【今月の英単語シリーズ】10月のニュースまとめ
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【今月の英単語シリーズ】の新シリーズは、最新のニュースに関連する英単語をお届けします。
ニュースの中で使われた表現や重要な言葉をピックアップし、わかりやすく解説!
日常会話やビジネスシーンでも役立つ語彙力を高めるために、ニュースを題材にした英語学習を楽しみましょう。
最新の話題を取り入れた実用的な英単語を、ぜひこの機会に覚えてみてください。
日本のニュース
10月の日本のニュースを振り返り、注目された出来事と関連する英単語をご紹介します。
気候の変動や社会の出来事など、幅広いトピックを通じて実生活に役立つ表現を学びましょう。
ニュースを題材にした英単語は、日常会話やビジネスの場でも活用できるため、今回の内容を通して実践的な語彙力を身につけるチャンスです。
10月の異常高温と大雪の兆候!日本海側での厳しい冬を予想
10月にも関わらず、日本各地では例年にない高温が続き、東京都心では4日連続で「夏日(Summer day)」が観測されました。
これは、通常の秋らしい気候よりも1ヶ月遅れて季節が進んでいるという異常気象の一例です。
気象予報士(Weather forecaster)の解説によれば、異常な高温は日本海側の冬の天候に大きな影響を与える可能性があり、特に寒気が到来する初冬には大雪(Heavy snow)となる危険性が指摘されています。
この現象は、海水温(Sea surface temperature)が高いことが一因となっています。
暖かい海水の上に冷たい空気が流れ込むと、雪雲が発達しやすくなり、結果として日本海側では積雪が増加する恐れがあります。
例えるなら、冬の露天風呂のように、寒い外気と温かい湯の温度差(Temperature difference)が蒸気を発生させるのと同じ原理で、海上に雪雲が形成されるというものです。
特に懸念されるのは、日本海側における大雪災害です。
昨年は暖冬だったため、スキー場の雪不足や、雪による被害が少なかったものの、今年はラニーニャ現象が発生する可能性が高いため、寒気が強まりやすい状況となっています。
ラニーニャとは、南米のペルー沖で海水温が低下し、その影響で地球全体の気象が極端に変化する現象です。
その結果、日本では冬の寒さが厳しくなり、特に日本海側での降雪量(Snowfall)が増加する可能性が高いとされています。
また、東京都心や関東地方でも、南岸低気圧がやってきた場合、大雪が降ることがあります。
こうした気象パターンの変動を考慮すると、今後の気象情報に十分注意を払い、特に日本海側の地域では大雪に備える準備を進めることが重要です。
キーワード
- Summer day(夏日)
- Weather forecaster(気象予報士)
- Heavy snow(大雪)
- Sea surface temperature(海水温)
- Temperature difference(温度差)
- Snowfall(降雪量)
例文
- It was a summer day yesterday, with temperatures reaching 30 degrees.
(昨日は30度に達し、夏日となった) - The weather forecaster predicted heavy snow in northern Japan next week.
(気象予報士は来週、北日本で大雪を予報しました) - Due to the rising sea surface temperature, snow clouds are expected to form rapidly.
(海水温の上昇により、雪雲が急速に形成されると予想されています) - The region experienced record snowfall last winter.
(その地域は昨冬、記録的な降雪量を経験しました) - The temperature difference between day and night can cause sudden weather changes.
(昼夜の温度差が急な天候変化を引き起こすことがあります)
注射が苦手な子供に朗報!鼻スプレーワクチン接種スタート
2024年10月から、日本で初めてスプレー型インフルエンザワクチン「フルミスト」が子供向け(Child-friendly)に導入されました。
鼻に直接吹き付けるタイプで、注射を嫌がる子供でも痛みを感じることなく接種できるのが特徴です。
ワクチンは鼻やのどの粘膜(Mucous membrane)にも抗体(Antibody)を作り、注射タイプと同じくらいの予防効果が期待されています。
東京のクリニックでは接種が始まり、親子からは「注射より楽」という声が上がっています。
ただし、スプレー型ワクチンには毒性が弱い生ワクチンが使われており、妊娠中や免疫不全の人、ぜんそく患者には推奨されていません。
副反応(Side effects)としては、鼻づまりやかぜのような症状が報告されています。
国内の臨床試験では、接種によりインフルエンザの発症リスクが約28%減少したことが確認されています。
日本小児科学会も、このワクチンは注射と同じ効果があると認めており、かかりつけ医と相談して子供の健康状態に合った接種方法を選ぶことが大切です。
痛みを伴わない(Pain-free)この新しいワクチンは、注射に対する恐怖心を持つ子供にとって、インフルエンザ予防(Flu prevention)の新しい選択肢として期待されています。
キーワード
- Child-friendly(子供向け)
- Mucous membrane(粘膜)
- Antibody(抗体)
- Side effects(副反応)
- Pain-free(痛みを伴わない)
- Flu prevention(インフルエンザ予防)
例文
- The spray vaccine is child-friendly, making it easier for kids to receive.
