小学生の「サマーキャンプ」とは?英語だらけの環境でとことんスキルアップ!
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みなさんは、サマーキャンプに参加したことがおありでしょうか。
サマーキャンプとは「テーマ」や「目的」に沿ってアクティビティを行う、夏のキャンプを指します。
対象年齢は主に小学生から高校生です。
アクティビティとは、例えば、釣りや水遊びなどの自然を満喫するものから、STEAM教育といった知識や技能を身につけるための学習、演劇や音楽や美術やスポーツなどといった、日数をかけて団体で目標達成を目指すものまで幅広い選択肢が用意されています。
またサマーキャンプは、年齢に合わせて日中のみのデイキャンプと宿泊を含んだ滞在型キャンプが選択できるのも特徴的です。
この記事では、小学生のお子さまを対象に、上記のアクティビティを英語のみで過ごす「英語サマーキャンプ」についてご紹介します。
英語サマーキャンプの概要
英語サマーキャンプは、通常ネイティブ講師や英語のプロフェッショナルがスタッフとして参加しており、キャンプ中オールイングリッシュで行われます。
日本国内で行われる英語サマーキャンプは2泊3日から1週間程度が一般的で、基本的には山や海などでオリエンテーションを行い、食事作りやキャンプファイヤーなどのアクティビティを楽しみます。
対象年齢は小学生から中学生が多くなっています。
アクティビティには、職業体験を伴ったものからお寺での修行体験、豆腐作りや陶芸、ピザ窯造りなど、体験型教育を取り入れたプランなど、趣向を凝らしたアイディアが目白押しです。
すべての行程は、引率するネイティブスタッフや日本人サポーターが英語で説明・誘導し、子どもたちは仲間とともに生きた英語を学ぶことになります。
費用はアクティビティや日数によって差がありますが、2泊3日キャンプだと、4万円からが相場になるでしょう。
現地での活動費以外にも、集合場所までの交通費や保険料、装備費などがかかります。
海外のサマーキャンプに参加する
一方、経験者の中には日本の英語サマーキャンプでは物足りないと感じられる方もいらっしゃいます。
日本で行われるサマーキャンプは基本的に日本人スタッフが在籍するため、日本語によるサポートがあります。
困ったことがあるときなどに便利な反面、せっかく英語を話すチャンスがあっても日本語に頼りがちになり、英語脳が育ちにくい可能性が指摘されています。
すでに何度か日本の英語サマーキャンプに参加して雰囲気に慣れてきたお子さまは、海外のサマーキャンプにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
海外のサマーキャンプは大きく分けて2種類あります。
ひとつは、現地の団体が運営する海外団体が主催のサマーキャンプです。
この場合は、希望する英語圏のサマーキャンプを個人でリサーチして個人で申し込むのがスタンダードになるので、保護者様にある程度の英語力が必要です。
アメリカなど英語圏のサマーキャンプには、50年以上続いているものもあります。
対象年齢も2-3歳から高校生までと幅広く、サポートスタッフも自身が子供の頃に同じサマーキャンプで過ごして、大人になってスタッフとして帰ってきた、というパターンも珍しくありません。
小学生が現地のサマーキャンプに参加するメリットとしては、他の参加者の多くが同年代のネイティブの子供たちであることが挙げられます。
当然、引率するスタッフも全員ネイティブスピーカーなので、お子さまも英語を使わざるを得なくなります。
ある程度サマーキャンプに慣れていたり、普段から英会話を勉強しているお子さまであれば、英語を使える理想的なシチュエーションです。
費用に関してですが、英語圏での滞在型サマーキャンプは1週間で約10-40万円ほどかかります。
キャンプはスタッフが子供5人に対して1人など、通常の語学留学などよりも手厚くなるため、費用が高い傾向があります。
現地のサマーキャンプにも非ネイティブ向けの語学(ESL)キャンプがありますが、普通のサマーキャンプの方が費用面も安く現地リピーターに人気があります。
また、海外サマーキャンプは、テントで寝るばかりでなく、宿舎のようなところで共同生活をし2段ベッドで寝たり、夜は少人数ずつでホームステイ先に帰るなどのパターンもあります。
海外はサマーキャンプの歴史が古い分、プランのバリエーションも多種多様なので、保護者様は申し込みの前に下調べを入念に行う必要があります。
日系のサマーキャンプに参加する
近年ひそかに注目されているのは、日本企業が企画する海外での英語サマーキャンプです。
これは、国内と海外それぞれのキャンプの良さを併せ持っていると言われます。
環境やアクティビティは海外スタイルでネイティブとたっぷり英語を話す時間を持つことができる上に、サポート面では日本語での対応が可能です。
日本語対応可能なのは、キャンプ中の忘れ物やそのほか連絡事項など、何かあったときにもスムーズに連絡が取れるので保護者さまも安心ですね。
こちらも費用は1週間で約30万円からが相場になります。
デイキャンプという選択肢も
お子さまが未就学児や小学校低学年などの場合は、宿泊を伴うサマーキャンプは難しいかもしれませんね。
そういった場合は、日中のアクティビティをお友達とこなし、夕方には解散して家族のもとに帰ってくるデイキャンプをお探しになると良いでしょう。
デイキャンプは、海外では小学生を対象にしたプランが豊富でリサーチしやすいです。
英語教育のカリキュラムをいれているプランもあれば、現地の子供たちとともに美術館や大きな公園に遊びに行くプラン、音楽をしたり、演劇を行う、などのプランもあります。
アメリカでは、費用はだいたい1週間で約200ドルくらいが相場でしょうか。
夏季休暇を利用して、家族で海外旅行へ出かけ、お子さまが日中デイキャンプに参加している間、保護者の方は近辺で休養やショッピングなどを楽しむというのも妙案ではないでしょうか。
お子さまの性格をよく考慮されたうえで検討してくださいね。
英語サマーキャンプの一日の例
1日目 7:00 現地集合 7:30 朝ごはん 9:00 アクティビティ 12:00 ランチ 13:00 アクティビティ 16:00 自由時間 17:00 ご飯づくり 18:30 晩ご飯 20:00 ゲーム&キャンプファイヤー 21:00 自由時間 22:00 就寝 | 2日目 7:00 起床 7:30 朝食 8:00 アクティビティ 12:00 ランチ 13:00 アクティビティ 16:00 片付け 17:00 現地解散 |
親子サマーキャンプなどの企画であれば、お子さまが上記日程に参加する間に、スパ体験や大人のリゾートアクティビティ体験などを提供している会社もあります。
まとめ
この記事では、小学生の英語サマーキャンプについて掘り下げてみました。
サマーキャンプは、お子さまにとっては大変魅力溢れるアクティビティを展開しています。
そこでの体験はお子さまにとってかけがえのない思い出となることでしょう。
また、家族で海外旅行に出かけても、観光や買い物では満足できないお子さまには、デイキャンプへ参加して現地の子供たちと一緒に遊ぶという選択肢もありましたね。
普段から学校やオンラインスクールなどで英語を学んでいるお子さまには、オールイングリッシュで展開されるサマーキャンプは格好の練習場です。
みなさま各ご家庭のご都合に合わせたキャンプを見つけて、楽しい夏をお過ごしください。