「習い事」は英語でなんていう?世界の習い事も紹介!

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習い事は、子どもたちの未来の可能性を広げる大切な経験のひとつです。
興味や関心を深めるきっかけになるだけでなく、新しい世界への扉を開く機会にもなります。
そんな習い事に関する英語表現を知っておくと、国際的な場面や日常の英会話で役立つかもしれません。
この記事では、英語で「習い事」をどう表現するかを解説し、世界各国のユニークな習い事事情もあわせてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
「習い事」は英語でどう言うの?
新しいことに挑戦する習い事は、子どもの可能性を広げるきっかけになります。
英語で「習い事」を表現する方法はいくつかあり、目的や状況によって使い分けることが大切です。
普段の会話や英語の宿題で役立つ表現を知っておくと、学びの幅がさらに広がります。
ここでは、シンプルで覚えやすい英語の表現をご紹介します。
take 〇〇 lesson:○○のレッスンを受けるときに使う表現
「take 〇〇 lesson」は、何かのレッスンを受けるときに使われる表現です。
「take」には「取る」という意味のほかに、「受講する」「学ぶ」という意味もあります。
たとえば、絵画のレッスンを受けているなら「take an art lesson」となります。
複数回レッスンを受ける場合や、習い事をしているときもこの表現が使えます。
「私は毎週ダンスレッスンを受けています」と言いたいときは
「I take a dance lesson every week」です。
さらに、家族や友だちに「子どもがスイミングを習っている」と説明する際も
「My child takes a swimming lesson」
を使えば簡単に伝わります。
日常会話で役立つので、覚えて使ってみましょう。
go to 〇〇 school:学校に通って習い事をする場合の表現
「go to 〇〇 school」は、習い事のために学校や教室に通っていることを表すときに使います。
子ども同士の会話でも役立つフレーズです。
例文
- 「I go to a soccer school on Saturdays」
(僕は土曜日にサッカースクールに行ってるよ!) - 「I go to a dance school」
(私はダンススクールに通ってるんだ)
さらに、過去形にすると
例文
- 「I went to a music school when I was five」
(5歳のとき音楽教室に通っていました)
と表現できます。
友だちに自分の習い事を紹介したり、習い事の話題で盛り上がったりするときに使ってみましょう!
習い事に関する英語フレーズを覚えよう!
習い事について英語で話すとき、さまざまな表現が使われます。
レッスンを受けるときや、休むとき、振替をお願いするときなど、状況に応じたフレーズを知っておくと便利です。
子どもが英語で自分の習い事について話す機会があれば、自然に表現できる力が身につきます。
ここでは、初心者でも使いやすい英語フレーズをご紹介します。
日常の会話や英語の宿題で活用してみましょう。
「習い事を休む」は英語でどう言う?
習い事を休む場面では、「skip」「miss」「take a break」を使って英語で表現できます。
「skip」は、予定されていた習い事を自分の判断で休むときに使います。
例文
- 「I want to skip my swimming lesson today」
(今日は水泳のレッスンを休みたいな)
「miss」は、体調不良や予定変更など、自分の意志とは関係なく休んでしまった場合に使います。
例文
- 「I missed my art lesson yesterday」
(昨日、アートレッスンを休んでしまった)
長期間休む場合は「take a break」を使ってみましょう。
例文
- 「I’m taking a break from English lessons」
(英会話レッスンを休んでいます)
状況によって使い分けられるよう、ぜひ覚えておきましょう。
レッスンを振替したいときのフレーズ
レッスンの振替をお願いするときには、「reschedule」「make up」「postpone」を使って表現できます。
「reschedule」は、日程変更をお願いするときに使います。
例文
- 「I’d like to reschedule my dance lesson.」
(ダンスのレッスンの日程を変更したいです)
「make up」は、休んだレッスンを別の日に振替る場合に使います。
例文
- 「Can I make up the missed lesson?」
(休んだレッスンを振替できますか?)
予定を遅らせたいときには「postpone」を使ってみましょう。
例文
- 「Can we postpone the music lesson until next week?」
(音楽のレッスンを来週に延期できますか?)