(スプレーワクチンは子供向けで、接種が簡単です) - It builds immunity in the mucous membrane of the nose and throat.
(ワクチンは鼻や喉の粘膜で免疫を作ります) - The vaccine helps the body produce antibodies against the flu.
(ワクチンはインフルエンザに対抗する抗体を作り出します) - Mild side effects include nasal congestion.
(副反応として軽い鼻づまりがあります) - This vaccine is pain-free, ideal for children.
(このワクチンは痛みがないため、子供に最適です) - It offers effective flu prevention without needles.
(注射なしで効果的なインフルエンザを予防できます)
秋の味覚を満喫!目黒のさんま祭に1万8000人が応募
2024年10月13日、東京目黒区で恒例の「目黒のさんま祭」が開催され、家族連れや観光客が炭火で焼いたサンマ(Sanma・Pacific saury)を楽しみました。
祭り(Festival)は、古典落語「目黒のさんま」に由来しており、地元の町内会や商店街が毎年秋に主催しています。
サンマは宮城県気仙沼市から届いたもので、新鮮なサンマが炭火で次々と焼かれ、会場に集まった人々にふるまわれました。
コロナ禍で一時中止されていたものの、昨年から再開され、今年も事前に抽せん(Lottery)で当選した区民1500人が参加しました。
抽せん倍率は12倍に達し、非常に人気の高いイベントとなっています。
参加者の中には「去年はサンマが高くて食べられなかったので、今年はおいしいサンマを食べられて嬉しい」と語る人もおり、家族連れが秋の味覚(Taste of autumn)を楽しむ姿が見られました。
実行委員会の藤森昇委員長は「目黒でサンマをおいしく食べてもらうのが一番の喜びです。今後も友好都市の気仙沼市との絆を深めていきたい」と述べました。
この祭りは、単なる地元イベントにとどまらず、地域間の交流(Exchange)や文化を育む重要な機会となっており、目黒と気仙沼市の結びつきを強める役割も果たしています。
キーワード
- Sanma・Pacific saury(サンマ)
- Festival(祭り)
- Lottery(抽せん)
- Taste of autumn(秋の味覚)
- Exchange(交流)
※英語ではサンマを「Pacific saury」としても知られていますが、特定の文脈では日本の文化や食に関連する言葉として「Sanma」として使われることが一般的です。
例文
- Grilled Sanma is a symbol of autumn in Japan.
(炭火焼きのサンマは日本の秋を象徴する食べ物です) - The annual Sanma festival in Meguro attracts many visitors.
(毎年開催される目黒のサンマ祭りは多くの来訪者を魅了します) - Entry to the festival is decided by a lottery system.
(祭りへの参加は抽せん制で決まります) - Grilled Sanma is a beloved taste of autumn in Japan.
(炭火焼きのサンマは日本の秋の味覚として親しまれています) - The festival fosters cultural exchange between Meguro and Kesennuma.
(この祭りは目黒と気仙沼の文化交流を促進しています)
世界のニュース
10月に世界で話題となったニュースを振り返り、重要な英単語を学びましょう。
グローバルな出来事に触れることで、ニュースで使われる語彙や表現を実践的に理解できる良い機会です。
自然災害や経済の動向・国際協力など、幅広いテーマを通じて日常やビジネスでも活用できる英語力を養います。
新しい視点からの英語学習を楽しみながら、世界の動きを学び、語彙力を強化していきましょう。
ネパール豪雨被害で日本のトンネルが緊急運用!現地から感謝の声
ネパールでの豪雨災害により、4000人以上の住民が孤立した中、日本が支援する「ナグドゥンガ・トンネル」が緊急運用(Emergency operation)されました。
トンネルは本来2025年に開通予定でしたが、災害時の早期対応により、孤立した地域への救援活動(Rescue operation)に大きく貢献。
大雨で発生した土砂崩れ(Landslide)により道路が寸断され、多くの車や住民が取り残されましたが、トンネルを通じて救援バスや救急車が住民を安全に救出しました。
現地の人々からは、命を守られたことへの感謝の声が上がっています。
日本の円借款を通じて進められたこのプロジェクトは、JICA(国際協力機構)の支援のもと実施されており、災害時のインフラ整備(Infrastructure development)の重要性が改めて示されました。
日本の建設会社の関係者は、子供や母親など多くの人々を無事に避難させられたことに安心し、今後もこうした国際協力(International cooperation)を通じて防災インフラの整備に力を注ぐ意向を示しています。
今回の事例は、迅速なインフラ運用が災害時の救命にどれほど重要かを示しており、今後の防災対策のモデルケースとなるでしょう。
また、日本とネパールの国際協力の成果としても、地域住民からは感謝の声が広がっています。
キーワード
- Emergency operation(緊急運用)
- Rescue operation(救援活動)
- Landslide(土砂崩れ)
- Infrastructure development(インフラ整備)
- International cooperation(国際協力)
例文
- The emergency operation saved many lives.
