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【完全ガイド】もう悩まない!TOEFLとIELTSのどっちを受験すべきか徹底解説

【完全ガイド】もう悩まない!TOEFLとIELTSのどっちを受験すべきか徹底解説
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英語コラム

「TOEFLとIELTSの違いって何?」
「TOEFLとIELTSのどっちが簡単なの?」
「自分はTOEFLとIELTSどっちを受験すべき?」

海外の大学や大学院への留学を検討している方で、このような疑問や悩みを抱えている方はいませんか?
結論から申し上げると、TOEFLとIELTSはどっちが簡単ということはありません。

それはそれぞれの試験に特徴があり、受験者一人ひとりの特性や、得意・不得意とするセクションによって感じ方が異なるからです。
この記事では、TOEFLとIELTSの違いについてさまざまな角度から説明した上で、それぞれの試験を受けるべき人の特徴について解説します。

読み終わるころには、TOEFLとIELTSの違いをしっかり把握できるとともに、どっちの試験を受けるべきか適切に判断できるようになるでしょう。
それぞれの試験の違いがよく分からない人、あるいはどっちの試験を受けるべきか判断できずに困っている人はぜひ読んで参考にしてください! 

TOEFLとIELTSの違いを徹底解説

TOEFLとIELTSのどっちを受けようか悩む人が多いと思いますが、まずはそれぞれの試験の違いを把握することが大切です。

TOEFLとIELTSの違いは、下記の表を参考にしてください。

TOEFL比較項目IELTS
・海外大学・大学院への留学・日本国内の大学入試・教員採用試験などの公務員試験・就職・転職活動受験の目的・海外大学・大学院への留学・日本国内の大学入試・教員採用試験などの公務員試験・就職・転職活動
アメリカ発祥イギリス
130カ国以上利用されている国・地域140カ国以上
コンピューター試験方式・コンピューター・ペーパー
年間50回程度試験日程・ペーパー版:年間50回程度・コンピューター版:ほぼ毎日
24都道府県試験会場数15都道府県
【リーディング】20問・36分【リスニング】28〜39問・41〜57分【ライティング】2題・50分【スピーキング】4パート・17分試験内容    【リーディング】40問・60分【リスニング】40問・30分【ライティング】2題・60分【スピーキング】3パート・11〜14分
約2時間試験時間約3時間
受験者ごとに開始・終了時間が異なる受験形態一斉に試験開始・終了
アメリカドル$245受験料25,380〜28,500円
0〜120点満点試験結果・スコアの算出方法1〜9点(0.5点刻み)までのバンドスコア

本章では、上記のTOEFLとIELTSの試験の違いについてさらに詳しく解説します。 

試験の目的

まずは、それぞれの試験の目的について説明します。

基本的に、TOEFLとIELTSはいずれも下記の目的で利用される試験です。

  • 海外大学・大学院への留学
  • 日本国内の大学入試
  • 教員採用試験などの公務員試験
  • 就職・転職活動 

TOEFL

TOEFL(Test of English as a Foreign Languageの略で、「トーフル」と読む)は、アメリカやカナダの大学や大学院への留学を目指す人を対象に開発されたアメリカ発祥の試験です。
しかし、現在は北米だけでなく世界中の130を超える国や地域で、英語力を証明する試験として活用されています。
TOEFLの試験は、下記の2種類の試験に分かれます。

  • TOEFL iBTテスト(TOEFL Internet-based Test)
  • TOEFL ITPテスト(TOEFL Institutional Test Program)

TOEFL ITPテストは団体受験用の試験です。
TOEFL全受験者の95%がiBTテストを受験していることから、本記事では、 TOEFL  iBTテストについて紹介します。 

IELTS

IELTS(International English Language Testing Systemの略で、「アイエルツ」と読む)はイギリス発祥の試験です。

イギリスや、オーストラリアやニュージーランドなどイギリスと歴史的に関係の深い国々を中心に、世界中の140を超える国や地域で英語力を証明する試験として活用されています。

IELTSには2種類の試験があり、それぞれ下記の通りです。

  • アカデミック・モジュール
  • ジェネラル・トレーニング・モジュール

アカデミック・モジュールは海外の大学や大学院への留学をする際の英語力の証明として活用される試験です。
それに対してジェネラル・トレーニング・モジュールは、移住や永住権取得の際の英語力証明に使われます。

