1. QQキッズ
  2. お役立ち記事
  3. 服のトレーナーは海外でも通じる?英語での正しい言い方を解説

服のトレーナーは海外でも通じる?英語での正しい言い方を解説

服のトレーナーは海外でも通じる?英語での正しい言い方を解説
カテゴリー
英語コラム

日本で「トレーナー」と呼ばれる衣服は、海外でも同じ言葉で通じるのでしょうか。

実は「トレーナー」という言葉は日本独自の表現であり、英語圏では全く異なる意味を持っています。

海外旅行や留学先で「トレーナーが欲しい」と言っても、意図したものとは違うものを勧められる可能性があります。

間違った英語表現を使うことで、コミュニケーションに支障をきたしたり、恥ずかしい思いをしたりすることもあるでしょう。

そうならないためにも、この記事では海外でも通じる正しい表現を解説するので参考にしてください。

服のトレーナーは和製英語!正しくは「sweatshir」

「トレーナー」は和製英語であり、英語の「trainer」とは意味が異なります。

日本でトレーナーと呼ばれる衣類は、「sweatshirt(スウェットシャツ)」と表現するのが適切です。

そもそも、トレーナーという呼び方が定着したのは、1970年代頃のアメリカンカジュアルファッション流行が背景にあります。

当時、スポーツウェアブランドが販売したトレーニングウェアが広まり略されてトレーナーとなったのです。

さて、和製英語の面白い点として、上下セットのスウェットで呼び方が異なることが挙げられます。

上着はトレーナー、下のパンツはスウェットパンツと呼ばれるのが一般的です。

英語では上下ともに「sweat」を使いますが、上着は「sweatshirt」、パンツは「sweatpants」と区別されます。

アメリカ英語での trainer は「訓練士」、イギリス英語では「スニーカー」

トレーナーを英語で表記すると「trainer」ですが、アメリカ英語とイギリス英語では意味合いが異なります。

アメリカ英語の 「trainer」

アメリカ英語において 「trainer」 は主に「訓練をする人」という意味で使われます。

英語の 「train(訓練する)」 という動詞から派生した単語で、「訓練する人」という意味になります。

英語ではスポーツジムにいるパーソナルトレーナーやフィットネスインストラクターを指して 「personal trainer」 と呼ぶほか、動物の調教師や訓練士も 「animal trainer」 「dog trainer(犬の訓練士)」 などと表現されます。

ビジネスの場面では、新入社員教育などを行う研修講師も 「corporate trainer」 「business trainer」 と呼ばれることがあります。

また、「trainer」 はアメリカでは衣類を指す言葉ではなく人を表す言葉です。

そのため、日本でのように「トレーナーが欲しい」というと、「訓練士が欲しい」という奇妙な意味に聞こえてしまいます。

正しく 「sweatshirt」 と言わないと、全く違うものを指してしまうため注意が必要です。

イギリス英語の 「trainer」

イギリス英語では 「trainer」 という単語が異なる意味で使われています。

イギリスでは 「trainers」(複数形で使われることが多い)は「スニーカー」や「スポーツシューズ」を指します。

例文

I need to buy new trainers for gym.
(ジム用に新しいスニーカーを買う必要がある)

イギリスの靴屋で “trainers” と言えば、運動靴やスニーカーが並ぶ棚に案内されるでしょう。

アメリカでは同じ靴を “sneakers” と呼ぶことが多く、イギリスとアメリカで呼び方が異なる典型的な例です。

イギリス英語の “trainers” は、もともと “training shoes(トレーニング用の靴)” という表現が短くなったものと考えられています。

イギリスで服のトレーナーが欲しいというときには、”trainers” ではなく “sweatshirt” と言わなければ、靴を勧められてしまう可能性が高くなるので注意してください。

