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中学英語 | 中学三年生で習う英語の文法まとめ

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中学生向け
英語コラム

中学3年生の英語の文法を学びたい方へ、本記事では、

  • 中3で習う英語の文法のまとめ
  • 中3の英語の文法を学べるおすすめ参考書2冊

をご紹介します。

中学3年では、新しく以下の文法事項が登場します。

受身形
現在完了形(継続・完了・経験)
関係代名詞(主格・目的格)

これらは、高校入試でもよく扱われる内容です。

さらに、後置修飾(説明したい語の後ろからその語句を説明する、英語でよくみられる形)がさまざまに出てくるため、日々の英語学習が必要になります。

後置修飾については、具体的に以下のような形があります。

関係代名詞 

I have a friend  who  speaks English.
(わたしには英語を話す友だちがいます。)

不定詞の形容詞用法 

Tokyo has many sightseeings to visit.
(東京には訪れるべきたくさんの観光名所があります。)

前置詞句 

This is a picture of my family.
(これはわたしの家族の写真です。)

ぜひこの記事を参考にしていただき、日々の予習、復習、定期テスト対策などにお役立てください。

中3で習う英語の文法まとめ

中学3年で習う英文法は、以下の通りです。

  • 「〜され(てい)ます」(受け身形)
  • 現在完了形(継続用法)
  • 現在完了形(完了用法)
  • 現在完了形(経験用法)
  • 疑問詞(Where、how など)+to〜
  • 不定詞(be glad to〜など)
  • 動詞(call、makeなど)+A+B
  • It〜(for A)to…
  • 関係代名詞(主格)
  • 関係代名詞(目的格)
  • 後置修飾(動詞の-ing形・過去分詞形)
  • 後置修飾(名詞を説明する文)
  • want+A+to〜
  • 間接疑問(whyなど)

「〜され(てい)ます」(受け身形)

〜され(てい)ます」と受け身を表す文は、〈be動詞+動詞の過去分詞形〉で表します。

My mother washes the dishes every day.
(私の母は、お皿を毎日洗います。)

 ↓受身形で表す

The dishes are washed every day by my mother.
(私の母によって、お皿は毎日洗われています。)

このように、もとの文の目的語(上の文のthe dishes)は、文の中の「〜を」にあたる語であり、下の受け身形の文の中では主語になっています。

受け身形の文の中で、あえて「〜によって」と言いたいときは、〈by +もとの文の主語〉を、〈be動詞+動詞の過去分詞形〉の後ろに付け加えます。

現在完了形(継続用法)

「(ずっと)〜しています」と、過去のある地点から始めた動作・状態が現在も継続していることを表すときは、現在完了形〈have(has)+動詞の過去分詞形〉を使います。

I have lived in Tokyo for three years.
(わたしは3年間東京に住んでいます。)

Ken has lived in Tokyo for five years.
(ケンは5年間東京に住んでいます。)

現在完了形の文を疑問文にするには、〈Have(Have)+主語+動詞の過去分詞形〜?〉の形にします。

また、〈Have(Has)〜?〉の疑問文には、

Yes,主語+have(has).
No,主語+have(has)not.

と答えます。

have notの短縮形は、hasn’tです。

Have you lived in Tokyo for a long time ?
(あなたは長い間東京に住んでいましたか?)

Yes,I  have./No, I have not.
(はい、住んでいます。/いいえ、住んでいません。)

「どのくらい(長く)」長い間継続していることを前提とした質問は、文のはじめに「How long〜?」を置きます。

How long have you lived in Tokyo?
 (あなたは東京にどれくらい住んでいますか?)