本記事では、アカデミック・モジュールテストについて説明します。 

試験で使われる英語

前項でも説明したように、TOEFLはアメリカ発祥の試験、IELTSはイギリス発祥の試験です。
そのため、試験で使用される英語の発音・言い回し・アクセント・スペリングについても、それぞれアメリカ英語とイギリス英語が基本になっています。

しかし 、近年グローバル化が進んでいることから、TOEFLもIELTSもさまざまな国や地域の英語の音声をリスニング問題に活用しています。

日本の教育機関ではアメリカ英語を指導しているため、アメリカ英語の方が馴染みがある人も多いでしょう。
しかし、IELTSのライティングテストやスピーキングテストでアメリカ英語を使用しても減点されることはないので安心してください。
あくまで、リーディングとリスニングのセクションでイギリス英語を理解できれば十分です。

また、それぞれの試験の発祥地の違いから、以前は「TOEFL=北米の大学や大学院に留学したい人が受ける試験」で、「IELTS=イギリスやオーストラリアなどその他の英語圏の国や地域の大学や大学院に留学したい人が受ける試験」とされていましたが、現在は異なります
英語力の証明としてIELTSとTOEFLいずれの試験であっても構わないというスタンスの大学やコースがほとんどです。

志望する大学や大学院の募集要項をチェックして、どちらか選べるのであれば自分に合った試験を受けましょう。 

試験方式

試験方式についても、TOEFLとIELTSで大きな違いが見られます。

TOEFLはコンピューター形式の試験のみであるのに対して、IELTSではペーパー版コンピュータ版の2種類を導入しており、試験会場や試験日程、あるいは好みに合わせてどっちの試験を受験するか選ぶことが可能です。
また、試験の解答の仕方についてもそれぞれの試験で大きく異なります。
TOEFLでは、リスニングやリーディング問題については全て選択問題です。
IELTSの場合は、下記のようにさまざまな解答形式の問題があります。

  • 選択問題
  • 穴埋め問題
  • 並べ替え問題

単語の書き取り問題もあるため、英単語のスペリングまでしっかりと覚えておくことが大切です。 

試験日程

TOEFLは、平日ではなく土日に実施され、年間50日程度実施されます。
試験の開始時間は午前中(10時から)が多いですが、土曜日実施の試験については午後(13時〜)の回も実施されており、午前と午後を合わせると年間80回以上実施されているということになります。

それに対してIELTSの場合は、ペーパー版の試験とコンピューター版の試験で試験の実施日や実施回数が異なるため注意が必要です。
ペーパー版の場合は月4回ほど土曜日に実施される程度ですが、コンピューター版の場合はほぼ毎日実施されます。
しかし、コンピューター版は、東京・名古屋・大阪だけで受験できる試験であるため気をつけてください。 

試験会場

TOEFLの試験会場は、下記の通りです。

TOEFLの試験会場
北海道・宮城・福島・栃木・群馬・山梨・神奈川・埼玉・東京・静岡・愛知・新潟・石川・京都・大阪・奈良・兵庫・広島・高知・福岡・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄
参考:TEOFLテスト日本事務局「テスト日程・会場

IELTSの試験会場については、下記の通りです。

ペーパー版北海道・秋田・宮城・千葉・東京・神奈川・長野・静岡・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡・熊本
コンピューター版【東京】・東京駅前テストセンター・市ヶ谷テストセンター【愛知】名古屋テストセンター【大阪】IELTS公式大阪テストセンター
参考:公共財団法人 日本英語検定協会「IELTS 試験日程

TOEFLが全国24都道府県で実施されているのに対して、IELTSは15都道府県と少し少ないです。
試験会場で比較した場合、TOEFLの方が受験しやすいといえます。 

試験内容

TOEFLはアメリカ発祥でアメリカの大学教育を反映した試験であるのに対して、IELTSはイギリス発祥でイギリスの大学教育を反映した試験です。
アメリカとイギリスでは大学教育の方針や考え方が異なることから、試験内容も大きな違いがあります。

アメリカの大学の場合は、文章や講義の大まかな内容を理解することを目指しているため、TOEFLでは英文の概要を掴んで選択形式で答える問題が多いです。

それに対してイギリスの大学の場合は、研究や知識を重視していることから、身につけた知識を正確に答える単語の書き取り問題などが多い傾向があります。
また、TOEFLでは英語の4技能全てを使って答えを出す総合問題が出題されるのに対して、IELTSでは研究者の卵としてグラフやデータなどの分析を行う問題が出題されるなど、それぞれの試験で特徴が大きく異なります。