場面に合わせて使ってみてください。
習い事を始めたいときや辞めたいときに使える表現
習い事を始めるときや辞めるときには、「enroll」「take up」「give up」を使って表現できます。
「enroll」は、学校や教室に正式に登録するときに使います。
例文
- 「I want to enroll in a dance school.」
(ダンス教室に登録したいです)
「take up」は、新しい習い事を始めるときに使う表現です。
例文
- 「I want to take up art lessons.」
(アートレッスンを始めたいです)
習い事をやめるときには「give up」を使ってみましょう。
例文
- 「I’m thinking of giving up piano lessons.」
(ピアノレッスンをやめようか考えています)
状況に合わせて覚えてみましょう。
パパ・ママも使える!「昔やっていた習い事」の英語表現
昔の習い事について話すときには、「used to」「went to」「learned」を使って英語で表現できます。
「used to」は、過去に継続的にやっていたことを表すときに使います。
例文
- 「I used to go to a dance school.」
(昔、ダンス教室に通っていました)
「went to」は、実際に教室に通っていたことを伝えたいときに便利です。
例文
- 「I went to an art school for three years.」
(3年間、アートスクールに通っていました)
新しい技術や知識を学んだことを話すときには「learned」を使います。
例文
- 「I learned how to play the violin when I was ten.」
(10歳のときにバイオリンを習いました)
親子で過去の習い事を話すときに、ぜひ使ってみましょう。
子どもの習い事で使える英会話フレーズ
子どもの習い事について話すとき、英語では状況に応じたさまざまなフレーズがあります。
習い事に通っていることを伝えたり、予定を確認したりするときなど、知っておくと便利な表現がいくつもあります。
日常の会話や学校の英語の時間で役立つフレーズを覚えておけば、子ども自身も自信を持って習い事について話せるようになるでしょう。
ここでは、親子で楽しく学べる英会話フレーズをご紹介します。
習い事について話すときのフレーズ
自分や家族の習い事を紹介するときには、「start」「be good at」「go to」などを使って表現できます。
「start」は、習い事を始めたことを話すときに使います。
例文
- 「I started playing the violin last year.」
(去年、バイオリンを始めました)
「be good at」は、習い事で得意なことを伝えたいときに便利です。
例文
- 「I’m good at swimming.」
(泳ぐのが得意です)
教室に通っていることを話すときには「go to」を使いましょう。
例文
- 「I go to a karate school every weekend.」
(毎週末、空手教室に通っています)
さまざまな場面で使ってみてください。
英語で習い事の予定を聞いてみよう!
友だちに習い事の予定をたずねるときは、「Do you」「When」「Are you」を使って表現できます。
「Do you」は、習い事の予定があるかを確認するときに使います。
例文
- 「Do you have a swimming lesson today?」
(今日は水泳のレッスンあるの?)
「When」は、次の習い事の日にちを聞くときに便利です。
例文
- 「When is your next dance lesson?」
(次のダンスレッスンはいつ?)
予定の有無を確かめるときには「Are you」を使ってみましょう。
例文
- 「Are you going to karate practice tomorrow?」
(明日、空手の練習に行くの?)
友だち同士で予定を聞き合うときに使ってみましょう。
「クラブ活動」と「習い事」ってどう違う?
「クラブ活動」と「習い事」はどちらも学びや経験を得る場ですが、目的や運営の仕組みに違いがあります。
「クラブ活動」は、学校や地域のグループで、共通の趣味や活動を楽しむために行います。
例文
- 「I’m in the basketball club at school.」
(学校でバスケットボール部に入っています)
のように使います。
「習い事」は、個人的なスキルを習得するために、専門の教室やスクールに通って学びます。
例文
- 「I go to a piano school every Saturday.」
(毎週土曜日にピアノ教室に通っています)
のように表現できます。
学校内の活動は「club activity」、外部の習い事は「lesson」や「class」と呼ばれます。
この違いを知って、英語で正しく伝えてみましょう。
英語で「習い事の先生」ってどう呼ぶの?
習い事で出会う先生には、教える内容や指導スタイルによってさまざまな呼び方があります。
英語では、スポーツや音楽、学習など、教わる内容によって異なる呼び名を使います。
正しい呼び方を知っておけば、レッスンのときや自己紹介の場面で役立つでしょう。
ここでは、習い事の先生を英語でどう呼ぶのか、初心者にもわかりやすく紹介します。
coach:スポーツ系の先生は「コーチ」
スポーツ系の習い事の先生は、英語で「coach」と呼ばれます。
「coach」は、選手や生徒にスポーツの技術や知識を教え、競技で力を発揮できるよう指導する人を表します。
サッカーや野球、バスケットボールなど、試合や大会に向けてトレーニングを行う場面でよく使われる単語です。
また、ただ技術を教えるだけでなく、チームで協力する大切さを教えたり、選手のやる気を引き出したりする役割も担います。
スポーツ教室やクラブ活動で先生を呼ぶときには、この「coach」という言葉が使われることを覚えておきましょう。
tutor:マンツーマンの先生は「チューター」
「tutor」は、個別に学習をサポートしてくれる先生を指す英単語です。
マンツーマンで教えてもらえるため、わからないことを質問しやすいのが特徴です。
学校の教科や語学学習、受験対策などで使われることが多く、個人の学力や目標に合わせて指導してもらえます。
家庭教師やプライベートレッスンの先生を呼ぶときにも使われる表現です。
学校のクラスで教える先生とは異なり、生徒一人ひとりに合わせたペースで学習を進める役割を担う先生を指す言葉として覚えておきましょう。
instructor:ピアノやプログラミングの先生は「インストラクター」
「instructor」は、音楽やスポーツ、プログラミングなど、実技的なスキルを教えてくれる先生を表す言葉です。
理論だけでなく、実際にやってみることで身につくように指導するのが特徴です。
ピアノやギターなどの楽器、ダンスや水泳、パソコン教室など幅広い場面で使われます。
学校の勉強を教える「teacher」や個別指導の「tutor」とは異なり、技能や技術の習得を目的とした指導を行う場合に使われる言葉です。
習い事で新しいスキルを学ぶときには、「instructor」を覚えておきましょう。
日本の習い事の歴史を親子で知ろう!
