【中高生に人気の英検】英検5級の合格点や合格率は?小学生受験者はどれくらい?
「英検5級の合格点は?」
「英検5級の合格率は?」
「英検の小学生受験者ってどれくらいいるの?」
そんな疑問をお持ちでいらっしゃいませんか?
学習指導要領の改訂により、2020年度から外国語活動は小学3年生からのスタートに、小学5年生・6年生では教科となり成績がつくようになりました。
そんな背景もあって、小学生の英検受験は世間からも注目を浴びているところです。
結論から申し上げると、英検5級の合格点は850点満点中419点、合格率は8割超えの予測が可能です。
本記事にて5級合格のために知っておくべき事前知識を解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
英検5級のレベル・難易度は?
英検5級のレベル・難易度は、ずばり「中学初級レベル」です。
「ということは小学生に受験はまだ早いのでは?」と思われた方も当然いらっしゃるかと思います。
英検5級に出てくる単語や表現は、コミュニケーションをする上でベースとなる語彙(ごい)が中心です。
前述の通り、小学校では既に外国語(英語)活動の前倒しや外国語の教科化が始まっています。
また英語の教材やオンラインレッスンなどの教育分野、そして動画やアニメなどのエンタ―テインメント分野においても、英語に触れられる機会は一昔前と比べ格段に増えました。
それだけ英語は身近な存在に、そして学習しやすい環境が整いやすくなっています。
正しい勉強法でベースとなる語彙・表現・文法を学べば、小学生も英検5級に合格できます。
英検5級の単語については同コラム内でレベルや勉強法などを解説しているので、ぜひ下記よりご覧ください。
【英検5級で必要な単語とは?】オススメの勉強法・単語集も紹介
英検5級の小学生受験者はどれくらい?
残念ながら級ごとの世代別受験者数は公表されていないため、英検5級受験者のうち小学生が占める割合は分かりません。
とはいえ、おおよその英検5級の小学生受験者数の予測はできます。
英検のホームページを見ると、全受験者数のデータが大まかな世代ごとに掲載されています。
これによると、2021年度の英検全体の志願者数は4,102,668人(英検IBA、英検Jr.含む)です。
上記データを参考に、英検受験者の各層が占める割合をまとめてみました。
受験者世代 | 人数 | 割合 |
小学生以下 | 461,154人 | 11% |
中高生 | 3,026,585人 | 74% |
大学生等 | 65,549人 | 2% |
その他 | 549,380人 | 13% |
小学生で英検受験となると初めて英検(5級)に挑戦するといったパターンが大半であると推測できるため、5級受験者数は461,154人という数字からそこまでかけ離れていないと言えるでしょう。
文部科学省が出している最新の統計要覧によれば、令和3年の小学校における児童数は6,223,395人ですから、多くの小学生が英検を受験していることになります。
また、受験者の74%を占める受験層が中高生であることから、いかに英検が中高生層から支持を得ている試験であるのかについてもお分かりいただけたのではないでしょうか。
このように、英検自体が若い受験者層から支持を得ており、小学生だけでも年間トータル約46万人と、かなりの人数が英検に挑戦しているのです。
英検5級の合格点(スコア)を分かりやすく解説!
英検5級は1次試験のみで合否が判定され、ずばり合格点(合否の分かれ目)は850点満点中419点です。
合否は、英検CSEスコアの合算で判定される仕組みです。
受験後に届く成績表には合否判定に加えこの英検CSEスコアが掲載され、技能別の英語力が分かるようになっています。
また、合格点までの距離がひと目でわかる英検バンド(取得スコアが合格基準からどれくらい上回って / 下回っていたかが分かる)も表示されます。
「合格点が419点なら、49%正解していればいいってこと?」
と思われる方もいるかもしれませんが、2016年度より英検CSEスコアによる合否判定に変わったため、「〇問正解すれば合格」というような線引きができないのが現在の英検です。
419点と言われてもピンとこないという方のために、次では下の表を使って合格・不合格となる具体的な例を解説いたします。
Reading:リーディング(英検では筆記試験を指します)
Listening:リスニング
英検5級は1次試験のみで合否が判定されます。
任意のスピーキングテストはあるものの、2次試験はありません。
まずは①のReadingが230点、Listening230点の合計460点のケースから見ていきましょう。
この場合は、トータルのスコアが合格基準点の419点を上回るため「合格」となります。
一方②のケースはどうでしょうか。
Readingが150点、Listening230点の合計380点となり、トータルのスコアが合格基準点の419点を下回ってしまうため「不合格」となります。
また、現在は正答数でスコアを算出できないようになっているため「何問正解すれば合格」というような具体的なラインがありません。
しかしながら、日本英語検定協会は以下のように述べています。
“2016年度第1回一次試験では、1級、準1級は各技能での正答率が7割程度、2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています。”
出典:「スコアの特徴」公益財団法人日本英語検定協会.英検.(参照 2022-12-28)
このことから、5級の場合ReadingとListeningをバランスよく6割ほど正答できれば「合格」できる試験であると言えます。
なお、どちらかが6割を下回っていても全体で419点に達成していれば合格となるケースもあるので、両技能6割の正答率に固執せずに学習を進めていきましょう。
英検5級の合格率は?
合格率のデータも残念ながら公開されていませんが、英検CSEスコアが採り入れられる前までは明らかにされていました。
直近6年間の公開データ(2010年度から2015年度)の合格率はというと、どの年も8割超えです。
合格率が非公開になった後も同様の数値で推移していることが予測できるため、10人受けて8人合格するくらいの合格率だと言えるでしょう。
QQキッズの英検5級対策カリュキュラム
英検5級は小学生でも十分合格できる級ですが、1人で黙々と勉強を進めるのは思った以上に大変です。
そこでご活用いただきたいのが、当スクールQQキッズが提供している英検対策カリキュラムです。
旺文社の単語集『英検5級 でる順パス単 5訂版』を利用し、5級で頻出の動詞を使って英作文に挑戦していただきます。
コミュニケーションで基本となる重要表現を交えた英作文をしながら、Writing(ライティング)の力を身につけていきます。
また、英検5級に頻出の語彙や表現が単純に身につくだけではなく、Speaking(スピーキング)で必要とされる表現する力や、教師とのやり取りを通してListeningやReadingの力も同時に養うことが可能です。
英検5級合格を目指している方だけではなく、4技能の分野をバランスよく学習されたい方にもおすすめしたいカリキュラムです。
5級・4級対応「英検®出る順パス単」カリキュラムの詳細はこちらから
まとめ
中高生はもちろん、小学生にもぜひ挑戦して合格を目指していただきたい資格試験が英検5級です。
本記事で紹介した合格点や予想合格率などを参考に、ぜひご自身の受験準備にお役立てください。
勉強法を間違えなければ、小学生も合格できます。
QQキッズでは日本英語検定協会が推奨する旺文社の単語集を使用したオリジナルカリキュラムを用意しております。
英検5級・4級受験の方や英語力を総合的に向上させたい方は、ぜひ本カリキュラムを受講してみてください。
教師・スタッフ一同、全力でお子さまをサポートさせていただきます!