【子供英語】集中力が続かない!子供が集中して英語学習するには?
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好きなことや興味のあることには没頭するのに、勉強となると集中力が続かない。
子供であればよくあることですね。
「集中すれば、10分で終わりそうな宿題に1時間もかかる…。」
ということがあっても不思議ではありません。
子供だけでなく、受験生や大人でも「集中力が続かない」と悩んでいる方は少なくないでしょう。
今回この記事では、
- 集中力が続かない考えられる原因
- 集中力を持続させるための改善策
- 集中して英語学習ができるようになる方法
をお伝えしていきます。
お子さまが、英語学習に集中できなくて困っているという保護者さまに、是非お届けしたい内容です。
集中力を鍛えて学習がはかどれば、好きなことをする時間も笑顔も増えることでしょう!
集中力が続かない!考えられる原因3選
ところで、小学生が集中できる時間はどのくらいだと思いますか?
低学年で15分程度、高学年でも30分程度が限界と言われています。
でも中には、長時間集中して学習できる小学生がいますね。
それは「短時間の集中を上手に繰り返しているから」です。
集中力を得て発揮するのは子供本人ですが、それを手助けする知識と環境を整えることは、私たち大人にも出来そうです。
先ずは考えられる原因を探っていきましょう。
①勉強を始める時点で、脳がすでに疲れている?
学習を始める前に、テレビやスマホ、ゲーム、パソコンなどで長時間遊んでいませんか?
もしそうならば、既に脳が疲れているかもしれません。
視覚から入る情報を処理する時、脳にとても大きな負担がかかります。
よって、脳のエネルギーを大量に消耗させている可能性があります。
それ以外にも、脳内のエネルギーは、
- 意思決定
- 注意を払う作業
- 感情をコントロールする
ときに、消耗します。
まさにゲームで使う項目ですね。
しかも「そのくらい勉強してくれたらいいのに!」と思うほどの集中力を発揮していませんか?
大人でも長時間仕事をしていると、夕方には疲れて集中できなくなります。
飽きる、疲れる、眠くなるは脳疲労のサインです。
②学習が嫌い、興味がないのでは?
勉強が嫌い、つまらないと感じていませんか?
興味のないことや、つまらないことに集中するのは、難しいですね。
「楽しいことや、興味のあることになら集中力を発揮する」というのであれば、心配ないでしょう。
成長するにしたがって、思考や感情をコントロールできるようになります。
(※思考や感情をコントロールする前頭葉の発達は遅い)
親からの強制や、ネガティブな言葉は逆効果になってしまいます。
遂行出来た際には「よく頑張ったね」と頑張りを褒めてあげることで、次回のステップが軽くなるでしょう。
③睡眠不足になっていませんか?
集中できない原因として、睡眠不足が考えられます。
睡眠専門医・阪野勝久氏は、小学生は夜9時30分に就寝、6時30分に起床。
といった生活リズムで、9時間の睡眠時間を確保することを推奨しています。
睡眠に必要な時間には個人差がありますが、睡眠時間が短いと感じる場合は、
22時には就寝させましょう。
良質な睡眠を得ることができます。
集中力を維持するための改善策3選
「集中力が続かない!」を改善する策の3選をお伝えしていきます。
①学習環境を整える
学習をする場所には、勉強に必要な教材以外は置かないようにしましょう。
周りに気の散る物があると集中力も散ってしまいます。
保護者の皆さまも「カフェでは集中して勉強できる」いった経験があるのではないでしょうか?
