サッカーで楽しく英語を学ぼう!子どもと一緒に使いたいフレーズや単語をご紹介

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子どもに英語を教える際、最も大切なのは「楽しく学ぶ」という視点です。
特に、子どもが好きなことと英語学習を結びつけることで、自然な形で語学力を身につけることができます。
その点で、サッカーは英語学習の最適な教材となります。
なぜサッカーと英語が相性がいいのでしょうか。
それは、サッカーが世界共通の人気スポーツだからです。
世界中の子どもたちが同じルール、同じフィールドで楽しむサッカーには、言語の壁を超える力があります。
また、日本語でもサッカー用語の多くが英語から来ているため、親しみやすい単語が多いのも特徴です。
そこで、この記事ではサッカーに関する基本単語やルールに関する単語、親子で使える単語などについてご紹介します。
サッカーとフットボール:英語における表現の違い

サッカーの英語について学ぶ際、まず知っておきたいのが「サッカー(soccer)」と「フットボール(football)」という言葉の使い分けです。
世界的に見ると、イギリス、ヨーロッパ、アフリカ、南米などの多くの国では「football」という表現が一般的です。
一方、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本などでは「soccer」という言葉が使われています。
「soccer」という言葉には興味深い歴史があります。
19世紀のイギリスで、正式名称の「Association Football」を略して「assoc」と呼んでいたことがその始まりです。
当時のオックスフォード大学では、略語の語尾に「-er」をつける言語習慣があり、そこから「soccer」という言葉が生まれました。
アメリカでは、アメリカンフットボールと区別する必要があったため、この「soccer」という表現が定着しました。
国や地域によって表現方法も異なります。
例えば、イギリス英語では「I play football」「football pitch」「football boots」といった言い方をしますが、アメリカ英語では「I play soccer」「soccer field」「soccer cleats」と表現します。
どちらも正しい英語表現であり、その国の文化や歴史を反映しているのです。
覚えておきたいサッカーの基本単語

まずは、サッカーでよく使う基本的な英単語を見ていきましょう。
実は、普段何気なく使っている日本語のサッカー用語の多くが英語由来です。
ただし、発音は少し異なりますので、この機会に正しい英語の発音も覚えてみましょう。
基本的な道具と場所
- ball(ボール) 「ボウル」と発音
- goal(ゴール) 「ゴウル」と発音
- field(フィールド) 「フィールド」と発音
- pitch(イギリス英語でフィールドの意味)
- stadium(スタジアム) 「ステイディアム」と発音
- uniform(ユニフォーム) 「ユニフォーム」と発音
- shoes(シューズ ) 「シューズ」と発音
基本的な動作
- shoot(シュート) 「シュートゥ」と発音
- dribble(ドリブル) 「ドリブル」と発音
- pass(パス) 「パァス」と発音
- kick(キック) 「キック」と発音
- heading(ヘディング)「ヘディング」と発音
- tackle(タックル)「タックル」と発音
- mark(マーク)「マーク」と発音
プレーヤーとチーム
- player(プレーヤー)「プレイヤー」と発音
- team(チーム) 「ティーム」と発音
- captain(キャプテン) 「キャプテン」と発音
- coach(コーチ) 「コウチ」と発音
- referee(レフェリー) 「レファリー」と発音
ポジション
- goalkeeper / GK(ゴールキーパー)「ゴールキーパー」と発音
- defender(ディフェンダー) 「ディフェンダー」と発音
- midfielder(ミッドフィールダー)「ミッドフィールダー」と発音
- forward(フォワード) 「フォワード」と発音
- striker(ストライカー) 「ストライカー」と発音
サッカーのルールに関する英語表現

サッカーのルールを英語で理解することで、より深く試合を楽しむことができます。
基本的なルール用語
- offside(オフサイド)
- foul(ファウル)
- free kick(フリーキック)
- penalty kick(ペナルティキック)
- corner kick(コーナーキック)
- throw-in(スローイン)
- yellow card(イエローカード)
- red card(レッドカード)
試合に関する表現
- kick-off(キックオフ)
- half-time(ハーフタイム)
- extra time(延長戦)
- penalty shootout(ペナルティシュートアウト)
- full-time(フルタイム)
- draw(ドロー/引き分け)
親子で使えるサッカー英語フレーズ

サッカーをしている時や観戦している時に、以下のような簡単な英語フレーズを使ってみましょう。
何度も繰り返し使うことで、子どもたちは自然に覚えていきます。
プレー中に使えるフレーズ
- “Nice pass!”(ナイスパス!) – 良いパスを出した時
- “Shoot the ball!” (シュート打って!) – シュートチャンスの時
- “Good job!” (よくやった!) – 良いプレーをした時
- “Keep going!” (その調子!) – 励ましたい時
- “Great save!” (ナイスセーブ!)- キーパーが素晴らしいセーブをした時
- “Well done!” (よくやった!) – 素晴らしいプレーを見せた時
- “Pass the ball!” (パス!) – パスを求める時
- “Defense!” (守備!) – 守備を呼びかける時
- “Mark him!” (マークして!) – 相手選手のマークを指示する時
- “Clear the ball!” (クリアして!) – ボールをクリアする必要がある時
励ましのフレーズ
- “You can do it!”(できるよ!)
- “Don’t give up!” (あきらめないで!)
- “Try your best!” (ベストを尽くして!)
- “That’s the way!” (その調子!)
- “Keep your head up!” (落ち込まないで!)
- “Stay focused!” (集中して!)
- “Believe in yourself!” (自分を信じて!)
チームワークを育むフレーズ
- “Work together!” (みんなで協力して!)
- “Support each other!” (お互いをサポートして!)
- “Great teamwork!” (素晴らしいチームワーク!)
- “One team, one dream!” (一つのチーム、一つの夢!)
- “We can do this!” (みんなでできる!)
サッカーの試合でよく聞く英語実況&応援フレーズ

