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【例文つき】間接疑問文の作り方や注意すべきポイントをわかりやすく解説

【例文つき】間接疑問文の作り方や注意すべきポイントをわかりやすく解説
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英語コラム

あなたは、英語の勉強をしている際に「間接疑問文」という言葉を耳にしたことがありますか?

「間接疑問文」とは、相手に直接的に質問するのではなく「間接的」に尋ねている文章、かつ英文中に「疑問詞+主語+動詞〜」という名詞節が含まれた文章のことを指します。

日常英会話でもよく使われるため、ぜひマスターしてもらいたいです。

この記事では、間接疑問文の作り方を例文つきで詳しく解説します。

読み終わる頃には、間接疑問文を自由自在に使いこなせるようになっているでしょう。 

間接疑問文を知らない人、あるいは間接疑問文をマスターしたい人はぜひ参考にしてください。

間接疑問文とは

間接疑問文とは、文中に「疑問詞+主語+動詞〜」という名詞節が含まれた文章のことです。

名詞節とは?

名詞として働く「主語+動詞〜」のかたまりのことを指します。

Where does he live?
彼はどこに住んでいますか?

という疑問文は、物事の詳細を相手に直接的に尋ねて回答を求めていることから「直接疑問文」と呼ばれています。

それに対して、

I don’t know where he lives.
私は彼がどこに住んでいるのか分かりません。

という英文は、英文中に”疑問詞(where) + 主語(he) + 動詞(lives)”が入っていること、そして相手に直接的に尋ねていないことから「間接疑問文」に分類されます。

相手に直接的に質問するのではなく、「間接的」である点がポイントです。

【例文つき】間接疑問文の作り方

それでは、間接疑問文の作り方を紹介します。

間接疑問文の作り方は、”疑問詞を使った疑問文”と ”Yes / No疑問文”で作り方が異なるため注意が必要です。

ここでは、間接疑問文の作り方について、「疑問詞がある場合」と「疑問詞がない場合(Yes/No疑問文)」に分けて解説します。 

疑問詞がある場合

疑問詞がある間接疑問文は、「疑問詞+主語+動詞」と、疑問詞のあとは肯定文の形にしてください。

「疑問詞+主語+動詞」は名詞節であるため、「主語」「補語」「目的語」にすることができます。

▶︎「主語」「補語」「目的語」について詳しく知りたい方はこちらへ

ここでは、それぞれのパターンについて例文を用いて詳しく解説します。 

「疑問詞+主語+動詞」が主語の場合

「主語」は、「〜は」や「〜が」に該当する部分で、基本的に英文の文頭にきます。

早速例文を確認しましょう。

Where we will go tomorrow doesn’t matter to me.
明日私たちがどこに行くかということは私にとって重要なことではありません。

“Where we will go tomorrow”が主語、doesn’t matterの部分が動詞です。

「疑問詞+主語+動詞」が補語の場合

「補語」とは、第2文型(S+V+C)あるいは、第5文型(S+V+O+C)で登場する名詞あるいは形容詞のことです。

第2文型では”S”と、第5文型では”O”とイコールの関係になります。

間接疑問文が「補語」として使われる場合は、第2文型で使われることが一般的です。

例文を確認しましょう。

All I want to know is why she didn’t come home last night.
私が知りたいのはなぜ彼女が昨夜家に帰ってこなかったのかということです。

“All I want to know”が主語、” is”が動詞、そして” why she didn’t come home last night”が補語です。

S=C の関係になっていますね。

「疑問詞+主語+動詞」が目的語の場合

間接疑問文が「目的語」として使われることが最も多いです。

「目的語」とは、動詞のあとに伴う名詞のことを指し、日本語にすると「〜を」や「〜に」という意味になります。

下記の3つの文型で、「目的語」が使われます。

  • 第3文型(S+V+O)
  • 第4文型(S+V+O+O)
  • 第5文型(S+V+O+C)

例文を確認しましょう。

I don’t know why Kate was absent from school yesterday.
私は、なぜケイトが昨日学校を欠席したのか分かりません。

“I”が主語、” don’t know”が動詞、” why Kate was absent from school yesterday”が目的語です。

 why〜以下が「〜を」という意味になっていますね。

疑問詞がない場合

疑問文の中には、「疑問詞を使った疑問文」だけでなく、”Yes.”や”No.”で答える疑問文もあります。

そのような疑問文を間接疑問文にする際には、疑問詞の代わりに”whether”または”if”を伴って、”whether(またはif) + 主語+ 動詞 ”という形にしてください。