I have lived in this town for two years.
(わたしはこの町に2年間住んでいます。)

以下の表をご覧ください。

過去に始まった動作・状態が現在も続いていることを表す「継続用法」では、「過去のいつ始まったか」と「始まってから現在までの期間はどれくらいか」を表す語句を一緒に使います。

現在完了形
(継続用法)
いつ始まったか始まってから現在までどれくらいの期間か 






I have enjoyed fishing.

since last spring
 わたしは昨年春から釣りを楽しんでいます。

   since 2023
 わたしは2023年から釣りを楽しんでいます。
           for eight monthsわたしは8ヶ月間釣りを楽しんでいます。
              for five yearsわたしは5年間釣りを楽しんでいます。

現在完了形を作るhaveやhasが主語と結びつくと、短縮形になることがあります。
また、否定文では、have(has)とnotが結びついて短縮形になることもあります。

Ihave   



    →
I’ve
wehavewe’ve
youhaveyou’ve
hehashe’s
shehasshe’s
ithasit’s
theyhavethey’ve
havenot    →haven’t
hashasn’t

現在完了形(完了用法)

「〜したところです」「(もうすでに)〜しました」などと、ものごとが完了した(完了している)ことを表すときは、〈have(has)+動詞の過去分詞形〉を使います。

I have just finished lunch.
(わたしはちょうど昼食を食べ終えたところです。)

※just(ちょうど)、already(すでに)などよく使われる

Have you finished lunch?
(あなたは昼食を食べ終えましたか?)

Yes, I have. / No,I have not.
(はい、食べ終えました。/いいえ、食べ終えていません。)

※not〜yetで、「まだ〜していない」という意味を表す

〈have(has)+動詞の過去分詞形〉の形で、動作や行為がちょうど完了したことを表す場合があります。これが現在完了形の完了用法です。

「完了している」という現状を表すので、already(すでに)、just(ちょうど)、またはyet(まだ、もう)といった副詞がよく使われます。

主語  +have副詞過去分詞形目的語副詞日本語訳
  I have    just  
  

   cleaned
 my room わたしはちょうど部屋を掃除したところです。
 already わたしはすでに部屋の掃除を終えています。
I haven’t  my roomyet.わたしはまだ部屋を掃除していません。
Have you your roomyet?あなたはもう部屋を掃除しましたか?

現在完了形(経験用法)

「〜したことがあります」のように、これまでに経験したことを表すときも〈have(has)+動詞の過去分詞形〉を使います。

Ken has visited Tokyo two times.
(ケンは2回東京を訪れたことがあります。)

文の後ろに回数を表す語句を書きます。

■回数を表す語句

  • once…1回
  • twice…2回
  • three times…3回

Has Ken ever visited Tokyo?
(ケンは東京を訪れたことがありますか?)

疑問文では、「これまでに」という意味のeverがよく使われます。

Yes,he has. / No,he has not.
(はい、ケンは行ったことがあります。/いいえ、ケンは行ったことがありません。)

Ken  has never visited Tokyo.
(ケンは一度も東京へ行ったことがありません。)

「一度も〜ない」という意味の否定文では、基本的にはneverを使います。

疑問詞(Where、how など)+to〜

「どこで〜するか」、「〜の仕方」などと言うときは、〈疑問詞+to+動詞の原形〉で表します。

  • 「where to〜」→どこで〜するか
  • 「how to〜」→〜の仕方
  • 「what to〜」→何を〜するか
  • 「when to〜」→いつ〜するか

She knows how to cook curry and rice.
(彼女はカレーライスの作り方を知っています。)

Can you tell me where to buy the ticket?
(切符をどこで買うか私に教えてくれますか?)

不定詞(be glad to〜など)

「〜して…」「〜すると…」と感情の原因・理由を説明するときは、不定詞を使って表します。

I am glad to hear that.
(わたしはそれを聞いて嬉しいです。)

動詞(call、makeなど)+A+B

callやmakeなどの動詞を使って〈動詞+A+B〉の形にすると、「AをBと呼ぶ」「AをBにする」という意味になります。
この形では、A=Bの関係が成り立ちます。

We call (A)the dog (B)Shiro.
(わたし達はその犬をシロと呼びます。)

(A)the dog = (B)Shiro
その犬=シロ

The cake makes (A)me (B)happy.
(そのケーキはわたしを幸せな気持ちにさせた。)

