英会話はネイティブに習うべき?子供にとってのメリット3選
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グローバル化が加速する昨今では、英語の重要性は日に日に増しています。
そのため、将来のことを考えて、お子さまに英会話を習わせたい、という方も多いのではないでしょうか。
「子供に英会話を習わせたいけど、教師は日本人よりもネイティブの方がいいのかな…?」
「子供の将来のためにも、しっかりと英語のスキルを習得させたい」
今回のコラムでは、こういったお子さまに英会話を習わせるうえで出てくる疑問や要望にお応えするべく、英会話におけるネイティブ講師のメリットについてお話ししていきますね。
非日本語話者の講師の方が、英語力はよく育つ
先に結論を申し上げておくと、非日本語話者(外国人)の方が英語力の習得は効率的と言えるでしょう。
その理由は以下の通りです。
- 生きた英語に触れることができる
- 異文化理解につながる
- 日本語に頼らない
これら3つはすなわち、英会話におけるネイティブスピーカーのメリットということになります。
これから、ネイティブスピーカーのメリットとデメリットを解説していきますね。
英会話をネイティブ講師に習うメリット
1. 生きた英語に触れることができる
まず1つ目に言えるのが、生きた英語に触れることが出来るという点です。
具体的には、発音やフレーズ、単語などです。
発音はネイティブスピーカーの最大の特徴ともいえるでしょう。
彼らは幼いころから英語を母国語として扱ってきているため、本格的な発音でレッスンを受けることができます。
特にお子さまは英会話を習得するうえで聴覚の情報は大きく影響します。
幼いうちから本場の発音に聞きなれていると、きれいな発音を習得可能です。
また、日常会話によく使われるようなフレーズや単語に触れることも大きなメリットです。
レッスン内容とは直接関係ない、ふとしたタイミングでよく使われるフレーズをきくことができるでしょう。
例えば、お子さまがくしゃみをしたとき。
ネイティブスピーカーの方は、
「Bless you.」
と言ってくれるでしょう。
これは、英語圏でくしゃみをした人に神の加護を願う言い回しです。
こういった実際にコミュニケーションで使われるフレーズや単語を、自然に覚えることができます。
2.異文化理解につながる
当然ネイティブスピーカーは日本とは異なる文化で育ってきたわけですから、それらを知るいいきっかけにもなりますね。
講師の生まれた国のイベントや歌、気質なども日本人にとっては新鮮に感じます。
日常生活とは異なる文化に触れ、理解することによって、お子さまの海外への興味の増進、ひいては学習意欲の向上にもつながると言えます。
3.日本語を使わない
最後のメリットは、ネイティブスピーカーは日本語を使わないということ。
基本的にレッスンはすべて英語で行われます。
こうなると、お子さまは今わかる範囲の英語を使って解決に向かうでしょう。
そうすることによって、めきめきと英会話能力は向上していきますよ。
また、幼いうちはイラストや写真などを用いることによって直感的に単語を習得していく、ということが多いです。
日本語をあえて封じることによって、そういった英語脳を育てていくことも可能です。
英会話をネイティブ講師に習うデメリット
ここまでネイティブスピーカーのメリットをご紹介してきましたが、デメリットがないというわけではありません。
メリットと同様に3つ、解説していきます。
1.受講料が高い
一番わかりやすいネックなのが、日本人講師や非ネイティブ外国人講師に比べて受講料が高くなってしまうことです。
英会話は一朝一夕で身につくものでは決してありませんから、長期的に通うことを考えた時に、経済的に厳しいと思われる方も多いのではないでしょうか。
当然その価格にみあった質の高いレッスンを受けられるわけではありますが、皆さんが頭を悩ませている大きな要素と言えるでしょう。
2.聞き取るのが難しい
ネイティブスピーカーは生まれた時から英語を話す環境で育ってきたため、彼らの英語は非常に流暢で、スピーディーです。
ナチュラルな発音や話し方を学ぶことができるということは、裏を返せば初心者には聞き取るのが難しいということ。
会話のスピード感や発音の省略などを踏まえて理解するには、ある程度慣れが必要になってくるでしょう。
3.日本人の悩みに寄り添えない場面も
ネイティブスピーカーにとって、英語を話すことになんら難しいことはありません。
それが当たり前だったのですから、当然ですよね。
そのため、日本人が苦手と認識する発音や文法も彼らにとってはなぜ日本人が苦手としているのか、理解が難しい可能性があります。
日本人ならではの悩みを理解して、寄り添った対応をするというのはネイティブにとって簡単とは言えません。
日本人講師の特徴
では反対に、日本人講師はどうでしょうか?
ネイティブの講師のメリット・デメリットを踏まえたうえで、日本人講師のメリットは以下の2つでしょう。
1.生徒に寄り添った教育が可能
日本人講師は、生徒の抱える苦手意識や悩みを同じように抱えていた場合が多いです。
そのため、生徒がなぜつまずいているかを正確に理解し、適切な解決方法で生徒を導いてくれる可能性が高いです。
もちろんそこで日本語の逃げ道を作ってしまうなどのデメリットもありますが、日本人同士であるからこそ教育面ではネイティブを凌ぐこともあるでしょう。
2. ネイティブに比べて料金が安い
日本人講師はネイティブに比べ料金が安いのも大きな魅力です。
長期的な受講という観点からも、始めやすさという観点からも価格面でのアドバンテージは大いにあると言えますね。
フィリピン人講師の特徴
弊社QQキッズでは、講師にはフィリピン人の教師を採用しています。
ネイティブ講師と日本人講師を比較したうえで、どのような特徴があるのかを簡単に紹介していきます。
▼以下のページでより詳しく解説していますので、気になった方はあわせてご覧ください。
【子供のオンライン英会話】フィリピン人の英語ってどう?
1. 習熟した英語能力
フィリピン人の英語力は世界的にみても非常に高いと言えます。
世界最大級の語学専門学校、EF(Education First)の2021年の調査によると、フィリピン人の英語能力は世界18位。
ヨーロッパ人に匹敵する英語力を持ちあわせています。
2.日本人の悩みに寄り添ってくれる
フィリピン人は日本人と同様に、英語をマスターするうえで努力や苦労をしてきました。
ネイティブのように英語が当たり前な環境で育ったわけではないため、日本人の悩みや苦手意識に対しても共感する部分が多いです。
また、フィリピンの明るい国民性も相まってお子さまに寄り添ったレッスンをしてくれます。
非母語話者の割合
また、ここで触れておきたいのが英語を話している国の総人口と母語話者の割合についてです。
文部科学省の2006年の調査によると、英語を公用語、準公用語にしている国の総人口は21億700万人。
そのうち母語話者(英語が母国語の人)が4億人となっています。
画像引用:ベネッセ総合教育研究所
出典:「中央教育審議会初等中等教育分科会 教育課程部会 外国語専門部会(第13回)議事録・配付資料【基礎データ】」文部科学省(2006)
つまり、英語を話す人の8割弱が非母語話者ということになります。
この結果も踏まえたうえで、英会話の講師を選んでもいいかもしれません。
まとめ
ここまでのことをすべて踏まえたうえで改めて結論を言うと、英語能力の習得にはやはり非日本語話者の講師がより適していると言えるでしょう。
実践的な英語をダイレクトに学ぶことができる上、日本語を介さないレッスンはやはり力の付き方が違います。
とはいってもやはり個人差はありますので、お子さまの性格や年齢、習熟度などを踏まえて、最適な英会話レッスンを探してみてくださいね。