間接疑問の部分を日本語にすると、「〜かどうか」という意味です。

これも、疑問詞がある場合と同じく、「名詞節」になることから「主語」「補語」「目的語」にすることができます。

ここでは、それぞれのパターンについて例文を用いて詳しく解説します。 

「whether(if)+主語+動詞」が主語の場合の例文

「whether(if)+主語+動詞」を主語にすると、主語や英文そのものが長くなってしまいがちです。

そのため、”It is 〜whether 主語+動詞”と置き換える方が分かりやすい英文になります。

セットで覚えておきましょう。

「whether(if)+主語+動詞」が主語の場合の例文は、下記の通りです。

A typhoon is coming. Whether we can hold the event is questionable.
台風が来ています。私たちがそのイベントを開催できるかどうかは疑問です。 

“Whether we can hold the event”の部分が主語、”is”が動詞、そして”questionable”が補語です。

「whether(if)+主語+動詞」が補語の場合の例文

「whether(if)+主語+動詞」が補語になる場合も、疑問詞があるケースと同様に第2文型の英文になることが一般的です。

そのため、主語=「whether(if)+主語+動詞」という関係になります。

SVCのVの部分は、be動詞であることが多いです。

What I want to know is whether I could pass the test.
私が知りたいことは試験に受かったかどうかということです。
※what 主語+動詞「〜が…すること」 

“What I want to know”が主語、” is”が動詞、そして” whether I could pass the test”が目的語です。

「whether(if)+主語+動詞」が目的語の場合の例文

疑問詞があるケースと同様に、「whether(if)+主語+動詞」を目的語として伴うパターンが多いです。

例文を確認しましょう。

I don’t know if I chose the right course.
私は自分が正しいコースを選択したのか分かりません。

“I”が主語、” don’t know ”が動詞、そして” if I chose the right course”が目的語です。

間接疑問文を作る際に注意すべき点

最後に、間接疑問文を作る際に注意すべき点について解説します。

下記の2点に注意しましょう。

  • 現在形の場合、3人称単数形の”-(e)s”をつけるのを忘れないようにする
  • 時制の一致を忘れないようにする

ここでは、それぞれの注意点について解説します。

現在形の場合、3人称単数形の”-(e)s”をつけるのを忘れないようにする

間接疑問を作る際には、「疑問詞+主語+動詞」の形にすることを説明しましたが、この名詞節が現在形で、かつ主語が3人称単数形の場合、動詞に”-(e)s”をつけるのを忘れないように気をつけてください。

例文を見て確認しましょう。

Where does he go after school?
彼は放課後どこに行きますか?

この英文を「あなたは彼が放課後どこに行くか知っていますか?」という間接疑問文に変えると、下記のようになります。

Do you know where he goes after school?

直接疑問文では”go”とあるため、間接疑問文にする際に”where he go”としてしまいがちですが、これは誤りです。

間接疑問文では、疑問詞のあとに肯定文を伴うことから”go”を”goes”に変換する必要があります。

時制の一致を忘れないようにする

次に、「時制の一致」も忘れてはいけません。

間接疑問文を作る際には、メインとなる文章の時制に合わせて間接疑問の名詞節の時制を変えることが必要です。

例文を見て確認しましょう。

Who is playing the guitar?
誰がギターを演奏しているのですか?

この英文を、「誰がギターを演奏していたのか知っていましたか?」という間接疑問文に変えると下記のようになります。

Did you know who was playing the guitar?

この英文でメインとなる部分は、” Did you know 〜?”「あなたは知っていましたか?」です。

この部分が過去形になっていることから、間接疑問の名詞節も” who was playing the guitar”と過去形にする必要があります。

「時制の一致」は日本語にはない文法ルールですが、英語では必要なルールです。

特に日本語の文章から英文に直す際には、日本語の文章だけで時制を判断しないように気をつけてください。 

まとめ:間接疑問文を使いこなそう!

この記事では、間接疑問文の定義とその作り方について解説しました。

間接疑問文とは、文中に「疑問詞+主語+動詞〜」という名詞節が含まれた文章のことです。

「疑問詞がある場合」と「疑問詞がない場合」の2パターンあります。

それぞれの作り方は下記の通りです。

【疑問詞がある場合】疑問詞+主語+動詞
【疑問詞がない場合】whether(if)+主語+動詞

間接疑問文を作る際には、下記の2点に注意してください。

  • 現在形の場合、3人称単数形の”-(e)s”をつけるのを忘れないようにする
  • 時制の一致を忘れないようにする

間接疑問文は、日常英会話でもよく使われます。

しっかりとマスターして、正しく使いこなせるようにしましょう。

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