(A)me = (B)happy
私=幸せ

〈動詞+A+B〉には、大きく分けて以下3つのパターンがあります。

  1. A=Bの場合
  2. BがAの状態や気持ちなどを説明する場合
  3. AとBが同じでない                            

It〜(for A)to…

英語では、主語が長い文はあまり存在しません。

そこで、主語が長い場合は代わりにitを置いて、本来の主語の部分である〈to +動詞の原形〜〉を文の後ろにおくことがあります。

To clean my room is important for me.
(掃除をすることは、わたしにとって大切です。)

It is important (for me) to clean my room.

for AのAは、〈to+動詞の原形〉の意味上の主語になります。for Aは、省略されることがあります。

関係代名詞(主格)

「〜する…」と後ろから語句を説明するときは、関係代名詞を使います。

このとき、説明する語句(先行詞)が関係代名詞以下の文の主語のはたらきをするものを「主格の関係代名詞」と言います。

I have a book(先行詞) that has the pictures.
(わたしは、写真が載っている本をもっています。)

関係代名詞that以下が先行詞a bookを説明しています。

関係代名詞that/which/whoは、語句と文をつなぐ役割と、itやheのような代名詞の役割を一つにまとめたものだと考えられます。

関係代名詞を使えば、2つに分かれている文を1つにまとめられます。

1つ目の文接続詞+2つ目の文関係代名詞+2つの目の文日本語訳
I have a picture.(And)It
shows Tokyo tower.
わたしは写真をもっています。(そして)それには東京タワーが写っています。
I have a picture.that またはwhichわたしは東京タワーが写っている写真をもっています。
Ken is a boy.(And)He
lives near my house.
ケンは男の子です。(そして)彼はわたしの家の近くに住んでいます。
Ken is a boy.who(that)ケンはわたしの家の近くに住む男の子です。

主格の代名詞には、that、who、whichの3つがあります。
thatは先行詞が人、もの両方で使えますが、一般的には、先行詞が人のときは、whoを使うことが多いです。
先行詞がもののときはwhichを使います。

先行詞が人・もの

I have a book that has many pictures.
(わたしはたくさんの写真が載っている本をもっています。)

先行詞が人

Bob is a student who comes from Australia.
(ボブはオーストラリア出身の生徒です。)

先行詞がもの

This is a bus which goes to the station.
(これは駅へ行くバスです。)

関係代名詞(目的格)

「〜する…」と後ろから語句を説明するときは、関係代名詞を使いますが、説明する語句(先行詞)が関係代名詞以下の文の目的語のはたらきをするものを「目的格の関係代名詞」と言います。

This is the letter that my friend wrote yesterday.
(これは私の友達が昨日書いた手紙です。)

※関係代名詞that以下が先行詞the letterを説明しています

目的格の関係代名詞の役割も、主格の関係代名詞と同じように、語句と文をつなぐ役割と代名詞の役割を兼ねたものと考えます。

1つ目の文(接続詞+)2つ目の文
関係代名詞+2つ目の文
日本語訳
This is the book.(And)I readitlast nightこれがその本です。(そして)わたしはそれを昨夜読みました。
This is the book.  that  which これはわたしが昨夜読んだ本です。

目的格の関係代名詞は、that、whichです。
先行詞がもののときは、whichを使います。
thatは、人・もの両方に使います。

He is the teacher that I respect.
(彼はわたしが尊敬する先生です。)

This is the letter which my friend wrote yesterday.
(これはわたしの友達が昨日書いた手紙です。)

後置修飾(動詞の-ing形・過去分詞形)

「〜している…」「〜された(されている)…」と人やものの状態を説明するときは、名詞のあとに動詞のing形や過去分詞形をおいて表します。

「~している…」と説明するとき

The girl playing tennis is Yuka.
(テニスをしてる女の子はユカです。)

※playing tennisが、前のthe girlを修飾している

「~された…」と説明するとき 

This is a letter written by Kumi.
(これはクミによって書かれた手紙です。)

※written by Kumiが、前のa letterを修飾している

このように、名詞の後ろに、それがどんなものかという説明が続きます。

後置修飾・(名詞を説明する文)