(緊急運用が多くの命を救いました) - The rescue operation began immediately.
(救援活動がすぐに始まりました。) - A landslide blocked the road.
(土砂崩れが道路を塞ぎました) - Infrastructure development improved disaster response.
(インフラ整備が災害対応を向上させました) - International cooperation was key to the project.
(国際協力がプロジェクトの要でした)
日本製鉄のUSスチール買収!日米会議で公正なルールを要請
日米財界人会議(Japan – U.S. Business Council)は、日本とアメリカの企業トップが集まり、経済面の課題を議論し、両国政府に政策提言を行う重要な場です。
今年の会議では、日本製鉄によるアメリカのUSスチールの買収計画が政治的論争(Political debate)の中心となっていることを受け、両国の代表者が公平な審査(Fair review)を求めました。
この買収計画は、アメリカの大統領選挙(Presidential election)にも影響を与え、注目を集めています。
日本製鉄は、アメリカ政府の対米外国投資委員会に再申請を行い、委員会の判断は選挙後に延期される見込みです。
会議の共同声明(Joint statement)には、投資の公正な審査を求める内容が盛り込まれ、日本側からは国際関係における公平なルールの重要性が強調されました。
また、アメリカ側の代表者も日本からの投資を支持し、政治問題化されない投資プロセスが保証されるべきだと述べています。
今回の会議では、ビジネス界が政治的な影響を受けず、公正なプロセスに基づく投資審査を求める姿勢が確認されました。
このように、日米間の経済協力(Economic cooperation)の強化に向けた議論が進められる中で、企業の投資が政治の影響を受けないよう、透明で公正な審査が行われることが求められています。
キーワード
- Japan – U.S. Business Council(日米財界人会議)
- Political debate(政治的論争)
- Fair review(公平な審査)
- Presidential election(大統領選挙)
- Joint statement(共同声明)
- Economic cooperation(経済協力)
例文
- The political debate over foreign investment intensified during the meeting.
(外国投資を巡る政治的論争が会議で激化しました) - Both sides called for a fair review of the proposed acquisition.
(両者は提案された買収に対する公平な審査を求めました) - The issue became a key topic in the upcoming presidential election.
(この問題は、次の大統領選挙の重要なテーマとなりました) - The joint statement emphasized the need for transparency in business dealings.
(共同声明は、ビジネス取引における透明性の必要性を強調しました) - The meeting highlighted the importance of economic cooperation between nations.
(会議では、国々の経済協力の重要性が強調されました)
歴史的瞬間!メキシコ初の女性大統領シェインバウム氏の就任
2024年10月1日、クラウディア・シェインバウム氏がメキシコ初の女性大統領(female president)として正式に就任しました。
彼女は6月の選挙(Election)で、与党「国家再生運動」から立候補し、野党候補に大差をつけて勝利しました。
就任式(Inauguration)でシェインバウム氏は、自身は母であり、祖母であり、科学者であるという背景を紹介し、民意によって大統領に選ばれたことに感謝を表明。
メキシコでは、麻薬組織による暴力や治安(Security)の悪化が深刻な課題となっており、シェインバウム氏のリーダーシップ(Leadership)が試されることになります。
また、彼女は気候変動に関する研究に従事してきた科学者であり、2018年から2023年までメキシコシティーの初の女性市長を務めていました。
彼女の経験と知識が、国内外の複雑な課題にどのように対応するかが注目されています。
特に、隣国アメリカの11月の大統領選挙の結果次第では、移民問題や貿易政策がメキシコに大きな影響を与える可能性があり、シェインバウム氏の手腕が問われることになるでしょう。
メキシコ初の女性大統領としての歴史的な就任は、国内外で大きな注目を集めており、今後の政策や彼女のリーダーシップに期待が寄せられています。
キーワード
- female president(女性大統領)
- Election(選挙)
- Inauguration(就任式)
- Security(治安)
- Leadership(リーダーシップ)
例文
- Sheinbaum made history as Mexico’s first female president.
(シェインバウム氏はメキシコ初の女性大統領として歴史を刻みました) - She won a landslide victory in the June election.
(彼女は6月の選挙で圧勝しました) - Her inauguration drew widespread attention.
(彼女の就任式は広く注目を集めました) - She vowed to address the country’s security issues.
(彼女は国内の治安問題に取り組むことを誓いました) - Her leadership will be key in tackling national challenges.
(彼女のリーダーシップが国の課題解決に重要です)
まとめ
ニュースで取り上げられている英単語を学ぶことは、実用的で英語力の向上に役立ちます。
ニュースは日常的な言葉や表現が多く使われているため、リアルなコンテキストで英単語を覚えられます。
さらに、時事的な内容に触れることで、興味を持ちながら語彙を増やすことが可能です。
日々ニュースに目を通すことで、自然に英語力が向上し、ニュースを読み解く力もつくので、習慣化すると大変効果的です。
ぜひ、試してみてください。