小学生で身につけるべき英文法は?覚え方のコツも徹底解説!
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「小学生のうちに学んでおきたい英文法について知りたい」
「英文法の勉強が苦手だ」
英語の文法の学習は、「丸暗記ではなく、理解して使えるようにすること」が大切です。
この記事では、
- 英文法を学んで得られるメリット
- 小学生が身につけるべき英文法一覧
- 小学生でもできる!英文法の学び方
- 効果的な英語学習法
をまとめています。
この記事を読めば、小学生でも効率的に英文法の勉強を進められます。
英文法の「なぜ?」を解決し、理解できるように学んでいきましょう。
英文法を学んで得られるメリット
英文法を学べば、小学生の子供にはさまざまなメリットがあります。
- 自分の考えや感情をより細やかに表現できる
- 英語で書かれた本や雑誌などの読書を楽しめる
- 英語検定などの問題を解く際にも効率的に学習を進められる
自分の考えを英文法を使って表現できるようになると、スピーキングテストや暗唱大会などで役に立ちます。
英語検定(英検)5級、4級のスピーキングテストは任意で、3級以上は2次試験でスピーキングテストも評価されます。
また、小学生にとっては少し先の話にはなりますが、大学入試や将来の仕事で必要とされる英文作成や英語でのコミュニケーション能力向上にも役立ちます。
小学生のときから、少しずつ英文法を学ぶことをおすすめします。
※暗唱……特定の文章や詩などを文字通りに覚え、声に出して唱えること。
小学生が身につけるべき英文法一覧
小学生のうちに身につけておきたい英文法には、以下のものがあります。
これらは、小学校6年生までの外国語活動として小学校でふれる英語のルールでもあります。
- be動詞
- 基本的な文型(第1文型〜第5文型)
- 疑問文
- 否定文
- 複数形
- 命令文
- 3人称単数現在形
- 助動詞(can)
- 現在進行形
- 過去形(一般動詞)
- 疑問詞+疑問文
小学生のうちに英文法を身につけておくことで、英語の基礎をしっかりと固められます。
主語や動詞の使い方、文の構造を理解することで、日常会話や基本的な文章の作成がスムーズに行えるようになります。
中学1年生から始まる、より高度な英語学習にもスムーズに移行できます。
小学生でもできる!英文法の学び方
小学生でも取り入れられる英文法の学び方を3つご紹介します。
- かたまりで覚える
- 問題集を繰り返し解く
- 目的を決めて計画的に学ぶ
1.かたまりで覚える
英文法を学ぶ際に、よく使われる表現は、かたまりで覚えることが効果的です。
以下の英語表現がよく出てきます。
そのまま覚えてしまいましょう。
■よく使われる英文の一部
英文 | 日本語 |
Good morning. | おはよう |
Hello. | こんにちは |
Nice to meet you. | お会いできて嬉しいです |
Thank you. | ありがとう |
Your welcome. | どういたしまして |
See you. | またね |
Really? | ほんとうに? |
■よく使われる表現の一部
英文 | 日本語 |
be good at〜 | 〜が得意です |
I think~ | 私は〜だと思う |
For example,〜 | たとえば、〜 |
文法のパターンやフレーズをまとめて覚えることで、実際の会話や文章での使用がスムーズになります。
2.問題集を繰り返し解く
英文法の理解を深めるために、問題集を繰り返し解いてみてください。
問題集を通じて、さまざまな文法のルールや例文に触れることで、英語への理解が深まります。
小学生のうちは、以下のような子供向けの英語検定5級または4級レベルの問題集を選ぶのがおすすめです。
「【CD付】英検5級をひとつひとつわかりやすく。 」(学研教育出版)
「わからないをわかるにかえる英検5級 」(文理)
問題を解いたら間違えた部分を確認します。
それを繰り返し、英文法を理解してみてください。
3.目的を決めて計画的に学ぶ
小学生が計画的に学習を進めるためには、いくつかのポイントがあります。
ポイント①定期的なスケジュールを作成する