江戸時代:寺子屋で読み書きやそろばんを学んだ時代
江戸時代の習い事の中心は、寺子屋での読み書きやそろばんでした。
農村から商人の町まで、全国各地に寺子屋が設けられ、子どもたちは実生活に役立つ知識を学びました。
読み書きは、日常の手紙や商売の記録に役立ち、そろばんは計算能力を鍛えるために欠かせないものでした。
当時の教育は、身分や性別を問わず受けられる場合が多く、特に商家では女の子も読み書きを学ぶ機会がありました。
師匠は地域の人々から尊敬され、学びの場は知識や教養を身につけるだけでなく、地域のつながりを深める役割も果たしていました。
明治・大正時代:ピアノや英語など西洋文化の習い事が登場!
明治時代になると、日本に西洋文化が取り入れられ、習い事の内容が大きく変わりました。
それまでの読み書きそろばんに加えて、ピアノや英語、裁縫などが新しい習い事として登場しました。
西洋の教育制度を取り入れ、音楽や外国語を学ぶ必要性が高まったことが背景にあります。
女子教育が進められたことで、音楽や洋裁が女の子たちの間で人気になりました。
ピアノ教室や英語塾が次々に開かれ、家庭教師が西洋のマナーや外国語を教えることもありました。
昭和時代:習字やそろばんなど勉強系の習い事が人気に
昭和時代は、子どもたちに学習習慣を身につけさせるために、習字やそろばんなどの勉強系の習い事が盛んでした。
そろばん教室は計算力の向上だけでなく、正確さや集中力を育てる場として人気がありました。
習字教室では、美しい字を書く練習を通して、丁寧さや姿勢を大切にする習慣が身につきました。
また、受験戦争が激化した昭和後期には、進学塾が全国的に広がり、算数や国語などの基礎学力を強化する習い事が注目されるようになりました。
平成時代:英会話やプログラミングなど未来志向の習い事が増加
平成時代は、社会のデジタル化が進み、習い事の内容にも大きな変化が見られました。
英会話教室は、国際社会で活躍するために必要なコミュニケーション力を育む場として、多くの家庭で選ばれました。
また、コンピューターを使ったプログラミング教室やロボット教室も新たに登場し、思考力や創造力を育てる場として注目されました。
さらに、学習塾やピアノ教室などの定番の習い事も引き続き人気があり、親世代から子ども世代へと習い事の文化が受け継がれていきました。
令和時代:オンラインで世界中の習い事に挑戦できる時代
令和時代に入り、習い事の形が大きく変わりました。
オンラインレッスンが普及し、インターネットを通じて世界中の先生から学ぶ機会が増えました。
英会話やプログラミングはもちろん、料理やダンス、アートなど、オンラインで学べる内容が多様化しています。
自宅から気軽に参加できるため、初めての習い事でも緊張せずに挑戦しやすい環境が整いました。
さらに、VRやAIを活用した学習プログラムが登場し、遊び感覚で楽しく学べる新しいスタイルが生まれています。
今、人気の習い事って何?
子どもの習い事は、時代の変化とともに選ばれる内容が変わってきています。
学力向上や体力づくりを目的とした習い事に加え、創造力やコミュニケーション力を育むものなど、選択肢がますます多様化しています。
親子で楽しめるものや、将来の可能性を広げる習い事も注目を集めています。
ここでは、今どのような習い事が人気を集めているのか、その特徴や背景をご紹介します。
子どもたちに人気の習い事トップ3
水泳・ピアノ・英会話が、子どもたちに人気の習い事トップ3に選ばれています。
水泳は、体力づくりに役立つだけでなく、泳げるようになることで自信を持つ子が多いことから、不動の人気を誇ります。
ピアノは、音楽の基礎が身につき、練習の積み重ねが成功体験につながる点が魅力です。
英会話は、グローバル化の影響で早期教育が広がり、習い事として定着しています。
最近、注目されている新しい習い事は?
