「オバさんだって夢みる。」

優(会社員)

優

オバさんにだってチャンスはあっていいじゃないか!
いや、むしろオバさんだからこそ、選べる未来が少なくなってきたからこそ、応募してみよう!
これが今回の応募の動悸です。
英語の勉強を始めたのは三年くらい前だと思います。海外旅行に行った時に少しでも喋れたら楽しいから…とか、そういう感じの入り方だったと思います。
でもどうすれば勉強できるだろう?最近では大手の英会話スクールも倒産するような時代…。
そして色々調べていくうちにSkypeで英語が学べるというのを知り、QQEに入学しました。独りで勉強するには限度があるし、机上でやる勉強と話すことはまったく別だと体験レッスンで思ったからです。
私は結婚していません。たいして大きな企業にも勤めていない普通のオバさんです。
持っていた夢も叶わぬという現実を知り、夢見ることでは食っていけないと気付かざるをえなくなる年齢…。自力で生きて行くしかないのです。
でもそんな毎日の中で、英語を勉強することで、自分の世界がちょっと変化したことに気付きました。
海外に行った時、その国の人たちと話せること、その文化に触れる事、それはとても充実していて、ちまちまと日常を送っていたオバさんにとって、一つの楽しみであり「夢」にもなっていったのです。
そのうち、いつか海外で生活できたらなあとか、働けたらなあとか身の丈に合わない夢までみるようになりました。

色んな生き方が世界中に転がっていることに気付いたのです。

それは英語の勉強を始めなければ判らなかったことだし、一生考えることのない、見る事の無い景色でした。
たとえ絵空事だったとしても、夢も見れなかった自分よりはずっといい、ずっと今の自分が好き。
若者には可能性がある。もっと海外進出のチャンスを与えるべきだ。
そう。私もそう思います。
だけどもう崖っぷちのオバさんだからこそ、誰かに背中を押してもらわないと掴めないものがあります。若者に比べて捨てられないものが多いのです。めっちゃ多いのです。
今すぐ会社を辞めて飛び出して行きたい!と思っても現実がそれを許さないのは事実です。「そんな思い切りも出来ないくせに」と言う人がいるかもしれません。でもきっと多くの社会人の方々、特に年齢が中途半端に上の方は頷いてくれるんじゃないかなとも思います。海外に行くとして…有給もらえるかしら?と現実的に考える人達はものすごく頷いてくれるはず。

夢だけ大きくて、私は殆ど英語を喋れません。「英会話」を習っていると言わずに「英語」を習っていると人に言うのは、先生とまだ会話にすらなってないからなんです。
留学に行ったら困り果てて泣きわめくかもしれません。
うーん…オバさんの泣きわめき、見苦しい!
それでも。
明確に「将来◯◯の職業に就きたいから」とか、そういう目標はないけれど。
私が世界を目指すわけ。
微かな未来への希望を信じて。
私は今の自分以外の自分になれるかもしれないという、小さな希望を信じたいから。 
数年後、「何かを始めるのに遅いなんてことはないんだよ?」と誰かに言ってあげられるように。私は頑張ってみたい。

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