それぞれの試験の内容や特徴を把握したうえで、自分に合った試験を選ぶことが大切です。

ここでは、TOEFLとIELTSの試験内容の違いについて、4つのセクションに分けてより詳しく解説します。

リーディング

TOEFLとIELTSのリーディングの違いは、下記の通りです。

TOEFL比較項目IELTS
36分試験時間60分
3〜5題パッセージ数3題
1,400語単語数2,150〜2,750語
20問設問数40問

設問数や単語数などを見ると、IELTSの方が圧倒的に英文の文章量が多いです。

しかし、TOEFLと比較するとIELTSは専門用語が少なく大衆向けの英文であるため、IELTSの方が比較的読みやすいという特徴があります。 

リスニング

下記の表は、TOEFLとIELTSのリスニング問題を比較したものです。

TOEFL比較項目IELTS
41〜57分試験時間30分
5〜7つパート数4つ
28〜39問問題数40問

グローバル化の影響で、TOEFLもIELTSもさまざまな国の英語の音声を聞き取る問題がありますが、基本的にはTOEFL=アメリカ英語が中心、IELTS=イギリス英語が中心という構成になっています。
問題の特徴としては、TOEFLでは3〜6分ほどの長い会議や会話を聞いたあとに、その内容を問う問題が多いです。

一度に聞き取る英文が多いのと、専門的な内容であるため、高得点を狙う場合は記憶力や高い語彙力も求められます。
また、TOEFLにはダミー問題(=スコアに反映されない問題)があり、受験者によって問題数が異なります。

どれがダミー問題であるのか判断できないため、全ての問題に真剣に回答することが必要です。
IELTSの場合は、音声を聞きながら図や文章の穴埋めをしていく問題が多いです。
トピックもTOEFLとは異なり、宿泊予約や地域の施設など大衆的な内容もあるため取り組みやすいでしょう。

また、音声が流れる前に、事前に問われる問題を確認することができます。
しかし、IELTSのペーパー試験の場合は、大部屋でリスニング音源を再生することになるため、座席によっては聞き取りづらいと感じることもあるため注意が必要です。 

ライティング

次にライティング問題の違いについてですが、下記の表をご覧ください。

TOEFL比較項目IELTS
50分試験時間60分
2題設問数2題
・読んだり聞いたりした内容の要約文の作成(150〜225語)・エッセイ(100語以上)内容(必要な単語数)・図表の読み取り(150語以上)・エッセイ(250語以上)

TOEFLのライティング問題は2題あるうちの1題が総合問題です。
つまり、ライティングのスキルだけでなく、リーディングやリスニングのスキルも求められます。
また、TOEFLはコンピューター形式の試験であるため、スピーディーなタイピング力も必要です。

IELTSについては、自分の好みに合わせてペーパー版とコンピューター版を選ぶことができるとともに、TOEFLのような総合問題はなく純粋にライティング力だけを測定する問題です。
しかし、ペーパー版の場合は手書きで英文を書く必要があり、書いている途中で大幅に内容を変更する際には簡単にコピー&ペーストができないため注意してください。

IELTSのライティング問題の方がTOEFLよりも簡単であるように思われるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
IELTSのライティング問題は採点基準が厳しいと言われており、ハイスコアを出すのが難しいです。

実際、IELTSの各セクションごとのスコアを世界平均で見ても、ライティングセクションが最も低いスコアとなっています。
解きやすさだけで判断しないように気をつけましょう。 

スピーキング

下記の表は、TOEFLとIELTSのスピーキングテストの違いをまとめたものです。

TOEFL比較項目IELTS
17分試験時間11〜14分
コンピューターへの録音形式対面
4パート数3
Part1: 独立問題(身近なトピックに対する自分の意見)Part2: 総合問題(読んだり聞いたりした内容の要約)Part3: 総合問題Part4: 総合問題パートごとの内容Part1: 日常会話Part2: スピーチPart3: ディスカッション

