私は世界を股にかけて活躍する人になりたい。
その理由のひとつに、トラベルライターという旅行雑誌の編集に関わる職に就きたいという夢がある。なぜトラベルライターになりたいかというと、私は旅行が好きだからだ。私の体験をもとに書いた記事を読んでくれた人が、ここの国へ行きたい!旅をしたい!と感じ、最終的には、ここへ行ってよかった!また旅をしたい!と満足してもらえるような記事を書きたい。
こう思うようになったのは、私が今年の夏にタイへ一人旅に行こうと思ったきっかけが「地球の歩き方」というガイドブックだったからである。この本には、旅へ行くにあたっての必要な情報がつまっており、この一冊を持っているだけで大変心強かったのを今でも鮮明に覚えている。また、この本にはさまざまな先人の体験談も収録されていた。それを参考に旅のルートや宿を決めることは、ハラハラすると同時にとても楽しく、今異国の地で旅をしているのだという実感を持つことができた。
そしてそんな旅を続けていくなかで、私自身の体験がいつか他の誰かの役に立つのではないかと思い始めたのである。ところが、今の私にはまだまだ人の役に立つほどの経験や知識が足りない。そこで、より多くの国の情報を自分の力で集めたいと強く望んでいる。そのためには、自分の足で世界を渡り歩く必要があると確信する。
また、私は去年の春に1ヶ月半のフィリピン留学を経験している。そこでは、英語の面白さを知り、話すことの楽しさを実感した。今の私は、決して英語が得意とは言えない。けれども、英語を話すことは嫌いではない。むしろ好きである。日本人は英語を話すことに対して億劫になっているといわれているが、私は英語を話すことに一切抵抗がなくなった。なぜなら、短い留学生活の中で多くのフィリピン人の先生が、私を人間的に育ててくれたからである。この1ヶ月半の留学生活がなければ、私は英語を話すことに対して億劫に思っているどこにでもいる日本人のままだったに違いない。これだけで、フィリピンという国と英語という言語は、私という人間を良い方向へ導き、変えてくれたのだ。
世界共通語である英語を話す楽しさをもっと味わいたい、勉強したいという気持ちと探究心が、私のこれからの人生をもっと素敵なものへと変えてくれると確信する。そして私は世界へ飛び立ち、トラベルライターを志すと同時に、英語という言語ツールを取得し、知識欲を深めていきたい。
以上のふたつの理由が、私が世界を目指す気持ちと英語を楽しみ、学びたいという気持ちの源である。これから先、さまざまな人と関わり、コミュニケーションをとることが求められる時代になる。その時代において、英語というツールは、私の人生を変えてくれるものだと信じている。そして世界をこの目でみて、素晴らしさを日本のすべての人に広めたい。だからこそ、私は世界を目指すのだ。