対策になっているのか。
ここから先は、
「文法・長文読解・英作文の対策が、オンライン英会話レッスンで出来るというのはどういう意味か」
といった疑問にお答えしていきます。
【文法編】
「英検4級合格を目指す」となると、中学2年生までの文法事項を理解している必要があります。
- 動詞の過去進行形
- 未来形
- can, mayなどの助動詞
- to 不定詞
- 比較級
- 受動態
- 現在完了形
などの範囲を含みます。
「オンライン英会話レッスンでこのような文法を学習することはできるのか?」と、当然疑問になりますね。
確かに、オンライン英会話レッスンでは、
「過去進行形は、過去のある時点で継続していたことを話す時に使います。」
といった説明はないでしょう。
なぜなら、英会話のレッスンは「文法を学習すること」ではなく、「正しい使い方を知って話すこと」が重要だからです。
現在中学校でも、以前のような文法用語を使っての指導ではなく、場面ごとのパターンで、文法を正しく使えるようにすることを目的にしています。
パターン学習の例を見てみましょう。
過去のある時点で、過去に継続していた動作を話す時(過去進行形)
ex: I was studying when my mother came home.
(お母さんが帰宅した時、私は勉強していました。)
I was taking a bath when you called me.
(あなたが電話してきた時、私はお風呂に入っていました。)
上記のように、過去のある時点と過去進行形 [was/were V-ing]が一緒に使われるというパターンを知って、使えるようにするという事です。
使えるようにする為には、繰り返し使うことが重要です。
自信を持って使うためには、テキストなどを活用して認知学習を行うと良いでしょう。
感覚でとらえた知識が、より整理されます。
英検の問題も、文法の知識を確認しているのではなく、「そのシチュエーションで正しく使えるかどうか」を問いています。
そのため、難しい文法を知らなくても合格することは可能です。
「帰国子女の小学生が、準1級に合格した」というような例は、難しい文法を理解しているというよりは、シチュエーションで正しく使うことができるからです。
【長文読解編】
長文読解は、英語の知識を運用して解く応用のスキルです。
長文を読みこなすには、ある程度の量を継続して読んでいる必要があります。
これは、英会話レッスン、塾に関わらず個人の訓練が必要です。
ただし、英会話のレッスンを受けていると、英語の語順を英語のまま理解する感覚が備わります。
それは大きな強みでしょう。
日頃から絵本などを読む習慣を付けることで、英検のような社会性のある文章でも、前から順に文章を読んで、内容を理解することができるようになるはずです。
【英作文編】
英検3級からは試験に英作文が加わります。
オンライン英会話レッスンで、日頃から自分の考えを話す訓練ができている場合、英作文はそれほど難しくないでしょう。
英検の英作文は、答えの内容よりも、正しく書けることが重要です。
英作文のモデルパターンを確認し、文章を書く際のルールに気を付けながら、自分の考えを話すつもりで書けば、高得点を取ることができるでしょう。
オンライン英会話レッスンのみで、英検の対策は必要ない?
「オンライン英会話レッスンを受けていれば英検の対策は必要ないですか?」
答えは「はい」でもあり、「いいえ」でもあります。
英検に合格するためには、4技能がバランスよく身に付いていることが大切です。
お子さまの苦手な部分は把握しておいた方がよいでしょう。
また、試験には、その試験の特徴があります。
相手を知らずして挑むよりも、知っている方が何倍も合格率が上がります。
過去問を問いて、苦手を見つけておきましょう。
QQキッズでは、資格試験対策のカリキュラムも用意しています。
英検4級・5級を受験予定だけど、単語学習が苦手、というお子さまには、
普段から緊張することが多いお子さまが、二次面接を受ける際には、
を直前対策の1つとして活用してみてください。
最後に
「英検の対策は、オンライン英会話レッスンで出来ます」という理由をお伝えしてみました。
まずは、自宅での英語学習とオンライン英会話レッスンで、「英語を英語のまま理解する力」を鍛えていきましょう。
「力を付けたうえで、苦手分野の対策をする」
これが回り道のようで、合格への近道です。
回っている間は「実際に使える力」を着実に身に付けていることでしょう。