ややこしい!トレーナー以外の服の和製英語

トレーナー以外にも、日本では多くの和製英語が服飾関係で使われています。

例えば、パーカーもそのひとつです。

日本でパーカーと呼ばれるフード付きのスウェット生地の上着は、英語では 「hooded sweatshirt(フード付きスウェットシャツ)」 または短く 「hoodie(フーディー)」 と呼ばれます。

英語の 「parka」 は本来、エスキモーが着用するような厚手の防寒着を指します。

また、ワイシャツも和製英語の代表例です。英語では 「dress shirt(ドレスシャツ)」 または 「business shirt(ビジネスシャツ)」 と呼ばれます。

ワイシャツは 「white shirt(白いシャツ)」 の発音が変化して生まれた和製英語といわれています。

しかし、英語で 「Y-shirt」 といっても通じないため、ワイシャツが欲しい時は「dress shirt」 を使うようにしましょう。

英会話で服のトレーナーについて話す時の注意点

英語で服のトレーナーについて話す際、注意すべき点があります。

詳しく解説するので参考にしてください。

海外で服を説明するときトレーナーと言ってはいけない理由

海外でトレーナーという言葉を使うと、意味の違いから大きな誤解を招く可能性があります。

特にアメリカでは「訓練する人」を指すため、「I want to buy a trainer.(トレーナーを買いたい)」 というと「訓練士を買いたい」という非常に奇妙な、場合によっては不快な表現になってしまいます。

「人を買う」という表現は奴隷制度を連想させる可能性もあり、相手に不快感を与えることもあるので注意してください。

イギリスでは 「trainers」 がスニーカーを指すため、「I’m wearing a trainer.(トレーナーを着ている)」というと「スニーカーを着ている」という意味がおかしな文章になってしまいます。

このように、どちらの国でも大きな誤解を招くため、トレーナーという和製英語は使わず正しい英語表現を使うように心がけましょう。

「sweatshirt」 を使う場面

sweatshirt」 は主にカジュアルな服装について話す時に使います。

例文

I usually wear a sweatshirt on weekends.
(週末はたいていトレーナーを着ています。)

このような日常会話で使えます。

例文

I need a new sweatshirt for my morning jog.
(朝のジョギング用に新しいトレーナーが必要です。)

ファッションについて話す時にも 「sweatshirt」 は重要な単語です。

例文

This brand makes really comfortable sweatshirts.
(このブランドはとても快適なトレーナーを作っています。)

このようにブランドやスタイルについて話す際に役立ちます。

また、気温や服装について話す時にも使えます。

例文

It’s getting cold, so I’ll wear a sweatshirt today.
(寒くなってきたので、今日はトレーナーを着ます。)

「trainer」 を使う場面

trainer」 を使うのは主に人について話す場面です。スポーツジムでトレーナーについて話す表現を紹介します。

例文

My personal trainer helps me with weight training.
(私のパーソナルトレーナーはウェイトトレーニングを手伝ってくれます。)

また、イギリスでスニーカーについて話す時には 「trainers」 を使います。

例文

I need to buy new trainers because my old ones are worn out.
(古いのがすり減ったので新しいスニーカーを買う必要があります。)

アメリカ人と話す時には 「sneakers」 を使う方が通じやすいでしょう。

まとめ:英語でトレーナーは NG!正しい英語を使おう

「トレーナー」は典型的な和製英語であり、英語圏では通じないか全く異なる意味になります。

服のトレーナーは英語では 「sweatshirt」 を使うようにしてください。

英語の 「trainer」 はアメリカでは主に訓練士やインストラクターを意味し、イギリスでは運動靴やスニーカーを指します。

また、トレーナー以外にもパーカーやワイシャツなど多くの和製英語があるため注意が必要です。

海外でトレーナーについて話す時は、和製英語を使わず正しい英語表現を使うように心がけましょう。

無料レッスンを受けよう※2回の無料チケットは2回の無料体験後、24時間以内に契約された方が対象です。

関連記事

英会話レッスンを無料体験する