TOEFLのスピーキングテストでは、コンピューター付属のマイクに向かって英語を話し、その音声を録音します。

録音された音声は、自動採点システムを使って客観的かつ公平に採点されることが特徴です。

また、ライティング問題と同様に、スピーキングテストでありながらもリーディング力やリスニング力も求められる問題が出題されます。

それに対してIELTSのスピーキングテストは、英検と同じように面接官と11で面接するスタイルの試験です。

対面式のスピーキングテストは、相手に質問を聞き返したり、相槌など相手の反応を見ながら話したりと自然に会話できることがメリットとして挙げられます。

また、TOEFLとは異なり回答時間が厳密に定められているわけではないため、試験中に「時間」を意識する必要もありません。

ただし、面接官と面接官が録音した音声を聞いた採点者の2人だけで採点が行われるため、TOEFLと比較するとスコアが客観性に欠ける点が特徴です。 

試験時間

TOEFLの試験時間はおよそ2時間程度ですが、IELTSの場合は3時間程度です。

また、IELTSの場合は、午前中にリーディング・リスニング・ライティングの試験を終わらせ、スピーキングテストは同日の午後、あるいは前後7日間以内に実施します。
これは、ペーパー版もコンピューター版も同様です。

そのため、TOEFLの方が試験時間も試験全体にかかる時間も圧倒的に短いと言えます。 

受験形態

TOEFLの場合、受付を行なって手荷物のチェックを終えたら、受験者が各自で自由に試験を開始します。
そのため、休憩時間や試験終了時間は受験者によってバラバラであるということです。

待機時間が少なくて済むというメリットがありますが、自分が試験を受けている間に周囲の音や動きが気になって集中しづらい可能性がある点がデメリットとして挙げられます。
IELTS(ペーパー版)の場合、試験開始時間になってから受験者が一斉に試験を開始する形態で、学校の定期試験と同じです。 

受験料

TOEFLの受験料はアメリカドルで$245となっており、受験の申し込みをする際のレートによって、受験料に変動があります。
2024年8月現在のレートで換算すると、受験料はおよそ36,750円です。
それに対して、IELTSテストは下記のように実施団体と試験方式によって受験料が異なるため、注意が必要です。

 ペーパー版(税込)コンピューター版(税込)
British Council25,380円28,500円
日本英語検定協会25,380円25,380円
バークレーハウス明確な記載なし25,380円
IDP27,500円27,500円
JSAF27,500円27,500円

こちらはTOEFLとは異なり、日本円での支払いとなるうえ、為替のレートによる受験料の変動はありません。
受験料で比較すると、IELTSの方が安く済む可能性が高いと言えます。

筆者も海外の大学院への留学を目指してIELTSを受験したことがありますが、目標のスコアを達成するためには何回か受験することが必要です。
そのため、受験料が安いIELTSのほうが何回もチャレンジしやすいと言えるでしょう。 

試験結果・スコアの算出方法

次に、試験結果やスコアの算出方法について説明します。
TOEFLの場合、4つのセクションが30点満点で構成されているため、スコアは0〜120点で算出されます。
リスニングとリーディングについては、問題数に関係なく30点満点で換算され、ライティングとスピーキングは人とAIを組み合わせて採点されることが特徴です。

IELTSの場合は、4つのセクションそれぞれに1〜9点(スコアは0.5点刻みで算出)のバンドスコアが付けられ、4つのセクションのバンドスコアの平均値が総合評価(オーバーオール・バンドスコア)として算出される仕組みとなっています。
リスニングとリーディングは1問1点です。
ライティングは、2人以上の試験官によって採点されてスコアが算出されます。

そしてスピーキングについては、面接官が採点してスコアを算出します。
TOEFLとIELTS、他の英語資格試験のスコアの換算表は、下記の図を参考にしてください。

出典:文部科学省「各試験団体のデータによるCEFRとの対照表」 

TOEFLとIELTSどっちが簡単?

ここまで、TOEFLとIELTSの違いを説明してきましたが、「どっちが簡単なの?」と疑問に感じる人も多いでしょう。
結論から申し上げると、TOEFLとIELTSのどっちが簡単ということはありません。

それは、受験者一人ひとりの特性や、得意・不得意とするセクションによって感じ方が異なるからです。
TOEFLとIELTSそれぞれのサンプル問題に取り組んでみて、自分が解きやすいと感じる方のテストを選ぶ、あるいは次章で紹介するそれぞれの試験をおすすめする人の特徴を見ながら自分に当てはまる項目が多いテストを選ぶと良いでしょう。

>> IELTSのサンプル問題をチェックしたい方はこちらへ
>> TOEFLのサンプル問題をチェックしたい方はこちらへ

どっちを受ければいい?それぞれの試験をおすすめする人の特徴

前章では、TOEFLとIELTSどっちが簡単であるかは人によって異なることを説明しました。
そのため、ここではTOEFLとIELTSそれぞれの試験を受験すべき人の特徴について紹介します。