テレビやインターネットで海外サッカーを観戦する際、実況や応援で使われる英語表現を覚えておくと、より試合を楽しむことができます。
実況でよく使われる表現
- “It’s a goal!” (ゴーーール!)
- “What a fantastic shot!” (なんて素晴らしいシュート!)
- “Here comes the corner kick!” (コーナーキックです!)
- “Beautiful play!” (素晴らしいプレー!)
- “And the whistle blows!” (笛が鳴った!)
- “He shoots, he scores!” (シュートを打って、ゴール!)
- “What a save!” (なんてセーブ!)
- “That’s a brilliant tackle!” (素晴らしいタックル!)
- “The crowd goes wild!” (観客が熱狂している!)
- “It’s anybody’s game!” (どちらが勝つかわからない接戦です!)
スタジアムでよく聞く応援フレーズ
- “Go, team, go!” (がんばれ、チーム!)
- “Defense! Defense!” (ディフェンス!ディフェンス!)
- “We are the champions!” (私たちがチャンピオン!)
- “Let’s go [team name]!” ([チーム名]、行けー!)
- “You’ll never walk alone!” (リバプールの伝統的な応援歌)
- “Ole,Ole,Ole!” (世界共通の応援フレーズ)
- “Who are we? [Team name]!” (私たちは誰?[チーム名]!)
サッカー選手のインタビューでよく使われる表現

海外のサッカー選手のインタビューを理解できるようになると、より深くサッカーを楽しむことができます。
試合前のコメント
- “We’re well prepared.” (よく準備できています。)
- “It’s going to be a tough match.” (厳しい試合になるでしょう。)
- “We’ll give it our all.” (全力を尽くします。)
- “The team is in good condition.” (チームの調子は良いです。)
試合後のコメント
- “It was a great team effort.” (素晴らしいチームの努力でした。)
- “We need to improve.” (改善が必要です。)
- “The supporters were amazing.” (サポーターは素晴らしかった。)
- “We’ll come back stronger.” (より強くなって戻ってきます。)
サッカー英語に関する豆知識

サッカーにまつわる英語表現には、興味深い歴史や文化的背景があります。
独特の表現とその由来
- “Hat-trick” (ハットトリック)
- 1人の選手が1試合で3得点を決めること
- クリケットから来た表現で、3回連続の成功を指す言葉
- “Bicycle kick” (バイスクルキック)
- 空中で自転車をこぐような動作でボールを蹴ること
- 南米では “chilena”(チレアーナ)とも呼ばれる
- “Nutmeg” (ナットメグ)
- 相手の足の間をボールが通り抜けるプレー
- ナツメグ(香辛料)の取引から来た表現とされる
サッカーが生んだ英語表現
- “Back of the net!” (ゴール!)
- ネットの裏側=確実なゴール
- “On the ball” (要領が良い)
- サッカーから一般的な表現になった
- “Move the goalposts” (ルールを途中で変える)
- サッカーから来た慣用句
各国リーグの英語表現
- Premier League(プレミアリーグ)
- “The Beautiful Game” (美しい試合)
- “Match of the Day” (その日の注目試合)
- Major League Soccer(メジャーリーグサッカー)
- “Playoff” (プレーオフ)
- “Regular Season” (レギュラーシーズン)
家庭でできるサッカー英語学習のアイデア

家庭でサッカーを通じた英語学習を続けるには、様々な方法があります。
海外のサッカー試合をオリジナル音声で視聴したり、サッカー選手のインタビュー動画を字幕付きで見たりすることは、効果的な学習方法の一つです。
また、サッカーゲームを英語版で遊んだり、YouTubeのサッカー技術解説動画を英語で見たりすることも、楽しみながら学べる方法として推奨されます。
日常的な練習としては、家でのミニゲーム時に英語フレーズを使ったり、サッカーカードやフィギュアで遊ぶ時に選手名を英語で呼んだりすることができます。
家族でサッカー観戦する際に英語で実況してみるのも、良い練習になるでしょう。
まとめ:サッカーを楽しみながら英語を身につけよう!

サッカーを通じた英語学習の最大の魅力は、「勉強」という固定観念から解放されることです。
子どもたちは、好きなサッカーを楽しみながら、自然と英語に触れることができます。
そして、始めの頃は簡単な単語やフレーズから試してみましょう。
徐々に表現の幅を広げていけば、子どもたちは英語を「学ぶ」ものではなく「使う」ものとして認識するようになります。
また、海外のサッカー選手や試合に興味を持つことで、自然と世界への視野も広がっていきます。
サッカーと英語を組み合わせることで、グローバルな視点を持った子どもに育てることができるでしょう。
ぜひ、この記事で紹介したフレーズを使って、お子さんとサッカーを楽しみながら英語を学んでみてください。