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【英検準2級攻略法】合格に効果的な勉強法とは?英検準2級と3級の違いについても徹底解説!

【英検準2級攻略法】合格に効果的な勉強法とは?英検準2級と3級の違いについても徹底解説!
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英語コラム
  • 「そろそろ英検準2級を受けてみようかな」
  • 「英検準2級と新しい級の違いは?」
  • 「英検準2級と3級の違いも気になる」
  • 「英検準2級に合格したい!おすすめの勉強法は?」

こんな風に考えている方はいらっしゃいませんか?

「受験するからには英検に合格したい!」
と考えている受験生の皆さんに向け、本記事では英検準2級合格に向けた効果的な勉強法を、新しい級や英検3級との違いを解説しながら、徹底的に解説していきます。

試験の内容を把握し効果的な勉強法で学びを深めていくことは、英検準2級に合格するうえで非常に有効な方法です。
気になった勉強法が何か1つでもありましたら、ぜひご自身の勉強に取り入れてみてくださいね!

勉強法の前に知っておくべき英検準2級概要

最初に、受験前に知っておくべき英検準2級の基本情報について解説していきます。
英検準2級は英検3級合格者が次に目指すべき級で「高校中級レベル」です。

日本英語検定協会は、準2級の難易度を以下の通り定めています。

これまで5級・4級・3級と着実に英語の基礎力を身につけ、基本的な応用力として次の段階へつながる重要な級で、レベルは高校中級程度とされています。日常生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。

出典:準2級の過去問・試験内容「準2級の特徴」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

英検準2級の一次試験は、「筆記(リーディング/ライティング)80分間+リスニング約25分間」で構成される約105分の試験※です。
※  2024年度対応問題形式リニューアル後の試験時間を記載

そして英検準2級の二次試験は、面接形式のスピーキングテスト約6分で構成されています。
リニューアル後の試験では、一次試験内のリーディングとライティング部門、そして試験時間に変更が及んでいます。

試験時間がこれまで以上に長くなり、驚かれた方も少なくないかもしれません。
リーディング問題は一部の問題がなくなり問題数が37問から29問に減っていますが、ライティング問題が1題から2題に増えているためです。
これまで同様の「意見陳述」問題に加え、「Eメール」問題が出題されます。

新しいタイプの問題となるため、以下の出題例は必ずチェックしておきましょう。

出典:出題例「2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

なお、英作文の解答形式は記述式となっており、リーディングとリスニングはマークシート方式と変わらずです。

また英検3級以上の級からは、二次試験が必須となっています。
リスニング問題に関してはいずれの級においても変更点はないため、英検準2級も従来通りのリスニング対策で大丈夫です。
一次試験合格者は二次試験対策にしっかり取り組んだうえで、本番にのぞむようにしましょう。

英検準2級合格に必要な単語数

英検準2級合格に必要な単語数は「2,600〜3,600語」程度だと言われており、難易度は「高校中級レベル」です。
下記のような音声を確認できる単語帳を1冊用意し、聞いても読んでも意味が分かるレベルまで語彙力をつけるようにしていきましょう。

出典:「英検準2級 でる順パス単 5訂版」. 旺文社

英文理解の肝とも言える「語彙力」を向上させて、英検準2級合格を目指しましょう。
また、過去コラムでは中高生の関心の高い3つの級について、昨今の中高生の英語力を考察しながらレベルや合格点について解説をしていますので、ぜひチェックしてみてください。
「【中高生は必見!】「英検3級・準2級・2級」のレベルや合格率など徹底解説!」はこちらから

英検準2級と新しい級(準2級プラス)との違い

そして2025年度よりいよいよ「準2級プラス」という新しい級が新設されます。
準2級と新しい級を比較した場合、どちらの方が難易度の高い級となるのか見ていきましょう。

出典:準2級プラスの位置づけ「4技能総合CEFR/英検CSEスコア/合格基準スコア」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

上のグラフが示すとおり、準2級プラスは準2級と2級の間の級となります。
よって、英検準2級合格者が次に目指すべき級であると言えます。
英検公式サイトでは、準2級プラスのサンプル問題を見ることができますので、ひととおりチェックしてみてください。

英検準2級に合格されている方や、英検2級合格になかなかたどり着けないという方は、次に目指す級としてぜひ準2級プラスに挑戦してみましょう。

英検準2級と英検3級の違い

では次によく比較される英検準2級と3級の違いを一つずつ見ていきましょう。

1. リスニング問題の放送回数が全て1回のみになる
2. リスニング問題のイラストがなくなる
3. 試験時間が全体的に長くなる
4. 長文問題に適切な語句を選ぶ問題が加わる

1. リスニング問題の放送回数が全て1回のみになる

英検準2級では、全ての問題において英文の放送回数は1回のみとなります。

英検3級ではイラスト付きの問題(第1部)だけ放送回数が1回で、第2部、第3部は放送を2回聞くことができました。
そのため英検準2級のリスニング問題では、これまで以上に高い集中力で臨む必要があります。
普段からの勉強にも、この点を意識して取り組まれるとよいでしょう。

2. リスニング問題のイラストがなくなる

英検3級のリスニング問題第1部では、たとえ英文を聞き逃しても解答するうえでの一助としてイラストを参考にすることができました。
しかし、英検準2級ではこのイラストがなくなります。