これを読めば、自分はどっちを受けるべきか判断しやすくなるでしょう。
どっちの試験を受ければ良いか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。 

TOEFL受験をおすすめする人

TOEFL受験をおすすめする人の特徴は、下記の通りです。

TOEFL受験がおすすめな人の特徴
・北米の大学や大学院に留学したいと考えている人・日本国内の大学に帰国生受験で受験することを検討している人・高得点スコアを目指している人・英単語のスペリングを覚えるのが苦手な人・リスニングが得意な人

IELTSのスコアを認定する大学に留学するとはいえ、TOEFLはアメリカ発祥の試験で、北米の大学や大学院進学を目指す人を対象にした試験であることから、北米の大学や大学院に進学する予定がある人はTOEFL受験をおすすめします。

また、日本国内の大学に帰国生受験で受験をする場合も、TOEFL受験の方がおすすめです。

その理由は、IELTSのスコアを認める大学も多くありますが、京都大学や国公立や私立の医学部など一部の大学や学部ではTOEFLのスコアのみが認められているからです。

TOEFL受験の方が、志望校の選択肢の幅が広がるでしょう。

また、TOEFLにはIELTSとは異なり単語のスペリングを問う問題がないため、単語のスペリングを覚えることが苦手な人に向いています。 

IELTS受験をおすすめする人

IELTS受験をおすすめする人の特徴は、下記の通りです。

IELTS受験がおすすめな人の特徴
・イギリスやオーストラリアなど、北米以外の国の大学や大学院への留学を検討している人・コストを抑えて試験を受けたい人・パソコンが苦手で、ペーパー形式の試験の方が受けやすいと感じる人・家から通える範囲に試験会場がある人・専門的な語彙を覚えるのが苦手な人・対面の面接形式のスピーキングテストの方がやりやすいと感じる人

北米の大学や大学院のほとんどがTOEFLだけでなくIELTSのスコアも認めていますが、イギリス発祥の試験であること、イギリス系大学や大学院での授業の特徴を押さえた試験形式であることから、北米以外の国の大学や大学院への留学を検討している人にIELTSをおすすめします。

上記にもあるように、IELTSは受験料もTOEFLよりも安く、何度もチャレンジしやすいです。

コンピューター形式だけでなくペーパー形式の試験も選べるため、パソコンが苦手な人IELTSが向いています。
また、TOEFLの読解問題と比較すると、IELTSの読解問題の方が難解な専門用語が少なく読みやすいという特徴があることから、専門的な語彙を覚えるのが苦手な人におすすめです。
さらに、TOEFLのスピーキングテストはコンピューターに録音する形式ですが、IELTSは対面の面接形式です。

面接形式であれば、質問を聞き返したり相手の反応を見たりすることができます。
対面の面接形式のスピーキングテストの方がやりやすいと感じる人にはIELTSがおすすめです。 

まとめ:TOEFLとIELTSそれぞれの違いをしっかりと把握しよう!

この記事では、TOEFLとIELTSの違いについて、さまざまな観点から詳しく解説しました。
結論を申し上げると、TOEFLとIELTSのどっちが簡単な試験であるとは言えません。

それぞれの試験に特徴があり、受験者一人ひとりの特性や、得意・不得意とするセクションによって感じ方が異なるからです。
それぞれのサンプル問題に取り組んでみて自分がやりやすい試験を選ぶ、あるいは下記のそれぞれの試験を受験するのにおすすめな人の特徴を見ながら自分により当てはまる試験を受けることをおすすめします。

TOEFL受験がおすすめな人の特徴
・北米の大学や大学院に留学したいと考えている人・日本国内の大学に帰国生受験で受験することを検討している人・高得点スコアを目指している人・英単語のスペリングを覚えるのが苦手な人・リスニングが得意な人
IELTS受験がおすすめな人の特徴
・イギリスやオーストラリアなど、北米以外の国の大学や大学院への留学を検討している人・コストを抑えて試験を受けたい人・パソコンが苦手で、ペーパー形式の試験の方が受けやすいと感じる人・家から通える範囲に試験会場がある人・専門的な語彙を覚えるのが苦手な人・対面の面接形式のスピーキングテストの方がやりやすいと感じる人
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