それは、そこに勉強する対象物しかないからです。
でも、ふと集中力が切れた瞬間にスマホを手に取り、そのまま時間が過ぎていく。
といった経験があるはずです。
子供の集中をそらさない為に、徹底してほしい項目です。
一旦集中力がそれると、集中し直すのに20分かかるというデータもあります。
短時間しか集中できないのであれば、集中できる環境を整えてあげましょう。
②勉強を始める前に行うルーティンをエンジンに
興味が持てなくても、楽しくなくても「取り組まなければならない事」はありますね。
勉強に取り掛かる前に行うルーティンを作ってあげるといいでしょう。
「これをしたら、勉強を始める」といった決まりがあるとスムーズに取り掛かることができます。
興味のない学習は、スタートさせるまでが大変な労力です。
イースト・ロンドン大学とウエストミンスター大学が実施した調査によると、「知的作業に入る前に、0.5ℓの水を飲むと集中力と記憶力が向上する」ということが分かっています。
お水を飲んでリラックスして、さあ勉強!という流れも良いかもしれません。
③生活環境の見直しをする
睡眠不足が集中力を低下させることは前述した通りですが、その他食事・運動・姿勢にも気を付ける必要があります。
脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足していると、脳が働きません。
1日の始まりである朝食をしっかりとることは、学習意欲を高め、集中して授業を受けるのには欠かせないものと考えます。
また、運動することで、脳の血流を改善させ集中力を持続させます。
20分軽く運動しただけで、その後3~4時間も集中力は高まるといったデータもあります。
(※ジョージア大学の研究より)
勉強をしている姿勢も大事です。
猫背になると呼吸が浅くなり血流が悪くなる為、脳の酸素不足になるそうです。
あくびがでたらそのサイン。
深い深呼吸や、軽いストレッチをすると良いでしょう。
集中して英語学習をするには?
語学の習得には継続が欠かせません。
モチベーションを維持し続けることが必須と言えます。
そのためには、親からの「強制」といった圧力ではなく、子供の中から湧き上がる目標や夢が必要になります。
「無理やり学習させられている」と感じているうちは、自主的に取り組むことは難しいでしょう。
お子さまを良く観察して、
- 自然に興味を持つような声掛けをする
- 自然に勉強できる環境を整えてあげる
ことが大事です。
車が好きな男の子であれば、まずは車から学んでみるのはどうでしょう。
例
- 消防車 [ fire engine ]
- 救急車 [ ambulance ]
英語に興味を持つきっかけになるかもしれません。
中学年以上のお子さまであれば「英語ができるとどんなアドバンテージがあるのか」といった明るい未来を見せてあげることで、モチベーションを維持しやすくなります。
英語に興味を持ち、かつ好きになれば、自ら進んで英語学習に取り組むようになるでしょう。
集中力を発揮させるには?
英語はその他の教科に比べ「めんどくさい」と感じる割合が大きいようです。
不慣れなことを求められている時、脳は拒否反応を起こします。
そんな英語学習に集中して取り組むには工夫が必要です。
具体的な方法をお伝えしていきます。
集中力を発揮する具体的な方法
- 簡単な作業からスタート
とりあえず始めの5分はウォームアップを意識して、簡単に取り組める内容から始めましょう。(※お気に入りの英語の歌を聞いて歌う。単語を復習する。など) - 始めは1つのタスクに集中し、英語学習を習慣化
(※今日は単語を覚えるだけ。など) - 終わりを確認してから始める
どのくらいの量の学習が必要なのかを確認することで、集中して取り組むことができます。 - 学習内容は親子で相談して決める
自分で決めた学習内容であれば、責任を持って遂行できます。
何をしていいか分からない場合は、選択肢から選択させると良いでしょう。
やることリストで学習を「可視化」することはお勧めです。
出来そうかどうかを必ず確認しましょう。 - 目標を立てて達成するといった、小さい成功体験を積む
成功を体験すると、子供は物事に自主的に取り組み集中力を発揮します。
英語学習は長期戦です。
そのため、自主的に取り組むように導くことが必須です。
最後に
「子供が集中して英語学習するにはどうすればよいか?」をお伝えしてきました。
子供が興味を持っていることに親が興味を示すことで「子供の集中力が4倍も上がった」という調査結果もあるそうです。
保護者の皆さまが、お子さまの英語学習に関心を持ち続けてくださることが、結果、お子さまの集中力を上げる一番良い方法なのかも知れません。