英語の距離や長さ1マイルいくら?知って得する換算方法

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アメリカのメジャーリーグでは、多くの日本人選手が素晴らしいパフォーマンスを見せています。
特に投手のピッチング速度が話題になる際、マイルという単位がしばしば使われます。
英語の授業が小学3年生から始まる今の時代、子供達はテレビで聞こえる英語に自然と興味を持つことでしょう。
「マイル」という単位は、アメリカで広く使われています。
今回は、1マイルが何キロメートルなのかについて詳しく紹介します。
この記事を参考にして、ぜひ知識欲旺盛な子供たちの学びを深めてみてはいかがでしょうか。
1マイルをキロメートルに変換するとどうなるか?

1マイルは約1.6キロメートルです。
たとえばアメリカのメジャーリーグの投手が100マイルの速球を投げる場合、その球は時速160キロメートルとなります。
マイルという単位は一般的に「mi」と短縮され、1マイルは「1mi」、複数のときは「miles」と記されます。
日本を含む多くの国々ではメートル法が一般的に使用されていますが、アメリカでは今でもヤード・ポンド法が主流です。
このため日常的にマイル・ヤード・フィート・インチなどの独自の単位が使われています。
アメリカで広く使われる距離単位について学ぼう!

ここでは私たちがよく耳にする「マイル」「ヤード」「フィート」「インチ」について、表記、発音、換算方法などを詳しく紹介します。
- 1マイル(mile)= 約1.6 キロメートル(km)
- 1ヤード(yard)= 約0.9メートル(m)
- 1フィート(feet)= 約0.3メートル(m)
- 1インチ(inch)= 約2.5 センチメートル(cm)
それでは詳しく見ていきましょう。
1マイル(mile)= 約1.6 キロメートル(km)
アメリカの道路標識で、マイルは車の速度表示に使われています。
1マイルは1760ヤードに相当します。
マイルの表記と発音
マイルの表記は「mile」で、省略形は「mil」や「mi」です。
「m」という省略形もしばしば見られますが、これは「メートル」との混同を避けるため、あまり一般的ではありません。
発音は「マイル」です。
マイルの歴史的背景
「マイル」という言葉の由来は、古代ギリシャや古代ローマにまで遡ります。
当時は人間の二歩分を一つの単位「複歩(パッスス)」としていました。
この「複歩」1000歩分の距離が「1000複歩(ミリア・パッスス)」と呼ばれ、ここから「ミリア」という言葉が転じて現在の「マイル」となったと言われています。
18世紀後半にトーマス・ジェファーソン大統領が採用を決定し、今日も踏襲されています。
マイルの換算方法
1959年7月に締結された国際協定によって、1マイルは1.609344キロメートルと定義されています。
ただしこの数字は覚えにくいため、一般的には「1マイル=約1.6キロメートル」と覚えておくと便利です。
1ヤード(yard)= 約0.9メートル(m)
ヤード・ポンド法で「マイル」の次に用いられる、短い距離の単位が「ヤード」です。
今日のスポーツ界でも、とくにゴルフやアメリカンフットボールで飛距離の単位としてよく耳にします。
1ヤードは3フィートに等しいです。
ヤードの表記と発音
ヤードは英語で「yard」と書き、「ヤード」と読みます。
省略記号として「yd」が使われ、2ヤード以上になると「yards」と複数形になります。
ヤードの歴史的背景
ヤードは、その起源を古代ギリシャで用いられていた「キュビット」に遡るとされています。
キュビットとは、肘から指先までの長さを指し、ヤードはその倍にあたる「ダブルキュビット」が基になっていると考えられます。
ヤードの換算方法
ヤードの長さはかつては国によって異なっていましたが、1959年の国際協定により統一され、現在は「1ヤード=0.9144メートル(91.44センチメートル)」と定義されています。
このため「1ヤード=約0.9メートル」と覚えておくと便利です。
1フィート(feet)= 約0.3メートル(m)
日常生活や輸送、スポーツなどで使われるこの単位は、「マイル」や「ヤード」に次いで使われる距離の単位です。
身長やコンテナなどのサイズを測定するときによく使われます。
フィートの表記と発音
フィートは、英語で「feet」と表記され、省略形として「ft」が使われます。
単数形は「foot(フット)」、複数形は「feet」が一般的です。
私たちの生活の中では、「フィート」の方が馴染みがあるでしょう。
フィートの歴史的背景
フィートの起源は「foot」という単語が示す通り、元々は人間の足のサイズからきています。
古代では足の裏の長さをもとにしてこの単位が定められました。
フィートの換算方法
1959年7月に国際的な合意を通じて、「フィート」は統一的に使用される単位として正式に位置付けられました。
この協定により、「1フィート=約0.3メートル」と定義されています。
1ヤード(約0.9メートル)は、3フィートに等しいです。
1インチ(inch)= 約2.5 センチメートル(cm)
アメリカでは「インチ」は日常生活の多くの場面で使われる一番小さい長さの単位です。
靴や服のサイズ表示、テレビのスクリーンの大きさ・車のホイール径にもこの単位が用いられています。
インチの表記と発音
インチは英語で「inch」と書かれ、発音は「インチ」と読みます。
省略形は「in」で、複数形は「inches」と書きます。
インチの歴史的背景
インチは人間の親指の幅を基にした長さとして考案されました。
名前の由来は、ラテン語で「フィートの12分の1」を意味する「uncia」であり、そこから転じて「インチ」と呼ばれるようになりました。
インチの換算方法
インチの長さは国際的に「1インチ=2.54センチメートル」と定義されています。
1フィート(約0.3メートル)は12インチに等しいです。
道案内に使う距離を英語で説明しよう

アメリカの日常生活で用いられる長さや距離の単位について触れてきましたが、実際にその場でこれらを計算することは簡単ではありません。
たとえば「100メートルは何フィートになるか」といった、徒歩での道案内に役立つ距離のざっくりとした換算のコツを紹介します。
覚えておくと便利なポイントは次の通りです。
- 100メートルは約300フィートとおぼえておくといい
- 500メートルはおよそ3分の1マイルに相当
それでは、これらの換算をもう少し深掘りしてみましょう。
100メートルは約300フィートとおぼえておくといい
例文:The building is 300 feet tall.
(その建物は300フィートの高さがある。)
実際には100メートルは328フィートに相当しますが、道案内をする場合には数字をきりの良い形で伝えた方がわかりやすいです。
そのため、100メートルは大雑把に約300フィートと覚えておくと便利です。
もしも200メートルなら単純に倍にして約600フィートになります。
また、距離を示す際には「ヤード」という単位は通常使われません。
500メートルはおよそ1/3マイルに相当
例文:The store is about a third mile from my house.
(その店は私の家から大体1/3マイルの距離にあります。)
通常1マイルは約1.6キロメートルなので、500メートルの場合はおよそ0.31マイルに相当します。
ただし、英語ではマイルを小数で表すのは、あまり一般的ではありません。
その代わりに、多くの場合、分数での表現が用いられます。
「1/2マイル(ハーフマイル)」
「1/3マイル(サードマイル)」
「1/4マイル(クオーターマイル)」
といった表現がよく使われます。
そのため、500メートルの場合は「約1/3マイル」、1キロメートルは「約2/3マイル」と表現すると良いでしょう。
まとめ

本記事では、「1マイルがキロメートルに換算するとどれくらいになるのか」という疑問に答えるとともに、「ヤード」「インチ」「フィート」といった他の単位についても詳しく紹介しました。
子供たちがスポーツを観戦する際、これらの単位を頻繁に耳にするでしょう。
ざっくり覚えておくと大体の距離感がわかります。
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