「(人などが)〜する…」のように名詞を説明するときは、名詞のあとに〈主語+動詞〜〉を置いて表します。

The place I want to visit is Tokyo tower.
(わたしが訪れたい場所は、東京タワーです。)

※〈主語+動詞~〉が前のThe placeを修飾している

want+A+to〜

「A(人など)に〜してもらいたい」と言うときは、〈want+A+to~〉の形を使って表します。

I want Ken to clean his room.
(わたしはケンに彼の部屋を掃除してほしいです。)

〈want to 動詞の原形〉が、(文の主語が)~したいという意味を表すのに対して、〈want+A+to~〉は「(文の主語が)Aに〜してもらいたい」という意味を表します。
toに続く動詞の意味上の主語がAになります。

以下の文をご覧ください。
この場合、cleanの主語にあたる人はそれぞれだれでしょうか?

A. I want to clean Ken’s room.
(わたしはケンの部屋を掃除したいと思っています。)

B. I want Ken to clean his room.
(わたしはケンに彼の部屋を掃除してほしいと思っています。)

cleanの主語にあたる人は、

  • Aの場合→文の主語であるI
  • Bの場合→cleanの目的語であるKen

になります。

〈want +A+to~〉のwantの代わりにwould likeという表現を使うと、文全体が丁寧な言い方になります。
もし、人に「〜してください」と頼むような場合は、would like がよく使われます。

I would like Ken to clean his room.
(わたしはケンに彼の部屋の掃除をしてもらいたいのですが。)

間接疑問(whyなど)

疑問詞(why、where、whoなど)を使う疑問文が他の文の中に入ることがあります。
この形を「間接疑問」と呼びます。

Please tell me. +Where did you go yesterday?
↓2つの文を1つの文に書き換える
Please tell me where you went yesterday.
(あなたが昨日どこへ行ったかわたしに教えてください。)

関節疑問では、疑問詞の後ろに〈主語+動詞〉と、普通の文(肯定文)が続きます。

つぎに、中学3年の英文法を学べるおすすめ教材をご紹介します。

中3の英語の文法を学べるおすすめ参考書2冊

中学3年の英語の文法を学べるおすすめ参考書は、以下の2冊です。

  • 「トコトンていねいな英文法レッスン」(ナツメ社)
  • 「くもんの中学英文法ー中学1~3年 基礎から受験まで」(くもん出版)

中学3年は、高校入試を控えている時期であり、基礎を復習することが必要となります。

「トコトンていねいな英文法レッスン」は、文法の基本概念を分かりやすく解説しています。
「例文が多く、解説が丁寧」と評判の1冊です。
こちらは、英語の基礎固め向けの参考書です。

また、「くもんの中学英文法ー中学1〜3年 基礎から受験まで」は、中学3年間で学ぶ英文法すべてをステップで学習する参考書です。
お子さんが中学校でお使いの教科書と併用して、日々の学習にお役立てください。

参考書のため、演習問題を解くのを目的とはしていません。
中学校の英文法の内容を理解したい方へおすすめの英語教材です。

まとめ

この記事では、中3で習う英語の文法をご紹介しました。

  • 現在完了形(継続用法)
  • 現在完了形(完了用法)
  • 現在完了形(経験用法)
  • 疑問詞(Where、how など)+to〜
  • 不定詞(be glad to〜など)
  • 動詞(call、makeなど)+A+B
  • It〜(for A)to…
  • 関係代名詞(主格)
  • 関係代名詞(目的格)
  • 後置修飾(動詞の-ing形・過去分詞形)
  • 後置修飾(名詞を説明する文)
  • want+A+to〜
  • 間接疑問(whyなど)

中3の英語の文法を学べるおすすめ参考書は、以下の通りです。

  • 「トコトンていねいな英文法レッスン」(ナツメ社)
  • 「くもんの中学英文法ー中学1~3年 基礎から受験まで」(くもん出版)

中学3年で学ぶ内容はかなり難しくなってくると思いますが、一つひとつの文法事項が混ざらないように、しっかりと理解してみてください。

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