また第1部の問題ではイラストだけではなく選択肢の英文も問題用紙には記載されていないので、放送される英文を聞いて適切な選択肢を判断する必要があります。
リスニングに苦手意識のある方は、リスニング対策も忘れずに取り組むようにしていきましょう。

3. 試験時間が全体的に長くなる

英検3級と準2級の試験時間の違いを見ていきしょう。

<一次試験>
英検3級準2級
筆記65分80分
リスニング約25分約25分

約90分
約105分
<二次試験>
面接約5分約6分

・2024年度問題形式リニューアル後の試験時間での比較
まず、英検準2級を3級と比較した場合、文章量、語彙、文法知識等、求められる内容が多くなるため、当然試験時間は長くなります。

問題形式のリニューアル後では、リーディング問題が37問から29問へと減りますが、ライティング問題の英作文2題に解答するうえで一定の時間が必要になるため、筆記試験の時間配分は当然増えています。
またリスニングは英文の放送回数が全て1回にはなっているものの、問題数は第1部から第3部までで構成される30問に対しての試験時間約25分は、変わらずです。

それだけ聞き取らねばならない文章量が増えているということですから、集中して聞き取っていきましょう。

4. 長文問題に適切な語句を選ぶ問題が加わる

長文読解問題に関しては引き続き3種類の長文への問題が出題されますが、英検準2級では1つの問題が、内容一致問題ではなく語句空所問題となります。
長文の語句空所問題は、英検準2級で初めて登場する問題です。

出典:2023年度第3回問題冊子「準2級の過去問・試験内容」公益財団法人日本英語検定協会.英検.

上記過去問の通り、文章中のカッコ内に入れる語句としてふさわしい選択肢を選ぶという内容です。
問題形式のリニューアル後ではこのタイプの問題が英検準2級で3問削除されますが、引き続き2問は残ります。
解答には読解力に加え、語彙力も重要です。
文脈を理解しながら、落ち着いて解いていきましょう。

英検準2級合格に必須の勉強法とは?

最後に、英検準2級の必勝勉強法をご紹介していきます。
基本的には、以下のフローおよびポイントに沿って勉強をしていきます。

1.過去問を解く

2.苦手な分野を中心に演習問題を解く

☆単語帳で頻出単語・熟語・会話表現を覚える
☆あやふやな文法事項を確認する
☆長文問題に抵抗をなくす
☆英作文対策の時間をしっかりと取る

過去問を解いて、試験全体の流れを把握し問題形式や問題の傾向を理解することは、英検合格において非常に有効な勉強法です。
何度か過去問を解いていくうちに自分のつまずきやすい箇所が自然と見えてきますので、苦手分野を中心に演習問題などで量をこなしていくとよいでしょう。

回を重ねるごとにミスを少なくしていけば、自然と合格点に近づいていくはずです。

☆で挙げたポイントについては、上記フローに沿った「1.過去問→2.演習」を繰り返しながら、同時進行でやっていきます。

また語彙に関しては単語帳を活用すると同時に、問題の中で初めて出会った語彙や理解できなかった表現などをその都度ノートに書き写すなど、五感をフル活用しながらしっかりと覚えてしまいましょう。
そして文法は、短文の空所補充問題から文法を問う問題はなくなりますが、英作文を書く際の評価基準に「文法」が入っています。

過去完了形、未来完了形、仮定法、使役動詞、比較級・動名詞・不定詞(応用)を新たにチェックしておきましょう。
英検準2級のレベルは「高校中級程度」ですが、少しでも文法に不安がある方は中学で習う範囲の文法からさかのぼって勉強し、教科書レベルの文法を使って書いたり話したりできるようにしていきましょう。

また、2024年度問題形式リニューアル後からは、ライティングが課せられる3級から英作文問題が1題から2題へと増えます
英検準2級では3級同様、これまでの「意見論述」問題に加え「Eメール」問題が出題されます。
そして英検準2級では筆記試験が80分です。

この制限時間の中で、長文問題を含むリーディング問題とライティング問題を全て解き終える必要があります。
英検に合格するためには、いかに早く正確に文脈を理解することができるかが大事であると言えるでしょう。
適切なスピードと語順通りの英文読みを意識することで、速読力は身に付きます。
ある程度長めの英文を読む習慣を日頃からつけておくようにすると、本番でもスピード感を持って長文問題に取り組めるようになるのでおすすめです。

本番のタイムマネジメントを成功させるためにも、単語・熟語・文法を学びながら過去問などを使い、長文問題や英作文問題にしっかりと時間を当てられるように準備していきましょう。

まとめ

本記事では、英検準2級について英検3級との違いに触れながら、準2級合格に向け効果的なおすすめの勉強法を紹介いたしました。

また2024年度からは一部問題形式のリニューアル(英検S-CBTにおいては5月実施分から)、2025年度からは英検2級と英検準2級との間に新しい級「準2級プラス」が新設される予定です。
英検を受験される方は英検公式サイトからの最新情報をチェックしたうえで、本記事で挙げた勉強法などを参考に英検試験対策をしていきましょう。

また、英検3級については以下のコラムにて解説をしていますので、興味のある方はぜひ下記コラムもチェックしてみてください。
「【英検3級攻略法】合格に効果的な勉強法とは?英検3級と4級の違いについても徹底解説!」はこちらから

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