最近、プログラミング教室が注目を集めています。
デジタル社会の進展に伴い、論理的思考や問題解決力を育むために、小学生のうちからプログラミングを学ぶ家庭が増加中です。
パソコンやタブレットを使ってゲームを作ったり、ロボットを動かしたりすることで、楽しみながら学べるのが人気の理由です。
加えて、デザインや動画編集など、クリエイティブなスキルを学ぶ習い事も増えています。
デジタル機器に触れる機会が日常的になった今、子どもたちが主体的に学び、未来に役立つ力を身につけるために、テクノロジー系の習い事が新しい選択肢として注目を集めています。
世界の子どもたちはどんな習い事をしている?
世界の子どもたちがどんな習い事をしているか知っていますか?
国や文化によって、人気のある習い事や学ぶ目的が異なります。
ある国では体を動かす習い事が人気だったり、別の国では学習系の習い事に力を入れていたりします。
子どもたちが楽しみながら学んでいる内容を知ることで、自分の習い事について考えるきっかけになるかもしれません。
ここでは、世界の子どもたちに親しまれている習い事をご紹介します。
アメリカ:スポーツやアートが定番!
アメリカでは、スポーツが子どもの習い事として定番となっています。
野球やバスケットボール、サッカーなど、チームで協力するスポーツが特に人気です。
学校や地域コミュニティでリーグが組まれ、週末になると家族で応援に行く光景がよく見られます。
スポーツを通じて、体力や協調性だけでなく、挑戦する気持ちやリーダーシップも育まれます。
また、アート系の習い事も根強い人気があり、絵画や工作、演劇などを通して創造力や表現力を伸ばすことが目的とされています。
個性を尊重する文化があるため、子どもたちの得意や好きなことを見つけるために、いろいろな習い事に挑戦する家庭も多いようです。
フランス:バレエや音楽など芸術系の習い事が人気
フランスでは、バレエや音楽などの芸術系の習い事が人気です。
芸術が生活に溶け込んでいるため、子どもたちは幼いころから美術館やコンサートに触れる機会が多くあります。
その影響で、ピアノやバイオリンなどの楽器を習う子どもが多く、地域には音楽教室やアート教室が数多くあります。
中でもバレエは、姿勢や表現力を育てる習い事として親しまれ、長く愛されています。
フランスでは、学業の知識だけでなく、芸術を通じて感性や創造力を育むことが、豊かな人間性につながると考えられています。
オーストラリア:サーフィンや水泳など自然を活かした習い事が定番
オーストラリアでは、サーフィンや水泳など、自然を活かした習い事が定番です。
広大な海岸線に囲まれた国という特性から、海で過ごす時間が日常の一部となっている家庭が多くあります。
特に、子どもが早い時期から水に慣れるため、ベビースイミングやサーフィンスクールに通う家庭が増えています。
泳ぎを覚えることは、楽しむためだけでなく、海辺での安全を守るためにも大切なスキルです。
学校でも「ライフセービングプログラム」が取り入れられ、波の扱いや応急処置の方法を学びます。
イタリア:音楽や美術を幼児期から習う文化
イタリアでは、音楽や美術が生活の一部として大切にされており、幼いころから芸術に親しむ文化があります。
教会や広場で演奏される音楽、街角に飾られる彫刻など、日常の中で自然と芸術に触れる機会が多いからです。
幼児期からピアノやバイオリンなどの楽器を習い、音楽の基礎を学ぶ子どもが多くいます。
また、絵画や陶芸などのアート教室も人気で、楽しみながら創造力を伸ばすことが目的とされています。
中国:学習塾やそろばんなど勉強系の習い事が中心
中国では、学力を重視する教育文化が根強く、学習塾やそろばんなど勉強系の習い事が人気です。
小学校入学前から読み書きや計算を学び、基礎学力を高める習い事に通う子どもが多くいます。
特に、数学や英語は将来の進学や受験を見据えて重点的に学ぶ傾向があり、そろばん教室は計算力や集中力を鍛える場として人気があります。
また、放課後や週末に塾へ通い、学校の授業内容を深める子どもも少なくありません。
教育熱が高い中国では、学びを通じて将来の可能性を広げるため、勉強系の習い事が今もなお選ばれています。
まとめ
「習い事」は英語でどう表現するかを学ぶだけでなく、世界の習い事事情を知ることで、視野や興味の幅がぐっと広がります。
国や文化によって人気の習い事や学び方に違いがあり、その背景には大切にされている価値観が隠れています。
お子さんが「こんな習い事があるんだ!」と驚いたり、英語で自分の習い事について話してみたくなったりするかもしれません。
親子で一緒に新しい表現を覚えたり、世界の子どもたちの習い事について話したりする時間は、学びの楽しさを共有する良い機会です。
ぜひ、日常の会話に取り入れて楽しんでみてください。