毎日決まった時間を学習にあてることで、習慣化され、効果的な学習ができます。
たとえば、小学校から帰宅後、おやつを食べてから夕食までの時間や、入浴後の就寝までの時間などを活用してみてください。
ポイント②目標を設定する
小さな目標から始めて、徐々に大きな目標に向かって進んでいきましょう。
たとえば、「1年後に英語検定5級に挑戦する」などの目標を立てます。
目標達成の達成感はモチベーションにつながります。
ポイント③子供の興味や関心に合わせた教材を選ぶ
子供の学習意欲を高めるために、教材選びを工夫してみてください。
たとえば、カラープリントされたドリルや、音の出る英語教材がおすすめです。
また、子供が興味のある物事にかけ合わせて教材を選んでみることもよいでしょう。
料理が好きなら、料理の工程を英語で表したり、お絵かきが好きなら、色を表す英単語も一緒に覚えてしまいましょう。
お風呂が好きなら、浴室に貼れるアルファベットのシートなども効果的です。
興味を持った英文法の勉強に時間を割くことで、学習が楽しくなります。
ポイント④休憩をとる
学習と休憩をバランスよく取ることで、子供の集中力が続きます。
短い休憩をはさみながら、効率的に学習を進めていきましょう。
ポイント⑤保護者とコミュニケーションをとる
子供の学習の進捗や困りごとを聞いてあげることで、学習意欲をサポートできます。
家族みんなで協力し合いながら、計画的に学習を進めていきましょう。
効果的な英語学習法
小学生におすすめの効果的な学習法をご紹介します。
- ディクテーション
- 音読
- 英作文
ディクテーション
ディクテーションは、先生や保護者が英文を読み上げ、子供がそれを書き写す勉強方法です。
小学生の頃は、語学習得の基礎を固める大切な時期であり、このときにディクテーションをやっておくと将来の学習に大きく影響します。
正しい方法でディクテーションを行えば、スキルだけでなく、集中力や注意力も高められます。これは、将来の英語学習にもとても役立ちます。
もし、先生や保護者などが英文を読み上げられない場合は、CDを流して聞き取る方法もあります。
ぜひ、英文を読み上げるかCDラジカセを用意して、子供がディクテーションをできる環境を整えてみてください。
■ディクテーションのやり方
①保護者がある英文を読んで、子供に聞かせる。
子供に、おおまかな内容を把握させる。
②1度英文全体を子供に聴かせたあとで、一文ずつ文章を止めて、聞き取れた箇所をノートや紙に書き取らせる。
③子供が聞き取れなかった箇所はどこだったか確認して、全体の文章と照らし合わせて内容を把握する。
音読
英文法の勉強には、音読も効果的です。
子供が文章を読み上げることで、リスニング力や発音の向上だけでなく、文法や表現の理解も深まります。
■音読のやり方
①音声を何回も聞かせる。
子供が関心のある音声を覚えてしまうぐらい、繰り返し英文を聞かせる。
②音と文字をむすびつける。
子供に英単語を見せながら、英文を聞かせます。
最初は、音声に合わせて、保護者が指をさしながら目で追います。
③音声の真似をさせるように、英文を読ませる。
子どもに音声の真似をさせるように、少しずつ声に出させます。
英作文
子供が自分で英作文を書くことで、文法の理解や表現力を伸ばせます。
簡単な日常会話から始めて、段々と難易度を上げていくと良いでしょう。
■英作文のコツ
①子供が知っている簡単な単語を使う
②自分の考えや意見を文章の型(テンプレート)に沿って書く
③子供の普段の生活で身近な内容をテーマとして書く
まとめ:英文法は覚えようとしないで使いながら理解しよう
この記事では、
- 英文法を学んで得られるメリット
- 小学生が身につけるべき英文法一覧
- 小学生でもできる!英文法の学び方
- 効果的な英語学習法
をご紹介しました。
この記事からわかるように、英文法を学ぶには家族の協力が欠かせません。
ぜひ家族みんなで、英語学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。
計画的に学習を進めていきましょう。
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