「日本の良いところを世界に伝えたい!」

加賀姫(会社員)

加賀姫

私が世界を目指すのは、世界に日本の良いところを伝えたいと思っているからです。大学に入るまでは外国に行ったこともなく、英語も受験で必要だから勉強する程度でした。それが、大学に入って英語を通して人生観が変わる経験が3つありました。

 まず、1つ目。オランダでの学会発表で感じた英語力のなさも手伝った日本人の内向きなコミュニケーション。研究の関係でオランダの学会に行って、ポスター発表を行いました。そこに行って思ったことは、日本の研究者は同じ日本の研究者や企業の人としかほとんど話をしない現実でした。内向きな日本人気質を垣間見得た機会でした。その時の私の英語力の不足が助長するコミュニケーション不足は国際学会のチャンスを生かしきれず、もったいないことだったと思います。この時の経験は、私がすぐに英語での専門的な話は無理でも、日常会話から、多彩な国から来た研究者と知り合いになれるような英語力を身に着けたいと思ったきっかけでした。

 2つ目。ニュージーランドへの英語研修で感じた日本の技術力。ニュージーランドでホームステイしながら英語を1か月、学びました。ホームマザーとは日常会話や家族の話で盛り上がり仲良くなることができました。でも、今となって大変後悔していることがあります。それはホストマザーのウィーン観光の話をしてくれた時のことでした。マザーは地下鉄が10分おきに来ることを私に教えてくれました。とても誇らしげに。そのことを思いだすたびに悔しいのは、私が日本の技術力について説明できなかったことです。日本にも地下鉄はもちろんあり、東京や大阪では5分もせずに、しかも正確に地下鉄はやってきます。その上、新幹線やリニアモーターカーも実用化し、世界に輸出を行うレベルの技術を持っています。英語が出来さえすればそれをすぐに説明できたのに、その時とっさにホームマザーに日本のことを説明できなかった自分の英語力の無さに日本に帰ってきてから愕然としました。ホームマザーに今度会うときは英語をもっと勉強して日本の素晴らしさを説明したいと思います。

 3つ目。英語が出来ないからこそ出来たインドネシアの先輩との友情。オンライン英会話の文章でこんなこと書いて大変申し訳ないのですが、私には英語が出来なくて感謝したことがありました。大学で奨学金の申請書を英語で書く必要があり、英語力の不安な私はインドネシア人の留学生の先輩に英語を見て頂きました。先輩は丁寧に英語を直して下さり、私の申請書は無事採用されました。それをきっかけに、その先輩とはとても仲良くなり、一緒に日本料理を作って食べたり、観光地へ旅行に行くようになりました。その先輩はお寺やお城に行った時、日本人でもあまり興味を持たないような日本文化についての私の話を、目を輝かせて聞いてくれます。私が学校で眠気を殺して聞いてきた日本の歴史が、こんなにも面白いと思えるものだったのかと再発見できました。日本人より日本語がうまく、日本が大好きな先輩は今もインドネシアと日本の架け橋となるような、日本と深く関わる仕事をしています。外国人がここまで外国の事を好きになって一生懸命になれると知って、私も英語を通して、新しいことに興味を持って、海外で活躍出来るのではないかと考えるようになりました。

 以上のように、英語を通して私は日本の良いところ、日本に足りないところを学ぶことが出来ました。英語を勉強してきた今までの経験を振り返って、思うように伝えられなくて「なにくそ!」と思うことは多々あります。しかし、それ以上に英語を通して、知らない人と仲良くなれたり、新しいことに興味を持つきっかけになって感謝することが多いです。英語をもっと本格的に勉強しようと思い、QQイングリッシュを始めてフィリピン人の先生達の明るさに励まされる毎日です。英語にめげそうになったときに、先生がおっしゃった「英語を悪く言ってはいけないよ。英語は良いものだよ」という言葉は忘れられないものとなりました。これからも英語力を磨き、なりたい自分に近づき、日本の良いところを発信できるようになり、世界を変えたいと思っています。

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